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小林恭子の検索結果1 - 36 件 / 36件

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小林恭子に関するエントリは36件あります。 メディア社会ニュース などが関連タグです。 人気エントリには 『【新型コロナ】外出禁止令の英国から、日本の皆さんへ 「ロックダウン(都市封鎖)」になる前に(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース』などがあります。
  • 【新型コロナ】外出禁止令の英国から、日本の皆さんへ 「ロックダウン(都市封鎖)」になる前に(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

    英国には今、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、不要不急の外出禁止令が出ている。レストラン、カフェ、バー、パブ、美術館、図書館、学校、スポーツジムなど多くの人が集まる場所は閉鎖されている(ただし、レストランやカフェなどはテイクアウト専門での営業は可能)。同居していない人と会うことも禁止だ。 不要不急ではない外出や集会は、場合によっては罰金措置の対象となり、警察官の姿を路上でよく見かけるようになった。 英国は、いわば「ロックダウン(都市封鎖)」状態にある、といってよいだろう。実際に、メディアではこの言葉がよく使われている。 しかし、この「ロックダウン」という言葉は「ほかの地域・人との一切の連絡を絶つ」という印象を与えるため、新型コロナの感染者が増えつつある東京、あるいは日本の他の地域に住む方は「もしそうなったら、ものすごいこと(怖いこと)が起きるぞ」と心配をしていらっしゃるのではないだろ

      【新型コロナ】外出禁止令の英国から、日本の皆さんへ 「ロックダウン(都市封鎖)」になる前に(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
    • 【#実名報道】「オオカミの餌」にされても受け入れるイギリス市民 日本との違いは?(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

      実名報道か、匿名報道か。日本では、大事件が発生するたびにこの問いが議論の的になってきた。18日は、京都アニメーションのスタジオ放火事件から半年となり、実名報道の意義を主張し続けるメディア側と「メディアスクラム」を嫌う国民との間で、新たな論争が巻き起こりつつある。 筆者が住むイギリスでは実名報道が一般化しており、メディア側も市民もこれを既成事実として社会が回ってきた。匿名化は特定の理由がある場合のみ、だ。背景には、世の中で起きていることを「公の情報」として共有してきた歴史がある。 「オオカミの餌にされて」 一昨年9月、ぎょっとするようなタイトルの報告書がイギリスで出版された。 原題は「Thrown to the Wolves」。直訳すれば「オオカミに投げられた」になるが、慣用句の1つ「誰かを厳しく攻撃される状態に置く」、「見捨てる」などの意味になる。 驚くようなタイトルがついた報告書を出した

        【#実名報道】「オオカミの餌」にされても受け入れるイギリス市民 日本との違いは?(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
      • 【英国から見る東京五輪】タイムズ紙は開会式を「優雅、質素、精密」と表現(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

        23日、東京五輪の開会式が国立競技場で開催された。 皆さんはテレビでご覧になっただろうか。 英国ではBBCが昼12時から午後4時まで、中継で放送した。筆者は選手団の入場場面は時折席を外したものの、ほぼ全体を視聴した。 無観客の開会式という前代未聞の設定、式の直前には楽曲の作曲担当者と制作・演出チームのショー・ディレクターだった人物とが辞任する危機があり、一体どうなることやらと思ったが、期待をはるかに超えた内容であるように感じた。 日本国内に住む方の感想(非常に厳しい判断を下している方もいらした)と筆者の感想は若干異なるかもしれない。 「外の視点」として、英メディアの報道と、筆者の感想を記してみたい。 英メディアは概ね高評価 英国のメディアによる五輪報道は、長年日本に住む特派員と五輪のために東京を訪れている報道陣による。 特派員は開会までに至った様々な紆余曲折を熟知しており、その報道は日本に

          【英国から見る東京五輪】タイムズ紙は開会式を「優雅、質素、精密」と表現(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
        • 英語メディアはウクライナの首都をKievではなくKyivと綴る 前者はロシア語の発音に基づく(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

          ロシア軍の攻撃を受けるウクライナ。同国の各地から、世界中の記者が現状を伝える日々が続いている。 英国のメディアを中心にニュースを追っていた筆者は、ウクライナの首都キエフの英語表記が「Kiev」ではなく、「Kyiv」になっていることに気づいた。Kievはロシア語発音に基づいた表記であり、後者はウクライナ現地の発音に基づいた表記だという。 BBC記者などによる発音をカタカナで表記すると、Kievは「キイエブ」(kee-yev)、Kyivは「キイブ」 (kee-yiv)(同時に、最後の「ブ」が「フ」に聞こえるときも)。筆者の耳にはそれほど大きな違いとして聞こえておらず、デイリー・テレグラフ紙の記事(2月24日、有料閲読)を読んで、遅まきながら、その違いを初めて知った。 その理屈が分かってみると、英語による報道(BBC、ITV、スカイニュース、ユーロニュース英語、アルジャジーラ英語、フランス24英

            英語メディアはウクライナの首都をKievではなくKyivと綴る 前者はロシア語の発音に基づく(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
          • 「BBCをぶっ壊す」英国でなぜ言われない? 特別な存在だが危機状態との指摘も(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

