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内田樹の検索結果161 - 200 件 / 715件

  • 自由論 - 内田樹の研究室

    アメリカにおける自由と統制 アメリカの話をしようと思う。自由を論じるときにどうしてアメリカの話をするのかと言うと、私たち日本人には「自由は取り扱いのむずかしいものだ」という実感に乏しいように思われるからである。私たちは独立戦争や市民革命を経由して市民的自由を獲得したという歴史的経験を持っていない。自由を求めて戦い、多くの犠牲を払って自由を手に入れ、そのあとに、自由がきわめて扱いにくいものであること、うっかりすると得た以上に多くのものを失うかも知れないことに気づいて慄然とするという経験を私たちは集団的にはしたことがない。「自由」はfreedom/Liberté/Freiheitの訳語として、パッケージ済みの概念として近代日本に輸入された。やまとことばのうちには「自由」に相当するものはない。ということは、自由は土着の観念ではないということである。 私たちはややもすると私たちは「自由というのはす

    • 小田嶋隆『東京四次元紀行』について - 兵庫慎司のブログ

      小田嶋隆の遺作となった……いや、この後も、すでに書かれたものをまとめた本が出る可能性はあるし、大いに出してほしい、買いますので、とも思うが、少なくとも「生前に出た」という意味では遺作となった、著者初の小説が『東京四次元紀行』である。 「あとがき」に明記されているように、この短編小説集の元になった雑誌連載は、2014年の春、月刊サイゾーと、季刊の総合誌SIGHTで、ほぼ同時に始まっている。 SIGHTの方は『小田嶋隆の私物小説』というタイトルだった。自分の記憶に残っている「物」をモチーフにして、過去のことを書いていく、という設定なので、ご本人の発案で、そういうタイトルに決まった。 SIGHTでは、その前の号までは、『小田嶋隆の万巻一読 ベストセラーを読む』という連載が、長いこと続いていた。ざっくり言うと、「その時に売れているベストセラー本を読んで批判する」という趣旨だった。そうではなく、肯定

        小田嶋隆『東京四次元紀行』について - 兵庫慎司のブログ
      • 2020.4.24 誰でもできるということ - カメキチの目

        カメキチの目 『内田樹による内田樹』。 2冊目のきょうは ■『先生は偉い』 誰だって教師になれる 初めに【引用】 教育が成立するのは、教壇の向こう側に立っているものが子どもたちに向かって 「あなたは自分がなぜ教育を受けなければならないのか、その理由を知らないが、 私は知っている」 という知の非対称性が成り立っている場合だけです。 〈誰だって教師になれる〉 結婚がそうです。運命の赤い糸で結ばれた理想的な配偶者に巡り会って、お互いに 尊敬し合い、激しく愛し合っていなければ、結婚してはいけないというような 高いハードルを設定していたら、人類はとっくの昔に死滅していたでしょう。 親族の形成は人類の存続に不可欠の営みです。 だとすれば、子どもたちを育てるときには「こういう人じゃなくちゃ嫌だ」と いうような選り好みさせないで、「誰と結婚しても、そこそこ幸せになれる」 ような度量の大きさと適応力を涵養す

          2020.4.24 誰でもできるということ - カメキチの目
        • アメリカの新しい論調から「ベーシックインカムについて」 - 内田樹の研究室

          Foreign Affairs Report を定期購読している。アメリカの本家のForeign Affairs の主要記事を和訳してくれたもので、雑誌の性格上、ホワイトハウスの政策決定過程に関与している、あるいはしたことのある人の寄稿が多いので、アメリカが今何を問題にしているのかを知る上ではたいへん貴重な情報源である。でも、「おう、俺も読んでるぜ」という人に会ったことがない。どうしてなんだろう。ほんとに貴重な情報源なんだけど。 ともかく、その2020年11月号に、日本人もよく読んでおいた方がいいと思われる記事があった。情報を共有しておきたいと思う。 それはカナダの学者のベーシックインカム(BI)論である。 2020年の大統領選の民主党候補に立候補したアンドリュー・ヤンはすべてのアメリカの成人に月額1000ドルを給付するというBIのアイディアを提示した。残念ながら、まったく支持が広がらず、

          • 本屋さんを支えたい。 ブックストア・エイド(Bookstore AID)基金 | MOTION GALLERY

            新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言が全国に発令され、出口のみえない外出自粛要請と休業要請の日々の中で、全国の書店・古書店を支援するため、有志で立ち上げたプロジェクトです。 足を踏み入れた先にあるのは、本との思いがけぬ出会い 足を踏み入れた途端、その空間には、別の時間が流れていることを全身で感じます。街の喧騒とははっきり異なる静けさ。視界を埋め尽くすたくさんの本棚。そして、気になった本を手に取ってページに視線を落とす人。後ろ手を組んでじっと本棚を見つめる人。この本が面白かったよと、少し小さな声で話す人たち。一冊一冊、丁寧な手付きで本を棚に並べていく店員。目の前に広がるその光景に、気持ちがふっと穏やかになるのを感じ、やさしく包み込まれるような思いをしたことがある人は、多くいるのではないでしょうか。 百年(東京都) あらゆることについて書かれた本があります。ほろ苦い青春も、目の離せな

              本屋さんを支えたい。 ブックストア・エイド(Bookstore AID)基金 | MOTION GALLERY
            • 内田樹 on Twitter: "1975年卒業前にある宗教団体から全卒業生宛てに「3週間アメリカ旅行無料ご招待」の案内が届きました。義務は帰国後に報告会でレポートするだけ。結構な数の学生が「ただ旅行」に出かけました。ある宗教団体はこうやって「いずれ政官財で出世しそうな学生」を囲い込んでいたのでした。"

