厚生労働省の人口動態統計速報によれば、23年の出生数は75万8631人で8年連続の減少となっている。一方で死亡数は159万503人で3年連続の増加。死亡数が増え続けて、出生数の倍以上という現状だ。 ベビー・子ども服の市場は22年時点で約8200億円とされているが、残念ながら今後は縮小が見込まれる。しかも、既に西松屋チェーン、三起商行、ナルミヤ・インターナショナル、赤ちゃん本舗のような専業アパレルのみならず、ユニクロ、しまむらのような低価格のファストファッションも参入してきてしのぎを削っている。 果たして、限られたパイの中で勝機があるのか。ワークマンの狙いを検証する。 売り上げが5年で倍以上に成長 ワークマンが作業服にとどまらず、本格的に高い機能性を売りにしたタウンウェアに進出したのは、18年9月に1号店をオープンしたワークマンプラスからだ。同社が路面ではなく商業施設内に出店したのも、この店