            以下のインタビューは、週刊誌「東洋経済」11月23日号特集「NHKの正体ー膨張する公共放送を総点検」に掲載された、筆者執筆記事(実は政府の影響を排除しきれていない 本当にNHKのお手本になる? BBCの意外な実態とこれから)のために行われたものです。 *** ジャーナリズムにも、ガバナンスにも懐疑の目が向けられるNHK。その英国版とも言えるBBCは、英国でどう受け止められているのか。課題は何か。日本の「NHKから国民を守る党」(N国党)のような政治勢力はあるのか。 放送業の専門家数人に聞いてみた。 最初の回は、英BBCはお手本になるか? 英国でN国党がない理由は「公共のため」を信じる国民がいるから になる。今回は、2回目である。 英キングストン大学のブライアン・カスカート教授(ジャーナリズム)は、ジャーナリストとしても知られ、メディアに説明責任を持たせるためのロビー組織「ハックト・オフ」(

              「BBCをぶっ壊す」英国でなぜ言われない? 特別な存在だが危機状態との指摘も(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
            • コロナ変異種拡大で「ロックダウン」…ここへきてイギリス人が直面した「大きな試練」(小林 恭子) @gendai_biz

              イギリスでは、新型コロナウイルスの新規感染者が1日当たり5万人規模で増えている。死者数は累計で約7万5000人に上った(1月4日時点、政府統計)。 ワクチン接種では世界の先陣を切ったものの、コロナ感染者数及び死者数の急増が止まらない。イギリスの人口は日本の約半分なので、日本に当てはめれば連日10万人が新規に感染している状態だ。 イギリスは今、ほとんどの地域で厳格な行動制限が課されており、ロックダウンとなっている。 筆者が住むロンドン近辺を含むイングランド地方では、6日から全域で新たなロックダウン体制となった。生活必需品の購入や医療サービスを受ける、運動をする、出勤する(自宅勤務ができない場合)以外は外出してはいけない。学校は2月中旬まで閉鎖になる。 同地方の大部分は5日までは感染危険度が最も高い警戒ゾーン「ティア4」に指定され、すでに厳しい行動規制が付いていた。 例えば、ティア4では同居す

                コロナ変異種拡大で「ロックダウン」…ここへきてイギリス人が直面した「大きな試練」(小林 恭子) @gendai_biz
              • 書評『ドキュメント 誘導工作 情報操作の巧妙な罠』 瞬間的なサイバー攻撃以上に警戒するべきことは何か(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                ロンドンにある、英秘密情報部「MI6」の建物は「レゴランド」のニックネームを持つ(写真:ロイター/アフロ) 『ドキュメント 誘導工作 情報操作の巧妙な罠』(中公新書ラクレのサイトより) 「フェイクニュース」という言葉を聞くようになって、久しい。 ここ2-3年、欧州で複数のメディア会議に出席してきた筆者は、フェイクニュース対策として「信頼できる報道機関が発信するニュースを見ていればよい」という段階を超えたのではないかと思うようになった。これを国家レベルで行われるサイバー空間での情報操作現象の1つととらえ、真剣にその対処法を考える時に来ているのではないか、と。 そんな疑問に応えるのが、本書『ドキュメント 誘導工作 情報操作の巧妙な罠』である。 「情報の『兵器化』によって世界が新たな局面に入った」という危機意識の下に、「外国が別の国に対し、主に情報を使って政治や社会に影響を与えようとする動き」を

                  書評『ドキュメント 誘導工作 情報操作の巧妙な罠』 瞬間的なサイバー攻撃以上に警戒するべきことは何か(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                • 書評『100年かけてやる仕事 中世ラテン語の辞書を編む』 地道で手間がかかる仕事をなぜやるのか(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                  毎日新聞の元欧州総局長で、現在は編集編成局次長の小倉孝保氏との初顔合わせは、5年ほど前になる。 当時は在ロンドン・欧州総局長で、在英日本人が集まるイベントが終わり、食事会のためにレストランに入った時だった。小倉氏が少し離れた席で、とても楽しそうに会話をしている姿が見えた。なんだか面白そうな人だと思い、別の日に友人たちとの夕食にお誘いした。 英国の新聞の「長い訃報記事を愛読している」という小倉氏は、常に面白いおかしい話を引き出しに入れており、大笑いしながら食事をすることになった。 新聞記者である一方で、小倉氏は数々のノンフィクション作品も書いており、ある会食時には「三重スパイ」の取材のために自腹でお金を使い、あちこちに出かけたことを話してくれた(これはのちに、講談社から『三重スパイ イスラム過激派を監視した男』として出版された)。 過去の本も含めて小倉氏の本を読むようになり、『がんになる前に

                    書評『100年かけてやる仕事 中世ラテン語の辞書を編む』 地道で手間がかかる仕事をなぜやるのか(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                  • 新型コロナウィルスの感染拡大を阻止する -英国で社会的活動の大幅制限へ(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                    前回、筆者が新型コロナウィルスと英国の状況について書いたのは約10日前だが、あれから状況はがらりと変わった。 当時は国内での死者が初めて出て、スーパーマーケットの棚からトイレットペーパーやパスタ、殺菌ジェルなどがなくなっていく様子を見て驚く、といった状態だった。 政府統計によれば、16日時点で国内の感染者は1543人となり、5日時点から10倍以上に達した(検査を受けた人は4万4105人、4万2562人が陰性)。これからも増え続けるという予測が出ている。BBCニュースによると、死者は55人である。 購入できる商品が限定された 現在、なじみのスーパーに行くと、午後の遅い時間にはトイレットペーパーの棚は依然としてがら空きだ。 「物資は十分にある」と政治家や小売業関係者は言うのだが、空っぽの棚が消費者にパニックを引き起こす。石鹸や殺菌ジェルは棚に残っていることもあるが、まったくない時もいまだにある

