◇パ・リーグ 西武−ソフトバンク(2012年4月7日 西武D) 工藤公康氏(48)の引退セレモニーが、7日の西武対ソフトバンク戦の試合前に行われた。 工藤氏は、最後のマウンドに立った。捕手には2歳下の西武の渡辺監督。バッターボックスには、1歳上のソフトバンクの秋山監督と、西武の黄金時代を支えた3人が勢ぞろい。工藤氏は、「マウンドから届かなかったのは初めて」という、ゆるい大きなカーブはワンバウンドしたが、秋山氏監督のバットは空を切った。投げた後の、工藤氏の表情は笑顔。最後は、3人で握手を交わした。 工藤氏は、「西武の球団、監督、チームのみなさん。ホークス球団の球団、監督、チームのみなさん。試合前の貴重な時間を作っていただき、ありがとうございます」と、感謝の弁。30年間支えられたファンに対しても、感謝の気持ちを伝えた。 「たくさんの優勝思い出を作ってもらった」と西武時代を振り返った。5