先日発売された雨宮処凛さん著作の『生きさせろ! 難民化する若者たち 』を読んでいます。いわゆる「自己責任」と「自己責任論」の間で著者自身も揺れ動きながら、同年代のフリーター、ニートの働く実態像をとらえようと四苦八苦しながらも価値判断をきっぱりかけていくさまが書かれていて、私はそこが雨宮さんの独自な視点でもあり、誠実さであるように思えて非常におもしろいと思いました。 タイトルと帯だけ見ると、いっけん熱いだけの本かと思いますが、冷静な本です。おすすめします。詳しい書評は雑誌に書く予定なので、もっとちゃんと読みますが、今日は雨宮さんのように社会の構造や貧困やワーキングプアの実態に目を向けた本ではなくハウツー系の本の主張がどうなっているのか。そこにも興味があって、調べてみました。いっしょに読んでみるとおもしろいかもしれません。 こういったハウツー系の本のメッセージは、「お金がなくてもまったり」とか