              1975年卒業前にある宗教団体から全卒業生宛てに「3週間アメリカ旅行無料ご招待」の案内が届きました。義務は帰国後に報告会でレポートするだけ。結構な数の学生が「ただ旅行」に出かけました。ある宗教団体はこうやって「いずれ政官財で出世しそうな学生」を囲い込んでいたのでした。

                内田樹 on Twitter: "1975年卒業前にある宗教団体から全卒業生宛てに「3週間アメリカ旅行無料ご招待」の案内が届きました。義務は帰国後に報告会でレポートするだけ。結構な数の学生が「ただ旅行」に出かけました。ある宗教団体はこうやって「いずれ政官財で出世しそうな学生」を囲い込んでいたのでした。"
              • 内田樹 on Twitter: "東京五輪は歴史的失敗に終わると思います。「失敗したら私が責任を取る」という人間がどこにもいないからです。そういうプロジェクトは必ず失敗します。"

                東京五輪は歴史的失敗に終わると思います。「失敗したら私が責任を取る」という人間がどこにもいないからです。そういうプロジェクトは必ず失敗します。

                  内田樹 on Twitter: "東京五輪は歴史的失敗に終わると思います。「失敗したら私が責任を取る」という人間がどこにもいないからです。そういうプロジェクトは必ず失敗します。"
                • 映画『三島由紀vs東大全共闘 50年目の真実』公式サイト

                  禁断のスクープ映像、その封印が遂に紐解かれた! 稀代の天才作家・三島由紀夫と、血気盛んな東大全共闘の討論会の全貌だ。時は1969年5月13日。東大駒場キャンパスの900番教室に、1000人を超える学生たちが集まり、三島を今か今かと待ち受けていた。旧体制変革のためには暴力も辞さない東大全共闘のメンバーが、この討論会の首謀者だ。世界各国が政治の季節に突入していたこの頃、日本でも自分たちの手で国を変えようとする学生運動が激化していた。この年の1月には、安田講堂を占拠していた東大全共闘に対して機動隊が出動、ガレキと火炎瓶で迎え撃った学生たちが、機動隊の催涙弾と放水攻撃の前に敗北するという事件が起きていた。今の日本では想像もつかないほど、センセーショナルな嵐が吹き荒れていた時代なのだ。そんな危険きわまりない若者たちが、「三島を論破して立ち往生させ、舞台の上で切腹させる」と盛り上がり、異様なテンション

                    映画『三島由紀vs東大全共闘 50年目の真実』公式サイト
                  • - 内田樹の研究室

                    Q:以前ご返信をいただいた「きげんをよくすること」の中で、「救難信号を聴き取ってくれそうな甘さ」というお話がありました。わたしも、そういう方々に幾度となく甘えさせてもらったかわからないな...と内田先生やたくさんのお世話になった方々のお顔を思い浮かべながら、ふと感じたことがありました。 救難信号を受け取れてしまう方々は、「聴こえちゃう」から、その人たちにばかり救難信号が届いて、てんてこまいになってしまうのでは...と。 ちょっと話が違うかもしれないのですが、きげんよくしている人や元気な人に、「あいつ元気そうやし、こんくらい(あるいはこういう類の)仕事させても、いけるやろ」的な発想で、仕事がガサガサと振られるようなケースです。 そうして仕事がバンバン飛んできても、サクサク捌ける人だと問題ないと思うのですが、仕事が増えすぎると、そういうふうにできない状態になってしまうこともあると思うんです。

                    • 「桜を見る会」考:味方なら「いい思い」敵なら「冷や飯」 安倍政治の本質を可視化 内田樹氏 | 毎日新聞

                      2020年を迎えた。「めでたさも中くらいなり」どころか、今年も例の「桜を見る会」の暗雲が永田町を覆いそうである。疑惑は大小、数あれど、せっかくの新春、巨視的に考えたい。思想家の内田樹さん(69)に「戦後日本」「近代市民社会」という文脈でこの問題を読み解いてもらった。【吉井理記/統合デジタル取材センター】

                        「桜を見る会」考:味方なら「いい思い」敵なら「冷や飯」 安倍政治の本質を可視化 内田樹氏 | 毎日新聞
                      • 「安倍晋三は保守だった」といまだに誤解している情弱作家【適菜収】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

                        「保守」という言葉が歪曲されたまま安易に使われている。その代表例が、自称保守の安倍晋三だった。その周辺は、百田尚樹をはじめとするエセウヨ、ビジウヨの類のいかがわしい連中が固めていた。日本を破壊する勢力としては、維新も同類だ。猪瀬直樹、藤巻健太、梅村みずほ……。世の中をなめきった議員が集結した維新の腐敗はとどまるところを知らない。近著『日本をダメにした新B層の研究』で近代大衆社会の末路を鋭く分析した適菜収氏の「だから何度も言ったのに」連載第41回。 百田尚樹 ■吉田松陰と安倍晋三 菅義偉がBSよしもとのニュースショー「ワシんとこ・ポスト」にスペシャルゲストとして登場し、自らが推進した地方創生政策を振り返ったという。収録には新喜劇で使用したうどんの屋台セットを設置。菅は「地方を大事にしている吉本さんらしい」と持ち上げたという。嫌な世の中になりましたね。 * ネトウヨライターの百田尚樹が「保守政

