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志田陽子の検索結果1 - 40 件 / 101件

  • 『宇崎ちゃんは遊びたい!』献血ポスター問題を考える - 紙屋研究所

    『宇崎ちゃんは遊びたい!』を使った献血ポスターとそれをめぐっての太田啓子弁護士のコメント・行動が炎上しているな。 togetter.com 太田は詳しくは述べていないようだが、要するに宇崎ちゃんの「巨乳」強調のイラストが「無神経」であり「公共の場での環境型セクハラ」であるからという理由で赤十字に何らかの苦情を言ったものと思われる(くりかえすが、この理由は推測に過ぎない)。 これに対するツイッターなどのネット上のコメントを見ると、「あいちトリエンナーレ」の騒動と重ね合わせて、これも表現の自由に対する攻撃ではないのか、という意見がけっこう目立った。 「巨乳強調」は女性の人権を侵すか そもそもの問題として、巨乳を強調したイラストを大勢の前に掲示するのは女性の人権を侵すこと、「環境型セクハラ」になるのか。 結論から言えば、「環境型セクハラ」=法令上の人権侵害とは思えないが、女性を性的な存在とのみみ

      『宇崎ちゃんは遊びたい!』献血ポスター問題を考える - 紙屋研究所
    • ネコのオブジェ 無断でデザイン変更 “著作権侵害”作者が抗議 | NHK

      東京 渋谷区の複合施設に展示されていたネコのオブジェが無断で異なるデザインに変更されたのは「著作権の侵害にあたる」として作者がオブジェを所有する企業に抗議していたことが分かりました。 その後、オブジェは作者に返還され、企業側は配慮を欠く対応だったとして謝罪したということです。 都内に住む現代美術作家の吉田朗さんは、大手不動産会社が渋谷区内に開発した複合施設のレストランに展示するオブジェの制作を依頼されました。 吉田さんは招き猫をモチーフとしたオブジェを完成させ、2020年から展示されていましたが、その後、ネコのデザインが突然、黒を基調にしたものに無断で変更されたということです。 吉田さんはSNSで初めてこのことを知り、オブジェを所有する企業に対して「作者に無断で姿を変えるのは著作権の侵害にあたる」と抗議したということです。 その後、オブジェは吉田さんのもとに、変更されたデザインのまま、返還

        ネコのオブジェ 無断でデザイン変更 “著作権侵害”作者が抗議 | NHK
      • 伊藤詩織さん中傷ツイート訴訟 勝訴判決に寄せて(志田陽子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

        11月30日の裁判に関する写真に替えて「アフロ」から過去の写真を使用しています(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ) 11月30日、伊藤詩織さんが漫画家・はすみとしこさん他2名を名誉毀損で訴えていた裁判で、東京地裁は、伊藤さんの訴えを認める判決を出した。この勝訴については、各紙が報じている。 リツイートも「本人の発言」と認定 名誉毀損訴訟、伊藤詩織氏が勝訴 (朝日新聞デジタル11/30(火) 配信) 伊藤詩織さん中傷ツイート訴訟、漫画家らに賠償命令 東京地裁 (毎日新聞11/30(火) 配信) 問題となった「枕営業失敗」などの言葉は、人の社会的評価・信用を貶めるもので、名誉毀損に当たる。そこはまず争いのないところだろう。しかし、この裁判は、勝訴して当然というイージーケースではなく、いくつかの注目点があり、この勝訴には大きな社会的意義がある。 イラストによる名誉毀損この件で

          伊藤詩織さん中傷ツイート訴訟 勝訴判決に寄せて(志田陽子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
        • 五輪憲章に抵触も 「女性たくさん」森氏発言の深刻さ | 毎日新聞

          IOCのバッハ会長とのオンライン協議を終え、発言する東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長=東京都中央区で2021年1月28日午後6時21分(代表撮影) 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が3日、日本オリンピック委員会(JOC)の評議員会で「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと女性を蔑視する発言をした。「いかなる差別をも受けることなく」と定めた五輪憲章にも反する内容で、組織トップのあからさまな差別発言に批判が相次いだ。【塩田彩、待鳥航志】 女性理事登用は「文科省がうるさく言うから」 森氏の発言は、報道陣に公開されたオンラインの会議で、競技団体の女性理事の登用に関して飛び出した。「テレビがあるからやりにくいが、女性理事4割は、これは文科省がうるさく言うんでね」と、スポーツ庁が示した指針に沿った、女性理事を40%以上とする目標に言及。その後、

