ヤマハ発動機は、受託開発中であるEV用電動モーターを自社製品にも搭載する予定であることが分かった。当初は試作モーターを社外から受託開発する事業向けだったが、適用範囲を広げた。受託開発と社内展開の2軸で、幅広いモビリティー製品に搭載する可能性を探る。 同社は、2020年2月に発表した最高出力35kWの電動モーターを自社製品に搭載する予定だ(図1)。モーター開発の責任者を務める、同社技術・研究本部AM開発統括部AM第2技術部長の原隆氏は「搭載車種など詳細はまだ非公開だが、さまざまな製品に共通で使えるモーターの強みを生かして検討している」と意気込む。