                        • ガザを想う 帝国の智慧と欧米のダブルスタンダード - 集英社新書プラス

                          内田樹先生、山本直輝先生との共著『一神教と帝国』を上梓した中田考先生。イスラエル・ハマス紛争をめぐる問題の淵源について、イスラームの観点から深くとらえる論考を寄稿いただきました。 奥行きのあるトルコのイスラエル批判 ガザは旧約聖書にも名前が登場する旧(ふる)い町です。「ヨシュア記」によると預言者ヨシュアがガザの地を奪っていますし、「列王記上」にはソロモン王がガザの地を治めたと記されています。 7世紀にはアラビア半島にイスラーム勢力が勃興すると第二代正統カリフ・ウマルの時代にシリアはイスラーム帝国に組み込まれ、それ以来、ガザのアラブ化、イスラーム化が進みます。そして16世紀にオスマン帝国がマムルーク朝を滅ぼし、シリア、エジプトを支配下に置きスンナ派イスラーム世界の盟主となるとガザも他のパレスチナの地と同じくオスマン帝国の支配下となりました(1516―1917年)。 オスマン帝国の崩壊後、パレ

                            ガザを想う 帝国の智慧と欧米のダブルスタンダード - 集英社新書プラス
                          • 今週のはてなブックマーク数ランキング(2024年7月第2週) - はてなブックマーク開発ブログ

                            はてなブックマークのブックマーク数が多い順に記事を紹介する「はてなブックマーク数ランキング」。7月8日(月)~7月14日(日)〔2024年7月第2週〕のトップ30です*1。 順位 タイトル 1位 誰も教えてくれない「分かりやすく美しい図の作り方」超具体的な20のテクニック | TomoyukiArasuna.com 2位 クソ不動産業界の闇 マンション売却で500万損しないための警告 3位 集中して作業する技術/how_to_work_deeply - Speaker Deck 4位 【証拠写真入手】旭川殺人事件被告と警察官らの醜態|警視ら13人カラオケ店で飲食 | HUNTER(ハンター) 5位 初めてスティック掃除機を買う前に知っておけ 6位 フルリモートで田舎に戻ったけど文化がなくて無理すぎる 7位 ふかわりょう「石丸さん、サブウェイ注文できるかな」から始まる大喜利大会 - Toge

                              今週のはてなブックマーク数ランキング(2024年7月第2週) - はてなブックマーク開発ブログ
                            • 反出生主義者は日本スゴイ論というルサンチマンで満足できる愛国者を見習おう - 逆寅次郎のルサンチマンの呼吸

                              街歩きして船橋の残酷さを味わった話、まあまあ共感してくれたか。 gyakutorajiro.comよかったよかった。 反出生主義と絡めたコメントもあった。 街づくりとは暴力性を含む行為であり「金が無いやつは来るな」という強欲さによってデザインされた街は排除建築にあふれ公共空間は排他的経済地域に変貌する - 逆寅次郎のルサンチマンの呼吸 [社会] 出生とは暴力性を含む行為であり、「金も金を稼ぐ能力もないやつは生まれてくるな」という排他性をそもそも含んでいる。この世は地獄だ。人類は滅んでもよい。 2023/01/30 21:14 b.hatena.ne.jp 心理学者ブレネー・ブラウンがいう「自分はありのままで愛される価値がある、と信じている」自尊心、があれば、反出生思想は想像にも上がらないかもしれない。 沖縄から貧困がなくならない、本当の、本当の理由(樋口耕太郎)|ポリタス 『沖縄県知事選2

                                反出生主義者は日本スゴイ論というルサンチマンで満足できる愛国者を見習おう - 逆寅次郎のルサンチマンの呼吸
                              • サコ先生のこと - 内田樹の研究室

                                京都精華大学の学長(ということは私のボス)であるウスビ・サコ先生の『サコ学長、日本を語る』という本が朝日新聞出版から出た。頼まれて解説を書いた。以下に採録する。 サコ先生のことを思いつくままに書いていたら、依頼された字数の二倍以上になってしまいました。だから、「なれそめ」とかその他のエピソードは全部省略。日本ではじめてアフリカ人・ムスリムの学長が誕生したことの教育史的意義についても、他の方がどこかできちんと書いてくれると思うので、それも割愛。「サコ先生はどうして日本で大学の先生になる気になったのか?」という問いだけに絞って書きます。 僕はこれまで日本で暮らす外国人とたくさん会ってきましたけれど、サコ先生ほどナチュラルに日本語を話す人には会ったことがありません。大学教員の欧米人の中にはときどきば「意地でも日本語を話さない」という人がいますから、ほんとうに例外的です。どうしてなんでしょう? も

                                • 竹田恒泰氏による山崎雅弘さんへの名誉毀損裁判費用への寄付のお願い(案) - 内田樹の研究室

                                  これは「お願い」の案文です。まだ正式のものではありません。 今週中にクラウドファンディングが開始されましたら、改めてお知らせ致します。現段階では、支援活動の趣旨と「呼びかけ人」にこれだけの方が短期間に集まってくださったことを感謝をこめてご報告したいと思います。 まず、呼びかけ人に応じてくださった皆さんのご厚志に心から感謝申し上げます。 3月23日午前0時をもって「呼びかけ人」の参加を締め切りました(手作業でアップデートするのがたいへんなので・・・すみません)。これ以降はクラウドファンディングの「賛同者」というかたちでお名前をネット上に公開してゆきたいと思います。「呼びかけ人になりたかった」という方、ごめんなさい。お気持ちだけ頂いておきます。 短期間に、これだけの方々が集ってくれたのは、このような事案についてきちんと「ことの筋目を通す」努力を積み重ねることによってしかこの国を「正義と条理の通

