自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題で、裏金疑惑が浮上した松野博一官房長官が14日、辞表を提出した。政権を揺るがす「政治とカネ」の問題に、松野氏の地元・衆院千葉3区(千葉市緑区、市原市)の有権者らからは政治への不信感や戸惑い、落胆の声が上がった。【浅見茂晴、小林多美子、山本佳孝、長沼辰哉】 松野氏は官房長官を辞任するまで、安倍派の元事務総長として説明する考えはないか、などと記者会見で再三、問われたが「それぞれの政治団体の責任において必要な対応がなされる」と繰り返し、具体的な説明は避けてきた。千葉市緑区の主婦、田中規子さん(59)は「政治活動にお金がかかるのは分かるが、法に触れない形で集めるべき。悪いことをしたのなら隠さないで、正直に全てを話して明らかにしてほしい」と説明を求めた。 同区の会社員、岩澤太美さん(64)は「おとなしくてがつがつするタイプではない印象で、要職に就任したことも意