千葉県君津市で、神社の石段を馬と人が一緒に駆け上がって馬を奉納し、大漁や豊作を願う伝統行事「神馬(おめし)」が行われました。 23日は、保存会の人たちなど50人余りが集まり、神社に続く石段を馬と共に勢いよく駆け上がりました。石段の周りには見物客が詰めかけ、馬が石段を駆け上がると大きな拍手や歓声が起こりました。 このあと、馬が本堂の中を時計回りに回る「躍り込み」を行い、大漁や豊作を祈願しました。「躍り込み」が滞りなく行われた年は、大漁や豊作になると伝えられているということです。 人見神社の宮司、宮嵜博之さんは「ことしも社殿の中をきれいに回れたので、よい年になると思います」と話していました。