しかし、これらのヘッドフォンは、さまざまな状況で高度な音質を提供できるものの、有線のヘッドフォンほど音質は良くありません。その理由を以下にご説明します。 ストリーミング・サービスは最近、オーディオ品質を向上させました。 この1年でApple Music、Amazon Music、Spotify(近日公開予定)など他のサービスも同様に高ビットレートのロスレス・サービスを提供しており、どれもこれまでと同じ料金で利用できます。 オーディオ品質とは?こういうバズワードを聞いてもピンとこない人のために、もう少し詳しくご説明します。デジタル音楽は、他のデジタル製品と同様に、デジタル情報(1と0)で構成されています。 1つのファイルに収めることができる情報量が多ければ多いほど、オーディオ品質は向上します。できるだけ多くの情報を得て、その曲の魅力を目いっぱい味わえたら理想的です。 しかし、情報は容量を占有
Googleのオリジナル無線イヤフォンとしては2017年に発売した左右のパッドが有線の「Pixel Buds」に次ぐ二代目。 シリコンのツノ状の突起(スタビライザー)で耳の内側にフィットするようになっており、耳にはめるとキャンディの「メントス」のように見える(AppleのAirPodsのような突起はない)。米The Vergeなどの海外メディアのレビューでは、通気孔があるため圧迫感がない半面、外部のノイズが入るとしている。 最大の特徴は、同社の音声アシスタント「Googleアシスタント」のサポートだろう。マイクとタッチセンサーを搭載しているので、「Hey Google」と言うか、パッドを叩いてから質問や命令を言うことでアシスタントと対話できる。リアルタイム通訳機能も利用可能だ。 また、スマートディスプレイ「Nest Hub Max」でも採用する「Adaptive Sound」機能で、周囲が
オンキヨーホームエンターテインメントの子会社、オンキヨーマーケティングとオンキヨーサウンドが事業を停止し、破産申請の準備を始めたというニュースは、ホームAV事業をシャープとVOXXグループの合弁会社に譲渡したときと同様、多くのオーディオファンに衝撃を与えた。 オンキヨーといえば「INTEC」という人も多いはず。写真はINTECとしては新しい2009年のシリーズ。スマホ内の音源をUSB経由で再生できた オンキヨーは、松下電器産業(現在のパナソニック)のエンジニアだった創業者が終戦直後の1946年に創業した老舗オーディオ専業メーカー。古いオーディオファンならオンキヨーが東芝資本の元にあった頃(1957年から1993年まで)、東芝系列店でオンキヨー製品が販売されていたことを覚えている人もいるかもしれない。 東芝生え抜きのオーディオブランドとして「Aurex」(オーレックス)もあったが、オーレック
ついにというべきか、ソニーから完全ワイヤレスイヤホンの新たなフラグシップ「WF-1000XM4」が発表された。 前モデル「WF-1000XM3」との比較を交えながら、アップル「AirPods Pro」のレビュー記事を書いたのが1年半以上前のこと。光陰矢のごとし、この1年半で様々な新製品が登場し、ノイキャン完全ワイヤレスはもはや当たり前になり、音質が良いモデルも多数登場している。そしてこの間、空間オーディオへの対応など、AirPods Proの機能強化もいくつか行われた。 もちろんほかの選択肢も多くあるが、それでも「アップル対ソニー」という構図にときめく方は多いはず。価格もほぼ同程度のため、どちらを買うか悩んでいる方も多そうだ。本稿では様々なポイントから、AirPods ProとWF-1000XM4を比較していこう。 ■装着感 改めて言う必要もないかもしれないが、AirPods Proの装着
先日、ZOOMからS6 SessionTrak(以下S6)という製品が発表になり、大きな話題となっています。これはS6を直接LANケーブルに接続すればインターネット経由で自分を合わせて最大6人との接続ができ、オンラインでのリモートセッションが可能というものです。考え方としては、YAMAHAのSYNCROOM(旧称NETDUETTO β)と非常に近いもののようですが、パソコンやオーディオインターフェイスが不要で、このS6に直接マイクやギターなどとヘッドホンを接続すればセッションできる形になっています。 発売は5月末の予定で、オンラインショップであるZOOM STOREのみでの販売で、価格は税込み49,800円。とくに月額使用料や従量課金の必要もなく、これさえあれば、いつでもどこでもセッションできる製品となっています。ZOOMによれば、「半径1,000km圏程度の距離なら、実際に同じスタジオに
