コロンビア出身の美術家、フェルナンド・ボテロ氏。南仏エクサンプロバンスで行われた展覧会「ボテロ、ピカソとのダイアローグ」で(2017年11月22日撮影)。(c)BORIS HORVAT / AFP 【9月16日 AFP】南米コロンビアのグスタボ・ペトロ(Gustavo Petro)大統領は15日、同国で最も有名なアーティスト、フェルナンド・ボテロ(Fernando Botero)氏が死去したと発表した。91歳。 「ラテン・アメリカのピカソ」と呼ばれたボテロ氏が描く、ふくよかで少しシュールなフォルムの女性やモチーフは、世界的に絶大な人気を誇った。 娘のリナさんによると数日前から肺炎にかかり、住んでいたモナコで亡くなった。リナさんは「父はパーキンソン病との闘いで、歩くことも、コミュニケーションをとることも困難だったにもかかわらず、最後まで絵を描き続けた」と語った。 生涯で残した絵画は3000点