                                  • 反知性主義者たちの肖像 - 内田樹の研究室

                                    「日本の反知性主義」というタイトルはリチャード・ホーフスタッターの名著『アメリカの反知性主義』から借りた。この書物の中で、ホーフスタッターは、アメリカ社会は建国のときから現在に至るまで、知性に対する憎悪という、語られることの少ない情念を伏流させてきており、それは間歇的に噴出してそのたびに社会に深い対立と暴力を生み出してきたという大胆な知見を語った。急いで付言しなければならないが、ホーフスタッターはこれを単純な「知識人対大衆」の二元論として語ったわけではない。経験が教えてくれるのは、知識人自身がしばしば最悪の反知性主義者としてふるまうという事実である。ホーフスタッターはこう書いている。 「反知性主義は、思想に対して無条件の敵意をいだく人々によって創作されたものではない。まったく逆である。教育ある者にとって、もっとも有効な敵は中途半端な教育を受けた者であるのと同様に、指折りの反知性主義者は通常

                                    • 「物語という共感装置」がもたらすダークサイド

                                      コンテンツブロックが有効であることを検知しました。 このサイトを利用するには、コンテンツブロック機能(広告ブロック機能を持つ拡張機能等)を無効にしてページを再読み込みしてください。 ✕

                                        「物語という共感装置」がもたらすダークサイド
                                      • コミュニズムのすすめ - 内田樹の研究室

                                        『だからあれほど言ったのに』所収の一文であるが、これをブログに上げたのは、ある学習塾の小学校六年生対象の模試に以下の文章が使用されたからである。これを小学校六年生に読ませたのか・・・と思うと驚く。世の中は変わりつつあるのかも知れない。 現代日本の際立った特徴は富裕層に属する人たちほど「貧乏くさい」ということである。富裕層に属し、権力の近くにいる人たちは、それをもっぱら「公共財を切り取って私有財産に付け替える」権利、「公権力を私用に流用する権利」を付与されたことだと解釈している。公的な事業に投じるべき税金を「中抜き」して、公金を私物化することに官民あげてこれほど熱心になったことは私の知る限り過去にない。 税金を集め、その使い道を決める人たちが、公金を私財に付け替えることを「本務」としているさまを形容するのに「貧乏くさい」という言葉以上に適切なものはあるまい。今の日本では「社会的上昇を遂げる」

                                        • 内田樹氏、「断韓」を中刷りにした週刊ポストに怒ったわけ(ニュースソクラ) - Yahoo!ニュース

                                          神戸女学院大学名誉教授の内田樹氏に『週刊ポスト』の嫌韓的記事の特集を入り口に、横行する排外主義などについて聞いた。内田氏は背景に、中国など独裁国家の経済的成功があるという。(聞き手は角田裕育) ――今回の『週刊ポスト』の嫌韓的排外主義的な記事の見出しに憤りを表明し、今後は一切寄稿しないと宣言されました。しかし『週刊ポスト』関係者は記事の内容は数号前から変わっていないのにと考えているようです。 内田樹氏(以下内田) 週刊ポストの実売は35万部、記事の詳細にまで眼を通す人は多くありませんが、新聞広告の見出しや中づり広告はその数十倍の人の目に触れます。そして、多くの人は見出しで世論の潮目を判断する。 日本には五十万の在日韓国・朝鮮人の人がいます。「韓国なんていらない」という文字列を見たら、どれほど不安な思いに駆られるか。見出しだけで判断するな、記事の詳細を読んでから文句を言えという人がいますが、

                                            内田樹氏、「断韓」を中刷りにした週刊ポストに怒ったわけ(ニュースソクラ) - Yahoo!ニュース
                                          • 「それは個人の感想でしょ?」相手を黙らせても問題解決には1ミリも役に立たない…内田樹が反対する“知のアナーキー” | 文春オンライン

                                            非常識で、冷笑的な人々が増えたこの国で、〈大人の頭数を増やす〉ために何ができるのか? そんな大テーマに挑んだ新著『街場の成熟論』が話題の内田樹氏が語る、「人を見る目のやしない方」。(全2回の1回目/続きを読む) 内田 いま日本社会では、物事をAll or Nothing、白か黒かの二項対立で雑にカテゴライズして、「だからこれはダメなんだ、間違っている」と切り捨てる単純思考が蔓延しています。そういう議論の立て方で、自説は100%正しくて、相手の議論は100%間違っているというタイプの言葉づかいをする人が非常に多くなっていますが、実際には、そんなことはないんです。「盗人にも三分の理」で、どんな偏頗な主張でも、そこには一抹の理がある。正しさにもグラデーションがあり、間違いにもグラデーションがある。 だいたいは正しいこと言ってるけれど、若干の事実誤認があるということもあるし、ある状況にはよくあては

                                              「それは個人の感想でしょ?」相手を黙らせても問題解決には1ミリも役に立たない…内田樹が反対する“知のアナーキー” | 文春オンライン
                                            • 維新についてのアンケート - 内田樹の研究室

                                              ある全国紙から大阪の維新の人気についてアンケートを受けた。説明が要るので長い回答を書いたが、紙面に載るのはこの10分の1くらいなので、オリジナルを掲載しておく。 Q1:大阪維新の会は立ち上げから10年を迎えました。当初は橋下徹氏の人気頼みの面が否めませんでしたが、15年に橋下氏が去った後も、高い支持を誇っています。平松市長時代に大阪市の特別顧問も務めた内田様からご覧になって、橋下氏が不在でも維新がこれだけの支持を得続けているのはなぜだと思われますか。 大阪の人に訊くと、とにかく維新の議員たちは「どぶ板選挙」に徹して、地域住民の声を汲み上げる点で他党に優れているそうです。でも、「どぶ板」は自民党はじめ他党もやってきていることですから、そこに決定的な差があるとは思いません。やはり維新のイデオロギーが大阪の人たちに広く好感されているのだと思います。 僕はそれは一種の「リバタリアニズム」ではないか