驚きのニュースが飛び込んできました。日本を代表するオーディオ機器メーカーのオンキヨーホームエンターテイメントが5月13日、大阪地方裁判所に自己破産を申請しました。音楽がCDではなくレコードだった当時からの音楽ファンであれば特に寂しいニュースと感じるのではないでしょうか。 オンキヨーは戦後のオーディオブームを支えた名門の一角です。家電量販店の店頭などで「ONKYO」のブランドロゴを目にした中高年世代の人も少なくないでしょう。手ごろなミニコンポも販売していましたが、高級品のアンプやスピーカーでも有名でした。当時はよりよい音を聴こうと思ったら、アンプを高級品に変え、スピーカーを高級品に変え、それらをつなぐケーブルを高級品に変えることが大切な時代でした。 ハイエンドユーザーの減少が響いた 音楽の世界でこのようにして音を楽しむ習慣が変わり、高性能や最高級を志向する「ハイエンド」なユーザーが減少したこ
気を付けないと“無駄な出費”に? 今更聞けない「USB Type-C」と「オーディオ」:ふぉーんなハナシ 最近、電車やバスで移動する機会が増えました。ふと自分の周囲に目を配ると、スマートフォンで「完全ワイヤレスイヤフォン」を使う人が多くなってきたことを実感します。最近は技術の進歩もあり、有線イヤフォンと遜色のない音質を実現しているモデルもありますしね(高価ですが……)。 ただ、電波の混み合っている場所における「音の途切れ」や「遅延(レイテンシー)」が気になったり、バッテリーの充電がおっくうだったりという理由で、今でも有線イヤフォン(ヘッドフォン)にこだわる人は少なくありません。かくいう筆者も、主に「充電めんどくさい」という理由での有線イヤフォン派です。 今回の「ふぉーんなハナシ」では、USB Type-C端子しかないAndroid端末やiPadで有線イヤフォンを使う場合に気を付けたいことを
最初に結論だけ書くと、 「骨伝導イヤホンなんてまともに聞こえないんでしょ?」という思い込みを覆される音質の高さしかも音漏れがほとんどしない!軽い!電池長持ち!(8時間)耳を覆い隠したり、耳の中になにか部品を入れる必要性がなくなって楽!イヤホンからの音と、環境音や他人の話し声両方とも聞けて「ながら聞き」に便利圧倒的高音質を楽しみたい、と言うときに使うものではないという感じです。総評としては100点満点で99点。圧倒的音質じゃない点だけ(自分的にはそれはマイナスですらないですが)。最高におすすめ。 これまで自分は仕事をするときでも必ず何かの動画を横でかけて、画面はほとんど見ずに音だけ聞きながら作業する、というスタイルでした。なので一日中ほぼずっとなんらかしらのイヤホンが必要だったわけです。 ところが、いわゆる耳の中に器具を入れる系のイヤホンだとほんの一時間もすると耳が痛くなってくるという問題に
移転しました。 テレビの音まじでスカスカやん・・。 手軽に音質を上げる方法ないかな・・。 ヤマハのサウンドバー YAS-108はこんな悩みを解決してくれるアイテムです。 ▼こんなメリットがあります ・設置がめちゃ簡単 ・映画が楽しくなる ・ゲームも大迫力 ・セリフがくっきり ・型落ちで鬼安い ・スマホから流せる ・サブウーファーの拡張も可能 みなさん、無音でゲームをやったことはありませんか? 私たちが映画やゲームから感じる臨場感や迫力・没入感って、「音」の影響がとても大きいんですよね。 YAS-109なら1万円台で自宅に設置するだけのプチリフォームができちゃいます。 私が買ったときは23,000円したのに! ゲームや映画などの娯楽をもっと充実させたい方にとって、とてもおすすめな選択肢です。 それでは早速、ヤマハ サウンドバー YAS-108をレビューしていきます! ヤマハ サウンドバー 4
新型コロナウイルスの感染の広がりから、在宅勤務などを行いイヤホンをつける機会も多くなっています。SNS上では、イヤホンを長時間つけたことによる外耳炎に注意を呼びかける医師のツイートが話題になっていて、この医師は使い方に気をつけ、痛みを感じる場合は医療機関を受診してほしいと呼びかけています。 在宅勤務やテレワークを導入する企業も増える中、SNS上では、「リモートワークのせいか周りで外耳炎を発症する人が増えてきた」など外耳炎に関する投稿が多くなっています。 イヤホンなどを長時間使うことに注意を呼びかける専門医のツイートも、リツイートが3000を超えるなど話題となっていて、この医師は「外耳炎の患者が“在宅勤務でずっとイヤホンを耳に入れていた”と訴えるケースが増えたと感じている」ということです。 医師によりますと、耳の穴にイヤホンを入れて長時間使うことで、皮膚に慢性的な刺激が加わって炎症を起こし、
すでにご存じの方も多いと思いますが、先月、ZOOMからデジタルミキサー/レコーダーと銘打たれた機材、LiveTrak L-8という機材が税込み40,000円程度の価格で発売されてました。見た目はコンパクトなミキサーという感じですが、実際触ってみたら、これがトンでもないスーパーマシンでした。 一言でいえば8chのデジタルミキサーでありながら、12in/4outのオーディオインターフェイスであり、内部にSDカードを入れてマルチトラックレコーディングができるし、デジタルエフェクトも搭載し、6つのボタンでポン出しもできる……などなど、これでもか、というほどの機能を持った機材。実は2年前に「こんなデジミキを待っていた!ZOOMのコンパクトな12chミキサー、LiveTrak L-12が万能で超便利!」という記事で紹介したことのあるLiveTrak L-12の弟分として登場した機材ではあるのですが、さ
