中国・比亜迪(BYD)が、新しいプラグイン・ハイブリッド・システムを初搭載した2車種のセダンを中国市場に投入した。これまでのシステムから燃費性能や走行可能距離を向上させ、満充電で満タンに給油した状態から2100km(NEDCモード、以下同)を走行できるとする注)。同社の値下げ攻勢が続く中、エンジン車やハイブリッド車(HEV)を主力とする日本勢にとってはさらなる脅威となりそうだ。 注)BYDは今回の新型車では、主にNEDCモードを使用している。現在中国で一般的なCLTCモードでの走行可能距離や燃費は公開していない。これは、同社の過去のプラグイン・ハイブリッド・システムからの性能の進化を主張するためとみられる。CLTCモードを基準とする燃費性能や走行可能距離の数値は一般に、NEDCモードに比べ悪化する。 BYDは2024年5月末、2車種のセダンタイプのプラグインハイブリッド車(PHEV)を、主