                                              • 「維新の会」とは要するにどういう集団だったのか?【適菜収】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

                                                「維新の会」とは要するにどういう集団だったのか?【適菜収】 【隔週連載】だから何度も言ったのに 第40回 不正受給、パワハラ、ストーカー、公然わいせつ、署名偽造、飲酒ひき逃げ、中学生を恐喝、殺人未遂……。これらの不祥事・犯罪の数々は、維新の会の政治家が引き起こしたものである。〝維新クオリティ〟と呆れられているこの不良政党の暴走はいったいどこまで続くのか? 近著『日本をダメにした新B層の研究』で近代大衆社会の末路を鋭く分析した適菜収氏の「だから何度も言ったのに」連載第40回。 日本維新の会。左から馬場伸幸, 足立康史, 梅村みずほ ■過ちは何度も繰り返される 「SNS疲れ」という言葉がある。私もSNSと少し距離を置こうと思っているが、別に疲れたわけではない。単純に使いづらくなったからだ。ある日を境に私のツイッターのbotがつぶやかなくなった。まとめて投稿を削除するアプリも使えなくなった。調べ

                                                • 「関東大震災で朝鮮人虐殺はなかった」とみなす人々の“奇っ怪なロジック”を内田樹が暴く | 文春オンライン

                                                  「オルタナティブ・ファクト」(代替的事実)、「ポスト真実の政治」という言葉が世界を席巻する時代、私たちは自国の歴史とどう向き合うべきなのか? 新著『街場の成熟論』が話題の内田樹氏が語る、今こそ司馬遼太郎から得るべき学びとは。 朝鮮人虐殺は公文書で確定されている歴史的事実 ――関東大震災から100年をむかえた本年、朝鮮人虐殺について松野官房長官が「政府内で事実関係を把握できる記録が見当たらない」と発表したことに衝撃を受けました。 内田 官房長官の発言は、小池都知事の追悼文送付拒否と並んで、「オルタナティブ・ファクトの時代」を典型的に象徴するものだと思います。 小池都知事は虐殺犠牲者を悼む式典への追悼文を2017年以降送っていませんが、その理由を問われて、「何が明白な事実かについては、歴史家がひもとくものだ」「様々な見方がある」という言い方をして、歴史に向き合うことの政治責任を放棄していますが

                                                    「関東大震災で朝鮮人虐殺はなかった」とみなす人々の“奇っ怪なロジック”を内田樹が暴く | 文春オンライン
                                                  • よくわからない異世界=異文化の社会制度の理解 ~言語と数学による本質的な理解の方法(付:橋爪大三郎『はじめての構造主義』/内田樹『寝ながら学べる構造主義』/レヴィ=ストロース『親族の基本構造』/フレイザー『金枝篇』) - 日々是〆〆吟味

                                                    言葉と数学による本質的理解 〜レヴィ=ストロースの交叉イトコ婚の場合を参考にしてみよう! 未開部族とフィールドワーク よくわからない未開部族の制度 未開部族の制度と現代数学 構造主義と数学と言語 参考となる本 【橋爪大三郎『はじめての構造主義』/内田樹『寝ながら学べる構造主義』】 【レヴィ=ストロース『親族の基本構造』】 【ヴェイユ『重力と恩寵』】 【フレイザー『金枝篇』】 【佐藤郁哉『暴走族のエスノグラフィー』】 言葉と数学による本質的理解 〜レヴィ=ストロースの交叉イトコ婚の場合を参考にしてみよう! 未開部族とフィールドワーク さて、レヴィ=ストロースは文化人類学でしたから未開部族のもとにフィールドワークに出かけます。フィールドワークというのは調査者にとって未知の集団の中に入って一緒に生活し、外部者が内部から観察してその集団を分析するようなもの、だととりあえず思っておきましょう。ヨーロ

                                                      よくわからない異世界=異文化の社会制度の理解 ~言語と数学による本質的な理解の方法(付:橋爪大三郎『はじめての構造主義』/内田樹『寝ながら学べる構造主義』/レヴィ=ストロース『親族の基本構造』/フレイザー『金枝篇』) - 日々是〆〆吟味
                                                    • ひと目でわかる!イラストブックレビュー『下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち』内田 樹 (著) |

                                                      『下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち』内田 樹 (著) 講談社文庫 概要日本の子どもたちの勉強時間の減少、学力の低下が問題となって久しい。 こうした問題を招いた原因は何なのか。 「自己決定論」における解釈の誤り、「格差」の正体、そして「学ぶ」ことの意味とは。 子どもたちの教育から現代につながっていく問題を解き明かす驚愕の教育論。 学力の低下を招いた原因とはかつて日本の子どもたちは世界のどの国よりも勉強に意欲的でしたが、現代の日本の子どもたちは世界のどの国よりも勉強を嫌悪しています。 学級崩壊、学力の低下、高等教育の空洞化といったことが問題となっているのです。 学習習慣が身につかなくても子どもたちの五十パーセントは大学に行く。 分数の割り算ができない学生が大学の理科系に入ってきたと話題になりましたが、漢字が読めない、四則演算ができない、アルファベットが読めない学生が登場しつつあり