            五輪憲章に抵触も 「女性たくさん」森氏発言の深刻さ | 毎日新聞
          • 遮音社会:「政治的にアウト」気付かせるポリコレ 正義の名の下に暴走なぜ | 毎日新聞

            差別や不謹慎さを含む表現を許さない「ポリティカルコレクトネス(政治的正しさ)」という概念が社会を覆い、表現者の間には萎縮ムードが広がる。ポリコレと表現の自由はどうバランスを取るべきか。ポリコレに詳しい武蔵野美術大の志田陽子教授(62)=憲法学=に聞いた。 ――ポリコレという言葉を最近よく耳にします。 ◆本来は「気付きを促す対抗言論」という考えです。米国では1960年代に公民権運動が活発化し、長年差別を受けてきた黒人や女性が「NO」と声を上げました。ポリコレという言葉はその過程で生まれ、「法的にはアウトではないが、政治的にはアウト」ということを明確に突きつけるものです。マイノリティーがマジョリティーと対等な立場で「私たちを傷付けている」と相手に気付かせる。ポリコレはそうした足場を支える重要な役…

              遮音社会:「政治的にアウト」気付かせるポリコレ 正義の名の下に暴走なぜ | 毎日新聞
            • 宇崎ちゃん献血ポスターはなぜ「失敗」なのか(前 - tikani_nemuru_M’s blog

              「宇崎ちゃんは遊びたい」献血ポスターは表現の自由の観点から論じられるべきではない。公共広告として成功なのか失敗なのかの観点で考えられるべきである。そして、この観点からはこのポスターは完全に失敗である。 以下に、なぜこの問題が表現の自由の観点から論じられるべきではないのかを今回、なぜ公共広告として失敗なのかを次回に述べる。 1 ・『宇崎ちゃんは遊びたい!』献血ポスター問題を考える リンク先は丁寧な論考であり、ブクマも多く、おおむね好意的に評価されているようである。僕も全体的な論旨に賛成する。良い論考であるので、紙屋の助けを借りながらすすめよう。 「公の場の表現だからいけない」という意見について。 市民の批判を受けて、大勢の人がよく見るような表現(駅のポスターなど)を撤去することはある。しかし、それはあくまで作家や民間団体の自主的な判断に過ぎない。作家や民間団体は表現の自由を行使して、表現を公

                宇崎ちゃん献血ポスターはなぜ「失敗」なのか(前 - tikani_nemuru_M’s blog
              • ツイフェミ界隈、「自分たちの意見に反対しているやつは大学教員として適正性に疑問がある」という理由でAV人権倫理委員会代表理事の志田陽子先生をキャンセル活動で脅す

                まとめ AV人権倫理機構が提唱する「適正AV」の概念について憲法学者の志田陽子先生からの説明 批判するなとは言わないけれど、正しく理解したうえで批判してほしいよね。 北原みのりや金尻は邪魔なので、角田由紀子先生と志田陽子先生でしっかり話をしてほしい。 9370 pv 42 45 users 54 YokoShida @YyYySinger これは素晴らしい質問ですね! 5月9日の内閣府会議は、最終場面で、そこで紛糾したのです。取消権行使の対象となるAVに定義を与えた骨子案に対し、被害者救済団体から、「定義を書くことに反対」「それが受け入れられないなら法案全体について反対」という意見が相次ぎました…⇒ twitter.com/ePkBI23vgqxvIO… 2022-05-15 01:07:58

                  ツイフェミ界隈、「自分たちの意見に反対しているやつは大学教員として適正性に疑問がある」という理由でAV人権倫理委員会代表理事の志田陽子先生をキャンセル活動で脅す
                • 都内で予定の「表現の不自由展」にまた妨害──憲法によって言えること・言えないこと