スウェーデンSpotifyのダニエル・エクCEOは6月8日(現地時間)、年次投資家向けイベントで、オーディオブック(audiobook)市場に参入すると発表した。 オーディオブックとは、書籍の筆者や声優などが書籍を音読したものを収録したコンテンツ。米Amazon.comが「Audible」で提供するサービスなどがある。 Spotifyは昨年、オーディオブックの作成・販売を手掛ける米Findawayを買収することで合意したと発表しており、既にこの市場に参入するとみられていた。この取引はまだ完了していないが、「オーディオブックは大きなチャンスだと確信している」とエク氏は語った。 エク氏は、具体的なサービス構想については説明しなかったが、音楽ストリーミングでスタートした同社は現在、Podcastも提供しており、オーディオブックもPodcastと同様にサービスの一部として提供するとみられる。 ある
「今、ちょうどMate 50シリーズの発表会をしていますよ。5Gには対応できなかったけど、衛星通信と接続できます」 9月6日に中国通信機器メーカーファーウェイ・ジャパンのオフィスを訪ねると、端末部門の日本・韓国地域トップを務める楊涛(ヤンタオ)氏が、スマートフォンを取り出し発表会の生配信を見せてくれた。 その日、ファーウェイはハイエンド端末Mateシリーズの新製品を2年ぶりに発表した。だが、米国の輸出規制によってアンドロイドOSやグーグルのアプリストアを搭載できないことから、同製品は日本では発売予定がない。 当日のガジェット界の話題は、アップルが7日(現地時間)に発表するiPhone 14一色に染まっていた。 ファーウェイは2020年6月のP40シリーズ以来、日本でスマートフォンをリリースできていない。企業の「顔」ともいえる商品を失ってから、楊氏は「日本のお客様にとっての製品の価値を、より
OpenAIの音声認識モデルWhisperを利用し音声をテキストへ書き起こしてくれるMacアプリ「MacWhisper (Whisper Transcription)」がリリースされています。詳細は以下から。 ChatGPTやGPT-3などを開発しているOpenAIは2022年09月、Web上から収集した68万時間にも及ぶ音声データを利用し学習させた自動音声認識(ASR: Automated speech recognition)システムWhisperを公開しましたが、その音声認識モデルを利用して音声ファイルをテキストへ変換(書き起こし)してくれるMacアプリ「MacWhisper (Whisper Transcription)」が新たにリリースされています。 Quickly and easily transcribe audio files into text with OpenAI’s
電子楽器メーカー・ローランドが創業50周年を記念し、ピアノで弾いた音を発するスピーカーをドローンに組み込んだ「ドローン・スピーカー」を開発しました。 飛躍するサウンド:未来のピアノと出会う - Roland Articles https://articles.roland.com/ja/soaring-sound-meet-the-piano-of-the-future/ 以下の画像をクリックすると、ドローン・スピーカーのコンセプトムービーが再生されます。 このドローンは、中央に置かれたデジタルピアノの音をそのまま再生するスピーカーを搭載した特殊な機体。このスピーカーで音を鳴らすことにより、実際に演奏者の周囲の空間から「降り注ぐように」音が聞こえ、演奏者は音のシャワーを浴びているような感覚になれるとのこと。 ピアノの中には、360度あらゆる方向に音を発する「スピーカー・ボール」が内蔵されて
老舗オーディオメーカーのオンキヨーホームエンターテイメントが7月、AV機器事業をシャープと米音響機器メーカーの合弁会社に譲渡する見通しとなった。音楽市場がデジタル化したことへの対応に遅れ業績が悪化し、オンキヨーが平成27年に買収したかつての「オーディオ御三家」パイオニアのAV機器事業もまとめて手放さざるを得なかった。ともに高い音質で世界的に評価された国産オーディオブランド。その行方に注目が集まっている。 iPod登場が転機にオンキヨーは松下電器産業(現パナソニック)出身の故・五代武氏が、「大阪電気音響社」として昭和21年に創業した。音質を追求したオーディオ機器を手掛け、名門ブランドとして海外でも高い評価を受けてきた。 一方のパイオニアは特にスピーカーの評価が高く、かつて山水電気、トリオ(現JVCケンウッド)と合わせて国内の「オーディオ御三家」とされた。この3社は社名から「サン・トリ・パイ」
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