                      新型コロナウィルスの感染拡大を阻止する -英国で社会的活動の大幅制限へ(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                    • 【#実名報道】日本メディアの落とし所は? 欧州では「匿名」のあり方に逆風も(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                      筆者が住むイギリスでは実名報道が常態化しているが、ドイツやスウェーデンのメディアは限定化された実名報道、あるいは匿名報道を選択している。3カ国の編集規定や報道ぶりを紹介してみたい。日本での、実名・匿名報道をめぐるメディア側と国民の間の主張の「溝」を埋めるための一助になれば、幸いである。 *** 著名人も、報道の被害者に 前回の記事では、イギリスでの実名報道による被害の実例を記してみた。 メディアによる過熱報道の犠牲になるのは、一般人だけではない。 昨年9月、ラグビー・ウェールズ代表の元キャプテン、ギャレス・トーマスさんが苦渋の選択に迫られたことを告白した。 トーマスさんは2009年に同性愛者であることをカミングアウトしていたが、エイズの病原体HIVに感染していることは誰にも話していなかった。しかし、ある朝、大衆紙サンの記者がトーマスさんの両親宅を訪問。息子のHIV感染についてどう思うかを聞

                        【#実名報道】日本メディアの落とし所は? 欧州では「匿名」のあり方に逆風も(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                      • 【新型コロナ】感染者の体験を共有し、遺族とともに追悼する英国 謝罪は求めない(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                        日本では、テレビ朝日「報道ステーション」のメイン・キャスター、富川悠太氏が11日夜、新型コロナウイルスに感染していたことが分かり、「番組で繰り返し感染予防を呼びかけていた立場にもかかわらず、このような事態を招き、視聴者の皆様、関係者の皆様に大変がご迷惑をおかけしました。申し訳ございません」、という謝罪コメントを発表した。 数日前に発熱したが、いったんは平熱に戻ったため「上司や会社に的確に報告せず、出演を続けていた」という(全文)(「報道ステーション」関連動画)。 15日には、同番組のチーフ・プロデューサーとスタッフが感染していたことも判明した。 発熱を軽視して「上司や会社に的確に報告せず、出演を続けていた」部分は、やや軽率だった印象があるけれども、会社の管理体制、番組制作における感染防止策、キャスターを含む出演者に対する教育等がどうだったのかなどの点が解明されないと、判断が困難だ(*補足を

                          【新型コロナ】感染者の体験を共有し、遺族とともに追悼する英国 謝罪は求めない(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                        • 英BBCはお手本になるか? 英国でN国党がない理由は「公共のため」を信じる国民がいるから(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                          以下のインタビューは、週刊誌「東洋経済」11月23日号特集「NHKの正体ー膨張する公共放送を総点検」に掲載された、筆者執筆記事(「実は政府の影響を排除しきれていない 本当にNHKのお手本になる? BBCの意外な実態とこれから」)のために行われたものです。 *** 「NHKは、大丈夫なのか?」 そんな声をあちこちで聞くようになった。筆者は英国に住んでいるので、日本で放送されているNHKの番組をじっくり視聴する機会がない。一時帰国中も十分にニュース報道を比較することがないので、NHKのジャーナリズムが今どうなっているかを判断しにくい。 しかし、日本に住む知人・友人からよく「NHKの報道が政府寄りになっている」という感想をもらうようになった。 一方、NHKから国民を守る党(略称「N国党」)が支持を拡大させ、国会で議席を獲得するまでになった。その編集体制に疑問が呈される事件も次々と発生し、最近、テ

                            英BBCはお手本になるか? 英国でN国党がない理由は「公共のため」を信じる国民がいるから(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                          • 慰安婦問題に迫る映画「主戦場」 英エセックス大学の上映会でデザキ監督が語ったことは(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                            第2次世界大戦時の慰安婦問題を主題にしたドキュメンタリー映画「主戦場」が、このところ、話題になっている。 「KAWASAKIしんゆり映画祭」(10月末から11月4日)では、安全性を理由にいったんは上映中止とされながらも、最終日に上映が実現したことで大きな注目を集めたばかりだ。 日本で、慰安婦問題と言えば…どう表現したらよいのだろう。 例えば、日本語のウィキペディアでは、以下の説明になっている。 旧日本軍の慰安婦に対する日本の国家責任の有無に関する問題。慰安婦問題にはさまざまな認識の差異や論点があり、日本・大韓民国・アメリカ合衆国・国際連合などで1980年代ころから議論となっている。慰安婦は当時合法とされた公娼であり民間業者により報酬が支払われていたこと、斡旋業者が新聞広告などで広く募集をし内地の日本人女性をも慰安婦として採用していたことなどから国家責任はないとの主張がある一方、一般女性が慰

