北朝鮮が、キム・ジョンウン総書記の立ち会いのもと極超音速ミサイルの発射実験を行ったと発表したことについて、専門家は、迎撃されないよう軌道が曲がるミサイルの開発を急いでいると指摘した上で、実用化に向けて今後も発射実験を続けるという見方を示しました。 12日付けの朝鮮労働党機関紙「労働新聞」はキム・ジョンウン(金正恩)総書記の立ち会いのもと、国防科学院が極超音速ミサイルの発射実験を11日行ったと伝え「弾頭が、1000キロ先の水域に設定された目標に命中した」として発射実験に成功したとしています。 ミサイルに詳しい東京大学先端科学技術研究センターの小泉悠専任講師は、北朝鮮が年明けから相次いで極超音速ミサイルだとするミサイルの発射実験を行っていることについて「短期間で発射実験を繰り返すことで、実用化を急いでいるとみられる」と指摘しました。