俗語の使用廃止について語る小泉龍司法相=2024年2月22日午前9時42分、東京都千代田区、久保田一道撮影 小泉龍司法相は22日の記者会見で、刑務所などの刑事施設で職員らが使っていた隠語や俗語の廃止を指示したと明らかにした。受刑者の立ち直りに重点を置く「拘禁刑」の導入を前に、一般社会では使わないような言葉を一掃する狙い。 【図解】刑事施設はどう変わる?視察委員会との関係は 法務省によると、刑務所などでは、刑務官らが職員同士でしか通じない隠語などを使っていた。たとえば、散髪は「ガリ」、身柄は「ガラ」、食事を入れる器は「物相(もっそう)」、食後に食器をさげることは「空下(からさ)げ」などと呼んでおり、意味が分からない人との間で「コミュニケーション不全の原因となっている」「排他性を促進している」といった指摘があった。 国会では、あっせん収賄罪で有罪となり、受刑経験がある鈴木宗男参院議員(無所属)