                              慰安婦問題に迫る映画「主戦場」 英エセックス大学の上映会でデザキ監督が語ったことは(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                            • 英国の小説家ロアルド・ダールの表現修正で議論沸騰 出版社による書き換えは許されるべきか(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                              (英国在住日本人向けの雑誌「英国ニュースダイジェスト」の筆者コラムに補足しました。) 数々の児童文学の名作を持つロアルド・ダール(Roald Dahl 1916~90年)の作品を読んだことがあるだろうか。 「チョコレート工場の秘密」(1964年)は、近年では米俳優ジョニー・デップ主演で映画化されたが、ダールは英国で最も人気があるファンタジー小説および児童小説の作家の1人である。 ロアルド・ダール(写真:Shutterstock/アフロ) 今年2月、ダールの複数の作品が出版社によって「書き換えられていた」ことが発覚し、大きな議論が発生した。 デイリー・テレグラフ紙の調べによると、ダール作品の出版社パフィンはジェンダー、肥満、メンタル・ヘルスにかかわる数百にも上る表現を変更し、新バージョンとして発行していた。 例えば「太い」(fat)という言葉が作品から削除され、「少年と少女」が「子どもたち」

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                              • 英BBCが生き残るには? 日本の規制監督状況に「絶句」の教授が語ったことは(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                以下のインタビューは、週刊誌「東洋経済」11月23日号掲載の「NHKの正体ー膨張する公共放送を総点検」の中の、筆者執筆記事(実は政府の影響を排除しきれていない 本当にNHKのお手本になる? BBCの意外な実態とこれから)のために行われたものです。 *** NHKに対して逆風が吹く中、その英国版にあたるBBCの現状と将来について、専門家数人に話を聞いてみた。NHKの放送受信料にあたる、BBCのテレビライセンス料制度はいつまで続くのだろうか。 これまでの記事は: 英BBCはお手本になるか? 英国でN国党がない理由は「公共のため」を信じる国民がいるから 「BBCをぶっ壊す」英国でなぜ言われない? 特別な存在だが危機状態との指摘も 今回(最終回)は、放送法に詳しい、リーズ大学のシルビア・ハーベイ教授に聞いた。 ー英国で、日本のN国党に相当する政党はあるのでしょうか?組織を「ぶっ壊す」ことを目標とす

                                  英BBCが生き残るには? 日本の規制監督状況に「絶句」の教授が語ったことは(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                • 【新型コロナ】英ワクチン接種、2回目はずっと後でもいい?聞こえてきた不協和音(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                  年が明け2021になりました。皆様、今年もどうぞよろしくお願いいたします。 *** 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、先月初旬からワクチン接種を開始した英国。米ファイザーと独ビオンテックが開発したワクチンの1回目の接種を終えた人は100万人近くに達している。 英アストラゼネカとオックスフォード大学が開発したワクチンも、4日以降、接種が始まる予定だ。 しかし、ここに来て、「2回目の接種をいつ行うか」について論争が生じている。 この2つのワクチンは2回接種することが決まりとなっているのだが、12月30日、政府とは独立した立場から免疫政策についての助言を提供する「予防接種・免疫合同委員会(JCVI)」がいずれのワクチンの場合も最初の接種から2週間後には感染防止作用が出てくるため、「2回目の接種を提供するよりも、より多くの人への最初の接種を優先するべき」と推奨した。 そうすることで、「公衆衛

                                    【新型コロナ】英ワクチン接種、2回目はずっと後でもいい?聞こえてきた不協和音(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                  • コロンビアの女性記者に「自由のための金ペン賞」 誘拐・拷問・性的暴行体験に負けないジャーナリト(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                    9月14日、世界新聞・ニュース発行者協会(WAN-IFRA)が報道の自由に寄与したジャーナリストに授与する「自由のための金ペン賞」(2020年)を、コロンビアの調査報道記者ジネス・ベドヤ・リマさんに贈った。 ベドヤさんは報道の自由と性的暴行の犠牲者の正義ために闘ってきたジャーナリストだ。彼女自身が拷問とレイプの犠牲者でもある。 コロンビア(緑色)は南米北西部に位置する(ウィキペディアより)コロンビアの首都ボゴタ(外務省のウェブサイトより)取材中につかまって 2000年、当時26歳のベドヤさんはコロンビアの首都ボゴタの新聞「エル・エスペクタドル」の記者として、コロンビアの内戦を取材していた。官僚と極右民兵組織「コロンビア自衛軍連合(AUC)」がかかわった武器密売事件を追っているところだった。 同年5月25日、市内のラ・モデロ刑務所で「パン焼き屋」という呼称がつく、民兵組織の指導者の一人にイン

