作戦名クロマイト(Chromite)。ダグラス・マッカーサー将軍が後日「成功の確率は5000分の1だった」と述懐した危険極まりない仁川(インチョン)上陸作戦の名称は、鉄鉱石の名前から取った。クロマイトという無意味な名前をわざわざ付けたほど作戦のセキュリティーも徹底させた。 15日は仁川上陸作戦63周年だ。海軍と海兵隊は13日、仁川の月尾島(ウォルミド)に安保展示館をオープンするのを始め15日まで戦勝記念行事を行う。15日、仁川近海では世宗大王艦など艦艇約10隻や航空機約20機、上陸装甲車20台余りが参加して仁川上陸作戦の再演行事を行い、マッカーサーの銅像に献花する。 1950年9月15日から17日までの3日間は、洛東江(ナクトンガン)まで押された韓国戦争を守勢から攻勢に反転させた日だっただけでなく戦史にも記録された日だ。軍事専門家たちは、仁川上陸作戦を第1次世界大戦時のトルコのガリポリ上陸