                                                      • 『三島由紀夫vs東大全共闘』を観る - 関内関外日記

                                                        三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実 三島由紀夫 Amazon 「自民党の議員から反暴力の署名を頼まれたが、生まれてから暴力を悪いと思ったことがないから断った」 「自民党はもっと反動であってほしいし、共産党はもっと暴力的であってほしい」 「人間やるときにはやらんといかんと思っています」 「私は死刑反対派とまでは言いませんが、合法的に人間を殺すということは好きではありません」 「非合法の決闘の思想」 「おまわりさんに捕まる前に自殺でもなんでもしようと思う」 「近代ゴリラ、立派なゴリラになりたい」 「日本の知識人が思想というものに力があって、知識というものに力があって、人の上に立てるというのが嫌いで嫌いでしかたない」 「反知性主義者として、君らがそれを壊したところは評価する」 「天皇がたらふく食っているブルではないから革命がむずかしいのだ」 「かみながらの天皇」 「私は諸君の熱情だけは信じ

                                                          『三島由紀夫vs東大全共闘』を観る - 関内関外日記
                                                        • 2019年図書館系はてなブックマーク ベスト100 - やわらか図書館学

                                                          どうやって校閲記者は調べているか | 毎日ことば https://note.mu/sick4989hack/n/n928f78d3d33f 『本を読んで内容を説明して面白かったらお小遣い』というルールを子ども達に実践したら驚異的な成果があった話「win-winな子育て法、スゴイ」 - Togetter https://this.kiji.is/459642838872769633 AIで日本史研究者やマニアが狂喜乱舞する「くずし字」の翻訳ツールが開発 - PC Watch 文系の学問において資料の実在を証明するものとは何か 「スゴ本」の中の人が「読書猿」に聞く ―― 問題解決としての『知』とは? - はてなニュース 無名の新人が書いた地味な分野の本に、ありえないほど長いタイトルをつけて売ろうとした人文書出版社の話 « マガジン航[kɔː] 【なぜ?】アメリカ人が日本の本屋にブチキレ! その

                                                            2019年図書館系はてなブックマーク ベスト100 - やわらか図書館学
                                                          • 貴族階級とは異なる貴族精神を持つ社会階層の必要性と喪失の問題 - 日々是〆〆吟味

                                                            貴族精神を持つ層の必要性と喪失 モスカとオルテガの似てそうなところ 【モスカ『支配する階級』】 オルテガのエリート/貴族に似たような貴族精神を持った階層の必要性 【オルテガ『大衆の反逆』】 失われつつある貴族精神を持つ層 【内田樹編『日本の反知性主義』】 貴族精神を持つ層が失われるとどうなるか 前回のお話 https://www.waka-rukana.com/entry/310/2021.02.24 貴族精神を持つ層の必要性と喪失 モスカとオルテガの似てそうなところ モスカがル・ボンと共通するようなことも書いているような気がしたのですが、それと同じようにオルテガと似たようなことも書いているような気もしました。ちょっと引用してみましょう。 【モスカ『支配する階級』】 支配する階級 (1973年) (現代思想〈9 清水幾太郎責任編集〉) 作者:ガエターノ・モスカ メディア: - (モスカの本

                                                              貴族階級とは異なる貴族精神を持つ社会階層の必要性と喪失の問題 - 日々是〆〆吟味
                                                            • 予備知識ゼロから『ジェンダー・トラブル』をとりあえず読めるようになるための読書案内 - 境界線の虹鱒

                                                              ジュディス・バトラーの『ジェンダー・トラブル』は、フェミニズムやクィア・スタディーズのみならず様々な領域に多大な影響を与えた重要な著作です。しかし内容も文章もかなり難解で、おそらく予備知識なしには読めないものだと思います。そのため本記事では、『ジェンダー・トラブル』を読むうえで必要となる予備知識をできるだけ手軽に学べるよう、いくつかの本を紹介していきます*1。 目次 目次 フェミニズムを知る クィア・スタディーズを知る 構造主義・ポスト構造主義哲学に触れる 『ジェンダー・トラブル』以前のフェミニズム理論を確認する ジュディス・バトラーについての解説書 おわりに:『ジェンダー・トラブル』に触発される 忙しい人向けの最短コース(2022年12月9日追記) 注釈 フェミニズムを知る ●清水晶子『フェミニズムってなんですか?』文春新書(2022年)(2022年12月9日追記) フェミニズムの歴史か

                                                                予備知識ゼロから『ジェンダー・トラブル』をとりあえず読めるようになるための読書案内 - 境界線の虹鱒
                                                              • 安倍周辺の〝夢見る夢子ちゃん〟の断末魔【適菜収】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

                                                                葉梨康弘法務大臣は自民党議員が出席する会合で「死刑のはんこを押すときだけニュースになる地味な役職」などと自らの職務について発言。これに対し「職務を軽視している」などと批判が殺到。さらに、他の公の会合やパーティでも自己紹介として複数回発言していていたことも発覚。岸田文雄首相は葉梨大臣を11月11日に事実上更迭。安倍暗殺後、その周辺の安倍友言論人たちが暴走を続けているが、その姿もカルトばりである。話題の最新刊『日本をダメにした 新B層の研究』を刊行し、売国政治屋をのさばらせた近代大衆社会の末路を鋭く分析した適菜収氏の「だから何度も言ったのに」連載第27回。 あさっての方向からの統一教会擁護の連発で、ネット上では「お壺ね様」「壺サーの姫」といった愛称で親しまれている三浦瑠麗。 ■門田隆将、三浦瑠麗・・・自分を客観視できないおぞましい人々 安倍晋三周辺のいかがわしい連中、追い詰められてきましたね。