                                      コロンビアの女性記者に「自由のための金ペン賞」 誘拐・拷問・性的暴行体験に負けないジャーナリト(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                    • 電子版有料購読者が最多の英語媒体は米ニューヨーク・タイムズ これに続くのはどこか(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                      英ニュースサイト「プレス・ガゼット」の独自調査(12月17日発表)によると、10万人を超える電子版有料購読者を持つ英語ニュースの媒体ランキングで、トップを占めたのは米ニューヨーク・タイムズだった。これに米ワシントン・ポスト、米ウオール・ストリート・ジャーナルが続いた。 ランキングに入った24媒体の有料購読者数は合計で2000万人を超える。新型コロナウイルス感染症の拡大でニュース需要が高まり、一挙に数が増えたという。 以下は、そのランキングである。 1位はニューヨーク・タイムズの約600万人。購読料は4週間ごとに17ドル(約1750円)。 トランプ米大統領の就任が追い風となり、マーク・トンプソン前最高経営責任者(CEO)の経営の下、電子版有料購読者数は10倍増加した。 ニューヨーク・タイムズは、先月、2020年7ー9月期の購読料収入について、デジタル関連の収入が紙媒体からの収入を上回ったと発

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                                      • 英BBC、デジタル最優先表明 メディア利用の変化を反映し、主軸を放送から配信へ | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

                                        英国や欧州のメディア事情、政治・経済・社会の記事を書いています。新刊「英国公文書の世界史 一次資料の宝石箱」(中公新書ラクレ)には面白エピソードが一杯です。本のフェイスブック・ページは:https://www.facebook.com/eikokukobunsho/ by polimediauk

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                                        • 【テロとの戦争から20年】フランスの視点 テロ事件を追う(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                          2015年のテロ事件の公判開始を数日後に控え、パリのカフェで飲食を楽しむ人々(写真:ロイター/アフロ) 2001年9月11日の米同時多発テロ(「9・11テロ」)は、イスラム教過激組織アルカイダが引き起こしたものだった。 アルカイダとは「主に欧米諸国及びイスラエルに対するテロを主張するスンニ派過激組織。米国及びその同盟国を主な攻撃対象とする『グローバル・ジハード』を主張」する(公安調査庁)。その指導者は、9・11テロを首謀したオサマ・ビンラディンであった(ビンラディンは、2011年5月2日、潜伏していたパキスタンで米軍の特殊部隊に殺害された)。 9・11テロ以降、イスラム過激主義の若者たちによるテロ行為が相次いだ。 欧州で発生したイスラム系テロの一部 2004年3月、スペイン・マドリードの列車爆破テロ 同年11月、オランダで映画監督銃殺事件 05年7月、ロンドンの公共交通機関を使ったテロ 2

                                            【テロとの戦争から20年】フランスの視点 テロ事件を追う(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                          • 英最高裁、驚愕の判断で「議会閉会は違法」と結論付ける 窮地に陥ったジョンソン首相(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                            英最高裁が、24日、満場一致で驚くべき判断を下した。 ジョンソン英首相による、約5週間の議会閉会を「違法」としたのだ。議会の干渉なしに、英国の欧州連合(EU)からの離脱に向けて道筋を作ろうとしていた首相の試みは、打ち砕かれた。 現在、英国の議会は9月10日から10月13日まで、約5週間にわたり閉会中だ。閉会は、首相の助言によってエリザベス女王が決定したが、首相の狙いは議会を「黙らせる」ことだったと言われている。 政府側は、「新たな政策の実現には、一度議会を閉会し、新たな会期が必要になる」、と閉会の理由を述べていた。 8月末、閉会を伝える手紙が送られた 首相は、EU側と離脱後の条件を決めずに、「崖から飛び落ちるようにして」離脱する、いわゆる「合意なき離脱」も辞さない離脱強硬派だ。 一方、与党・保守党内及び野党の中では「合意なき離脱だけは、避けたい」という声が大半だ。野党議員の中にはEUから離

                                              英最高裁、驚愕の判断で「議会閉会は違法」と結論付ける 窮地に陥ったジョンソン首相(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                            • 英警察の人種差別を露呈させた「マングローブ事件」とは 資料からよみがえる過去、そして今(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                              (ウェブサイト「論座」が7月末で閉鎖されることになり、筆者の寄稿記事を補足の上、転載しています。) 1948年、英国は第2次世界大戦後の労働力不足を補うために、当時は植民地だった西インド諸島から若者たちを招いた。希望に胸を膨らませてやって来た若者たちは、社会の現実と格闘しながら生活を築き上げていった。歴史の一こまを垣間見ることが出来る文書の数々を、英国立公文書館で開いてみた。 *** 英国立公文書館の保管書庫に、「MEPO31・21」と題されたファイルがある。「MEPO」は「Metropolitan Police(ロンドン警視庁)」を指す。ある事件の捜査ファイルだ。 閲覧を請求してみると、ずっしりと重い箱を渡された。箱を開けると、警視庁の捜査報告書、紙面が色あせた様々な新聞の切り抜き、写真などで一杯だ。一連の書類は1970年から71年まで続いた「マングローブ事件」に関わるファイルだった。数

                                                英警察の人種差別を露呈させた「マングローブ事件」とは 資料からよみがえる過去、そして今(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                              • ウクライナになぜ国連平和維持軍が派遣されないのか? 基本を調べてみると(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                ウクライナ各地でロシア軍による攻撃が続く中、現地に軍隊を派遣してウクライナ側を助けようとする国が出てこない。 筆者が住む英国はウクライナ側に武器を提供してきたが、自国の軍隊派遣は想定外だ。米国もほかの欧州各国も、直接の派遣は避ける方針だ。 ロシアとウクライナの間では何らかの妥協策を見つけるべく話し合いが続いているものの、1週間前に始まった侵攻は止まっていない。 「軍隊を現地に投入しない」という方針の理由を見てみよう。 CNNの報道によると(3月2日付け報道、一部抜粋) 米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は2月27日、CNNに対し、バイデン政権はウクライナに米軍を投入しない方針を明確にしてきたと説明。「米国人兵士を危険にさらすつもりはない」と述べた。米国はあらゆる機会にロシアの行動を非難しているものの、バイデン大統領は米軍がウクライナ入りしてロシアと直接交戦することはないと努めて強調し

