この物語は、入社したての新人社員、田中君が業務を自動化していく様を記したものです。物語はフィクション(時々ノンフィクション)ですが、自動化の手法は実際にパソコンやスマートフォンで実践できるものですので、物語と自動化作業の両方を楽しめます。 【物語】 新型コロナウイルスの世界的流行から1年が経って多くの人の生活に変化があった。仕事をなくした人もいた。僕のように入社したばかりの下っ端は会社の業績が悪くなれば真っ先に切られてしまうかもしれないと思うと胃が痛くなる日々だ。 今は緊急事態宣言が出ている最中だが、これまで通り会社に行かないとできない仕事も多い。それで我が社では出社時間と退社時間を短縮しつつ、できることは在宅でやるようにという指示となった。僕の敬愛する美人上司の太田先輩も最初こそ状況に戸惑っていた時期もあったが、今では自分の仕事をバリバリこなしつつ、みんなに細かく気を配っている。さすがと