                                                                • 共産党大激震・松竹伸幸氏除名で党内から異論続出!(ニュースソクラ) - Yahoo!ニュース

                                                                  本誌1月12日付けの内田樹氏へのインタビューでも紹介した日本共産党員の松竹伸幸氏(京都市のかもがわ出版勤務)が執筆した『シン・日本共産党宣言』(文春新書)が志位和夫委員長らの逆鱗に触れ、松竹氏が除名処分になった。 朝日や毎日などの社説も批判論陣を張っている。松竹氏は新著で「共産党も党首公選をすべき」だとか、「自衛隊は合憲、政権入りするなら安保は堅持」と主張。志位氏ら党執行部は「党内にある異論を党外に出した。規約違反である」として、松竹氏の所属する京都市の日本共産党南部地区委員会から除名。京都府委員会が承認した。 一方で、同時期に発売された『志位和夫委員長への手紙』(かもがわ出版)を執筆し、同書内で「志位委員長は辞任せよ」と過激な主張をした党員の鈴木元氏は除名どころか、警告などの軽い処分も受けていない。小池晃書記局長が松竹氏除名を発表した記者会見で「日本共産党員を名乗る鈴木元なる人物との党攻

                                                                    共産党大激震・松竹伸幸氏除名で党内から異論続出!(ニュースソクラ) - Yahoo!ニュース
                                                                  • 3・11から学ぶこと - 内田樹の研究室

                                                                    3.11の時、東京電力福島第一原発では炉心溶融、建屋爆発が連続発生し、事故はチェルノブイリ原発事故と同レベルの過酷事故と認定された。以後再稼働することなく廃炉作業が続けられている。廃炉作業にどれほどの歳月と費用が必要なのかもまだわからない。経産省は2016年に22兆円と計算したが、2019年には民間シンクタンクが最高81兆円の試算を示した。政府のこの種の試算はだいたい後になって大幅に上方修正されるのが通例であるから、いずれ81兆円を超えても私は驚かない。 日本列島は、全世界のマグニチュード6以上の地震の20%が周辺で発生する世界有数の地震多発地帯である。世界標準を超えるレベルの安全基準を採用するのが当然だと私は思うが、原発を建てた人たちはそうは思わなかったらしい。 東電の旧経営陣3人が業務上過失致死傷で起訴された裁判で、東京高裁は「巨大津波の襲来を予測することはできず、事故を回避するために

                                                                    • 図書館には人がいないほうがいい 内田樹(著) - アルテスパブリッシング

                                                                      初版年月日 2024年6月27日 書店発売日 2024年6月27日 登録日 2024年5月27日 最終更新日 2024年6月24日 紹介 コモンとしての書物をベースに新しい社会を作るために。 司書、図書館員、ひとり書店、ひとり出版社…… 書物文化の守り手に送る熱きエール 世界でただ一人の内田樹研究家、朴東燮氏による 韓国オリジナル企画の日本語版を刊行! 2023年の講演「学校図書館はなぜ必要なのか?」をメインに、 日韓ともにきびしい状況に置かれている 図書館の本質と使命、教育的機能、あるべき姿を説き、 司書や図書館人にエールを送る第1部「図書館について」と、 「書物の底知れぬ公共性について」(書き下ろし)、 「本の未来について」、「書物は商品ではない」など、 「読む」ことの意味や書物の本質と未来を語る 第2部「書物と出版について」で構成。 朴東燮氏の卓抜な内田樹論「『伝道師』になるというこ

                                                                        図書館には人がいないほうがいい 内田樹(著) - アルテスパブリッシング
                                                                      • t「学生運動は実家が太い奴の青春ごっこ」内田樹さん「いや、あの時代の日本は凄くリッチだった」11年前の内田樹さん→「とにかくみんな貧乏だった」

                                                                        リンク KENBUNDEN - 見たい、聞きたい、伝えたい 内田樹さんに会ってきた 内田樹という思想家をご存じだろうか。いや、「思想家」とくくってしまうのは失礼かもしれない。内田先生は思想家であると同時に武道家でもある。そして先生が関心を持つ思想はフランス現代思想、武道論、映画論、ユダヤ文化論、教育論、身体論・・・じつに幅広い。 『下流志向──学ばない子どもたち、働かない若者たち』や、『日本辺境論』といった書名に聞き覚えのある人も多いと思う。内田さんの文章はカラリとしたユーモアにあふれていながら、読むものを思わず立ち止まらせ、自分の思考の型そのものを繰り返し問い直させる。 このインタビュ 1 user 1 14.「もっと貧乏すればいいのに」 S ちょっと別の話に移らせてもらいますが…ブログで内田先生の大学時代に関しての記事を読んだのですが、個人的にはああいうものに憧れみたいなものを抱いてい

                                                                          t「学生運動は実家が太い奴の青春ごっこ」内田樹さん「いや、あの時代の日本は凄くリッチだった」11年前の内田樹さん→「とにかくみんな貧乏だった」
                                                                        • 朴先生からのご質問「内田の政治的立場は何か?」 - 内田樹の研究室