                                                  ウクライナになぜ国連平和維持軍が派遣されないのか? 基本を調べてみると(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                • 【実名報道を考える】「出る杭は打たれる」空気 メディアは当局との距離をどう取るか(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                  「実名報道を考える」では、共同通信編集局特別報道室の澤康臣編集委員に聞いた現場の話を数回に分けて紹介している(澤氏の経歴は記事の最後に付記)。 第1回目:【実名報道を考える】現場の記者に聞く なぜどのように匿名志向が生まれたのか 第2回目:【実名報道を考える】現場の記者に聞く なぜ実名報道が基本になっていくのか 今回は、匿名志向の背後にある考え方、これまでの教育、そして当局と報道機関との緊張関係、リークの意味について聞いてみた。 なお、同氏の話はあくまで個人的見解であり、所属組織とは関係ないことを付記する。 「出るくいは打たれる」という空気―日本での実名・匿名報道の議論について、普段から思っていらっしゃることをお聞かせ願えますか。 日本の「出るくいは打たれる」空気は非常に大きな影響を与えていると思います。注目を浴びたり、目立ったりは特別なこと、危険で怖いこと、攻撃を受けることだと感じる人は

                                                    【実名報道を考える】「出る杭は打たれる」空気 メディアは当局との距離をどう取るか(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                  • 【実名報道を考える】「行儀の良さ」よりも「戦闘的ジャーナリズム」を 英米報道の現場とは(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                    「実名報道を考える」では、共同通信編集局特別報道室の澤康臣編集委員に聞いた現場の話を数回に分けて紹介している(澤氏の経歴は記事の最後に付記)。 第1回目:【実名報道を考える】現場の記者に聞く なぜどのように匿名志向が生まれたのか 第2回目:【実名報道を考える】現場の記者に聞く なぜ実名報道が基本になっていくのか 第3回目:【実名報道を考える】「出る杭は打たれる」空気 メディアは当局との距離をどう取るか 今回は、英米のジャーナリズムを間近に経験された澤氏に、日本のジャーナリズムが目指すべき姿を聞いてみた。 なお、同氏の話はあくまで個人的見解であり、所属組織とは関係ないことを付記する。 ―実名報道について、報道機関側はその意義を主張するのに対し、一部の国民の間ではこれに反発する見方が広がっています。この「溝」をどうしたらいいのか。解決策をどのように見ていらっしゃいますか。 何に対する解決かにも

                                                      【実名報道を考える】「行儀の良さ」よりも「戦闘的ジャーナリズム」を 英米報道の現場とは(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                    • BBC、「差別批判は中立原則の逸脱」としたものの、後で撤回 一部始終を振り返る(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                      (日本新聞協会が発行する「新聞協会報」10月22日付掲載の筆者コラムに補足しました。) 英BBCは9月、情報番組の司会者が人種差別問題を巡って「不偏不党の編集指針を逸脱した」と発表した。しかし、非難が相次ぐと、トニー・ホール会長が判断を撤回した。通信・放送業の規制監督機関「オフコム」が調査に入り、波紋が広がった。 発端はトランプ米大統領 発端は7月。トランプ米大統領が14日、野党・民主党の「進歩的な女性下院議員たち」をツイッターで批判した。彼女らは「政府が機能していない国からやって来た」として、「もとの国に戻って」、「犯罪まみれの地元の手助けをしたらどうだ」などと投稿した。 米下院は、16日、外国出身者や有色人種に対する「恐怖と憎悪を正当化する人種差別的発言」だと非難する決議を可決した。 BBCの朝の情報番組「ブレックファスト」が、翌17日、この問題を取り上げた。女性司会者でパキスタン系の

                                                        BBC、「差別批判は中立原則の逸脱」としたものの、後で撤回 一部始終を振り返る(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                      • 富豪や大企業が起こす「スラップ訴訟」 言論の自由萎縮を懸念し、英政府が撲滅を模索 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

                                                        英国や欧州のメディア事情、政治・経済・社会の記事を書いています。新刊「英国公文書の世界史 一次資料の宝石箱」(中公新書ラクレ)には面白エピソードが一杯です。本のフェイスブック・ページは:https://www.facebook.com/eikokukobunsho/ by polimediauk

                                                          富豪や大企業が起こす「スラップ訴訟」 言論の自由萎縮を懸念し、英政府が撲滅を模索 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
                                                        • 書評「ディープフェイクと闘う『スロージャーナリズム』の時代」 フェイクニュース対抗策の最前線を追う(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                          フェイクニュースと事実を伝えるニュースを見極めるには、どうするか? これまで、以下のような対処法が推奨されてきた。 -信頼できるニュース媒体が発信しているかどうか -見識ある友人・知人による拡散かどうか -大手媒体が同様のニュースを報じているかどうか しかし、筆者はここ2年ほど、「こういうレベルでの対処方法では十分ではない」という危機感を持ってきた。 大きな理由を1つ挙げるとすれば、「フェイクの度合いが本物と見分けがつかないぐらいの水準に達しているから」だ。 また、国家レベルでディスインフォメーション(国家・企業・組織あるいは人の信用を失墜させるために、マスコミなどを利用して故意に流す虚偽の情報)の拡散が常時行われており、どこに真実・事実があるのかが分からなくなるほど、情報が錯綜しているという認識があった。 もう少ししっかりと、フェイクニュースについて考える時が来たのではないか。 そう思っ

                                                            書評「ディープフェイクと闘う『スロージャーナリズム』の時代」 フェイクニュース対抗策の最前線を追う(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                          • 【テラスハウス・出演者死去】英国のリアリティ番組でも、問題続出 私生活露出でもOK?(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                            米ネットフリックスで配信された、リアリティ番組「テラスハウス」(フジテレビ制作)に出演していた女子プロレスラー、木村花さんが5月23日、亡くなった。死因は明らかにされていないが、番組内での言動について、ソーシャルメディア上で木村さんを非難するような投稿が多数行われていた。自殺だったという見方もある(“強制わいせつ事件”も起きていた【テラスハウスの闇】 木村花さんを追い詰めた「過剰演出」と「悪魔の契約書」、文春オンライン、5月27日付)。 「テラスハウス」とは、三人の男性と三人の女性が同居する様子を描いたリアリティ番組で、番組ではパネリストたちがメンバーの会話や行動に対して、リアルタイムで解説していく形を取る。 なぜ木村さんを非難するような投稿があったのかについては、複数の報道媒体が「コスチューム事件」を挙げている。 今年3月31日の配信の番組内で、男性出演者の一人が木村さんの試合用のコスチ

                                                              【テラスハウス・出演者死去】英国のリアリティ番組でも、問題続出 私生活露出でもOK?(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                            • チューリングも苦しんだ法律が変わった 英国で同性愛行為が非犯罪化されるまで(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                              (ウェブサイト「論座」が7月末で閉鎖されることになり、筆者の寄稿記事を補足・転載しています。) 英国で成人男性による同性愛行為が犯罪ではなくなったのは1967年。19世紀の文豪オスカー・ワイルドは刑法改正法第十一条に規定されていた男同士の 「著しい猥褻行為」を犯した として逮捕され、投獄された。英国立公文書館で、非犯罪化に向けた動きを伝える文書をたどってみた。 *** モンタギュー卿の告白 「今まで、誰にも話したことはなかったんですけれどね」。 80歳の男性が零れ落ちる涙を白いハンカチで拭いた。大きなため息をつく。「あの事件のすべてを思い出すのはつらいです。話すのはとてもつらい。強い感情がこみあげてきて、どうにもなりません」(『デイリー・メール』紙、2007年7月14日付)。 男性の名はエドワード・ダグラス=スコット=モンタギュー(モンタギュー卿)。1950年代に当時違法だった同性愛行為を

                                                                チューリングも苦しんだ法律が変わった 英国で同性愛行為が非犯罪化されるまで(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                              • ハフィントンポストのイベントで、賛否両論のアート作品の「2度見」を体験 (小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                「あいちトリエンナーレ2019」(10月中旬終了)の中の「表現の不自由展・その後」が中止そして再開という過程を経る中で、表現の自由についての論争が発生したが、筆者は普段国外に住んでいることもあって、議論の高まりや報道ぶりを「外から見る」だけとなっていた。 7日、ハフィントンポスト・ジャパンが東京都内で表現の自由をテーマにしたイベントを開催すると知って、一時帰国前に早速申し込み、抽選に当選のお知らせいただいた後、早速足を運んでみた。 イベントのタイトルは「ロバート・キャンベルさんと一緒に、200人で賛否両論のアート作品を見てみよう」であった。日本文学研究者のキャンベルさんは国文学研究資料館長で、メディアのインタビュー記事を何度か拝読している。 ハフポスト編集長の竹下隆一郎さんは、よくテレビに出演していると家族が教えてくれた。 「いったい、どんなアート作品を見ることができるのだろう」とワクワク

                                                                  ハフィントンポストのイベントで、賛否両論のアート作品の「2度見」を体験 (小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                • 【コロナ直言(23)】ノーマスクが日常に、感染増に動じぬ英国民 在英ジャーナリスト・小林恭子氏

                                                                  今年6月以降、新型コロナウイルスの新規感染者数は増加していたが、現在は減少傾向にある。ほとんどがオミクロン株の派生型「BA・4」か「BA・5」で、ワクチンを打っていれば重症化しにくい印象だ。一時的に感染者が増えたからといって国民は特に驚いてはいない。 英国は1月以降「コロナとともに生きる」方向にかじを切り、公共交通機関でのマスク着用や大規模イベントでのワクチン接種証明の提出義務などの規制を解除した。旅行でも制限はない。街ではマスクをしている人はほぼおらず、飲食店では人々がおしゃべりと食事を楽しんでいる。 ときどき自分に近い関係の人が感染して「あっ」と思うこともある。だが街中でマスクをしているのは、ごく少数の注意深い人だけで、国民の多くはコロナの存在を忘れて暮らしている。(規制は解除されたが)コロナ禍以前ほど国内の旅行先や飲食店は混み合っておらず、街中の人通りも少ない印象を受ける。ただこれは