                                                                          韓国では、内田先生は「リベラル知識人」として広く知られています。実際に多くのマスコミでは、内田先生のことを「リベラル知識人」として紹介されています。 しかし、およそ十年以上先生のほとんどのご著作を読みふけるだけでなく、新聞・雑誌・Webメディアなどの媒体に寄稿された文章を読んだり、先生が出演されているラジオ番組などを聴いている者としては、内田先生のことを「リベラル知識人」として簡単に決めつけてしまうのはちょっと違うのではないかと思われます。 たとえば、先生の「教育論」などを読んでいると、 「学校教育は惰性の強い制度であり、社会の変化に即応すべきではない。変化しないことこそが教育の社会的機能なのである」というフレーズをよく目にいたします。こういう先生の「教育」についての知見は明らかに「保守的な」考え方ですよね。 そうしているうちに先日、 中島岳志さんが書いた『「リベラル保守」宣言』という本を

                                                                          • 編集者と著者の厄介な関係について──自著を出してみて思ったこと (アルテスパブリッシング 木村 元) | 版元ドットコム

                                                                            5月に著書『音楽が本になるとき──聴くこと・読むこと・語らうこと』(木立の文庫)を上梓した。 音楽之友社で19年、アルテスパブリッシングを創業して13年、ひたすら音楽の本をつくりつづけてきたが、自分の名前で本を出すのははじめてである。 木立の文庫というのは、旧知の編集者・津田敏之さんが昨年(2019年)京都で立ち上げたばかりの出版社で、創業にあたっておよばずながら相談に乗っていた経緯もあり、自著の売り方についても、本の完成から発売までなるべく時間をかけて事前告知をし、先行販売を兼ねたイヴェントもやったらどうかと申し上げたところ、3月には動画CMをつくってくださり、4月に東京、5月には京都でのトークイヴェントをセッティングしてくださった。 そこへ来て、このたびのパンデミック到来である。イヴェントは2つとも流れ、CMでのイヴェント告知もむなしくなり、4月半ばに本だけが完成した。ぽっかりと空いた

                                                                            • どうしたら日本はイノベーターが集まる国になれるのか? 内田樹と仲野徹が語る「コロナ後の社会」 | 文春オンライン

                                                                              感染拡大の初期、2020年3月にアメリカはセオドア・ルーズベルト号艦内に感染者が出て、作戦行動を中止しています。艦船というのは、狭い空間に多人数を押し込める移動手段ですし、軍隊というのは多数の兵士を狭いところに詰め込んで、斉一的な生活をさせるものですから、軍艦というのは感染症にきわめて弱いわけです。 アメリカの場合、通常の作戦行動は紛争地近海まで空母で移動して、そこからヘリコプターや戦闘機を飛ばしたり、ミサイルを撃ったりするものだった。でも、どこかの船で感染が広がったら、作戦を変更しなければならない。だから、これからどこの国でも、生身の兵士を大量に集めて、戦闘現場に連れてゆくということはできなくなるんじゃないかと思います。それよりはドローンやAI制御のロボットを使って、「人間が死なない戦争」にシフトしてゆくような気がします。 仲野徹教授 社会体制の変化 仲野 ドローン兵器といえば、今やとん

                                                                                どうしたら日本はイノベーターが集まる国になれるのか? 内田樹と仲野徹が語る「コロナ後の社会」 | 文春オンライン
                                                                              • 安倍首相辞任を想定し「内田樹氏に」予定原稿を依頼した新聞2社って、どこだと思う?/そのセンス、どう評価する? - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

                                                                                新聞社二社から相次いで「安倍政権の総括」原稿を頼まれました。28日に辞意表明の確率が高いということでの予定稿です。村上春樹ノーベル文学賞受賞の予定稿は毎年書いてますけれど、安倍総理辞任の予定稿ははじめてです。🥺— 内田樹 (@levinassien) August 26, 2020 これが合気だっ。 合気の達人 渋川剛気…じゃなくて内田樹※内田樹氏が植芝守平氏の孫弟子にあたり、門弟を多数抱える合気の達人であるところからのパロディです 凱風館 - 合気道 凱風館 - 合気道とは 28日、 実際に辞意を表明するのかどうか、 それも確かに興味深いけど いまは、内田樹氏にこの原稿を依頼した新聞社2社がどこかって、興味ありますよね。 戦後初の2回首相登板、うち片方は8年間という超異例の長期政権を築いた首相が辞任する、その表明というのが、たとえば号外級、臨時特番級の大ニュースであることは、首相の政治

                                                                                  安倍首相辞任を想定し「内田樹氏に」予定原稿を依頼した新聞2社って、どこだと思う?/そのセンス、どう評価する? - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
                                                                                • もともと日本語にそんな言葉はないのに…内田樹が「深掘り」という言葉に微妙な違和感を抱くワケ 「とても上質な知的作業」だと思われている

                                                                                  大学のパンフレットから消えた「複眼的」「学際的」 【内田】最近よく聞く言葉に「深掘り」というのがあります。僕はこの言葉をジャーナリストや学者の口から聞くたびに、微妙な違和感を抱きます。もともと日本語にそんな言葉はないのに、最近みんな実によく口にする。たぶん、それがとても上質な知的作業だという思いがするからでしょう。 ひとつの論件の本質は地中深くに埋められていて、石油や温泉をボーリングするように、「ここ」と掘るところを決めて、そこに垂直にドリルを立てていけば、やがて本質的な情報や知見を掘り出すことができる……そういうイメージを僕はこの言葉から感じるのです。もちろん、「ここ一点」を決めて、そこに垂直に掘り下げることも必要ですけれども、それだけでは足りない。 かつては「複眼的」という言葉がよく使われました。「学際的」というのもよく目にしました。ひとつの問題を多面的に捉え、複数の立場から立体視して

                                                                                    もともと日本語にそんな言葉はないのに…内田樹が「深掘り」という言葉に微妙な違和感を抱くワケ 「とても上質な知的作業」だと思われている