                                                                    【コロナ直言(23)】ノーマスクが日常に、感染増に動じぬ英国民 在英ジャーナリスト・小林恭子氏
                                                                  • 【実名報道を考える】現場の記者に聞く なぜどのようにして匿名志向が生まれたのか(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                    新型コロナの犠牲者を実名と写真で報道した英紙 新型コロナウィルスに感染し、英国で命を失った人は20日時点で177人となった。6万6976人が検査を受け、6万2993人が陰性、3983人が陽性である。この日、ジョンソン英首相はレストラン、バーなどの飲食店、劇場、スポーツクラブなどの閉鎖を要請した。いよいよ、本格的な「社会的隔離」に向かう道が始まった。 死者が100人を超えた18日、英ガーディアン紙はその中の数人の人生を写真付きで紹介した。 45歳で亡くなったクレイグ・ラストンさんはラグビーを愛する、二人の子供を持つ父親だった。仕事は靴のデザイナー。病状を書き留めていたラストンさんは、自分の葬式に妻と娘たちが立っている姿を頭に描き、こう書いた。「死を怖いとは思わない。だが、自分が亡くなったあとどうなるかと思うと、悲しくてたまらない」。ラストンさんは16日に亡くなった。 享年78歳だったレオナー

                                                                      【実名報道を考える】現場の記者に聞く なぜどのようにして匿名志向が生まれたのか(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                    • 【#BlackLivesMatter】英歴史学者が「いまいましい黒人」発言で失職、本の出版も中止へ(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                      米国で黒人男性ジョージ・フロイドさんが白人警官の暴行によって亡くなったことをきっかけに、世界中で反人種差別運動「Black Lives Matter(黒人の命も重要だ=BLM)」が広がっている。 英国でもBLM運動が高まりを見せ、人種差別的な言動、銅像、標識、通りの名称などを見直す動きが出ている。 こうした中、チューダー朝の政治についての著作やドキュメンタリーで人気を博した、保守系学者のデービッド・スターキー教授が問題発言によって勤務先のケンブリッジ大学を辞任することになった。 「いまいましい黒人」と発言ユーチューブ番組出演中のスターキー氏(右)(番組サイトから) 問題発言があったのは、ユーチューブの番組「リーゾンド」(キャスター、ダレン・グライムズ氏)のやり取りの中だった。 スターキー氏は「奴隷制度はジェノサイド(集団虐殺)ではない」、もしそうだったら「これほど多くのいまいましい黒人がア

                                                                        【#BlackLivesMatter】英歴史学者が「いまいましい黒人」発言で失職、本の出版も中止へ(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                      • 【実名報道を考える】メディアスクラムをどうするか?記者の仕事はどうあるべきか(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                        「実名報道を考える」では、共同通信編集局特別報道室の澤康臣編集委員に聞いた現場の話を数回に分けて紹介している(澤氏の経歴は記事の最後に付記)。 第1回目:【実名報道を考える】現場の記者に聞く なぜどのように匿名志向が生まれたのか 第2回目:【実名報道を考える】現場の記者に聞く なぜ実名報道が基本になっていくのか 第3回目:【実名報道を考える】「出る杭は打たれる」空気 メディアは当局との距離をどう取るか 第4回目:【実名報道を考える】「行儀の良さ」よりも「戦闘的ジャーナリズム」を 英米報道の現場とは 第5回目:【実名報道を考える】私たち一人一人が「パブリック」を構成している 「お客さん」ではない 最終回は、メディアスクラムについてどうするべきかと、澤氏がこのテーマで「気になっていること」をうかがった。 なお、同氏の話はあくまで個人的見解であり、所属組織とは関係ないことを付記する。 ―メディア

                                                                          【実名報道を考える】メディアスクラムをどうするか?記者の仕事はどうあるべきか(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                        • 【実名報道を考える】私たち一人一人が「パブリック」を構成している 「お客さん」ではない(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                          「実名報道を考える」では、共同通信編集局特別報道室の澤康臣編集委員に聞いた現場の話を数回に分けて紹介している(澤氏の経歴は記事の最後に付記)。 第1回目:【実名報道を考える】現場の記者に聞く なぜどのように匿名志向が生まれたのか 第2回目:【実名報道を考える】現場の記者に聞く なぜ実名報道が基本になっていくのか 第3回目:【実名報道を考える】「出る杭は打たれる」空気 メディアは当局との距離をどう取るか 第4回目:【実名報道を考える】「行儀の良さ」よりも「戦闘的ジャーナリズム」を 英米報道の現場とは 今回は、実名報道に関連して、「公(おおやけ)」の意味について、澤氏に聞いてみた。 なお、同氏の話はあくまで個人的見解であり、所属組織とは関係ないことを付記する。 *** 公の場での議論を土台とする、英社会 ―少し広い視点での質問です。筆者は、実名・匿名報道で、2つの論点において、もやもやしたもの

                                                                            【実名報道を考える】私たち一人一人が「パブリック」を構成している 「お客さん」ではない(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                          1

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