                  都内で予定の「表現の不自由展」にまた妨害──憲法によって言えること・言えないこと6月25日から東京・新宿区のギャラリーで開催予定だった企画展「表現の不自由展・その後 TOKYO EDITION+特別展」が、会場での妨害行為などによって会場変更を余儀なくされた。表現の自由をも揺るがすこの状況を受け、いま何がなされるべきか? 武蔵野美術大学教授で憲法研究者の志田陽子が論じる。 文=志田陽子 「あいちトリエンナーレ2019」での「表現の不自由展・その後」 会場変更を余儀なくされた 「表現の不自由展」 6月25日から東京・新宿区のギャラリーで開催される予定となっていた企画展「表現の不自由展・その後 TOKYO EDITION+特別展」の会場で妨害行為が続いているとして、同企画展の実行委員が10日、都内で緊急記者会見を開いた。 この企画展は、国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で抗議が殺到し中

                    都内で予定の「表現の不自由展」にまた妨害──憲法によって言えること・言えないこと
                  • 「思想の自由市場」は“キャンセルカルチャー”に対処できるか? SNS時代における「表現の自由」の考え方 | 弁護士JPニュース

                    弁護士JP 弁護士JPニュース 「思想の自由市場」は“キャンセルカルチャー”に対処できるか? SNS時代における「表現の自由」の考え方 「表現の自由」に関して、近年では「キャンセルカルチャー」が問題となることも多い。 キャンセルカルチャーとは、「社会的に好ましくない発言や行動をした」とされる特定の個人や企業を対象にしてSNSのユーザーなどが集団的な批判や不買運動、ボイコットを行うことで、その対象をメディアから排除させたり職業上・経営上のダメージを与えたりすることを目指す運動。 最近では、缶チューハイ「氷結無糖」の広告に起用された経済学者の成田悠輔氏が過去に発した「高齢者の集団自決」に関する言説が問題視されたことから不買運動が行われ、3月13日にキリンビール株式会社が広告を一部削除したことが「キャンセルカルチャーではないか」と問題視された。 現代における「思想の自由市場」論 キャンセルカルチ

                      「思想の自由市場」は“キャンセルカルチャー”に対処できるか? SNS時代における「表現の自由」の考え方 | 弁護士JPニュース
                    • 本を出します 『不快な表現をやめさせたい!?』 - 紙屋研究所

                      本を出します。 『不快な表現をやめさせたい!? こわれゆく「思想の自由市場」』というタイトルで、かもがわ出版から上梓します。2020年3月24日に出来予定です。 不快な表現をやめさせたい!?: こわれゆく「思想の自由市場」 作者:紙屋 高雪 発売日: 2020/04/07 メディア: 単行本 タイトルの意味ですけど、「!?」をつけているように、もちろん、ぼくが「不快な表現をやめさせたい」わけではありません(笑)。ついつい芽生えてしまう、そういう衝動や気持ちとどうやって向き合うのかという問題意識です。 目次を書いておきます。 はじめに 「あいちトリエンナーレ」事件の何が問題なのか 実際に「あいトリ」の作品を見てみる 「行政の中立」とは何か 「宇崎ちゃん」献血ポスター事件を考える (コラム1 自由な批判で表現を取り下げる――「はじめてのはたらくくるま」事件) 女性を性的対象としてみることは問題

                        本を出します 『不快な表現をやめさせたい!?』 - 紙屋研究所
                      • 「あいちトリエンナーレ2019」における河村市長・菅官房長官の「表現の自由」侵害行為に抗議する憲法研究者声明 : 上脇博之 ある憲法研究者の情報発信の場

                        2019年08月12日10:57 カテゴリ人権保障 「あいちトリエンナーレ2019」における河村市長・菅官房長官の「表現の自由」侵害行為に抗議する憲法研究者声明 私も賛同した、 「あいちトリエンナーレ2019」における河村市長・菅官房長官の「表現の自由」侵害行為に抗議する憲法研究者声明 と その賛同憲法研究者を紹介します。 「あいちトリエンナーレ2019」における河村市長・菅官房長官の「表現の自由」侵害行為に抗議する憲法研究者声明 2019年8月11日 憲法研究者有志一同 2019年8月1日、愛知県で国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由・その後」が開催されましたが、8月3日に中止に追い込まれました。中止に追い込まれた理由として、大村知事は愛知県に寄せられた、テロ予告や脅迫を挙げました。 テロ予告や脅迫はそれ自体犯罪であり、そのような暴力的な方法で表現活動をやめさ

                          「あいちトリエンナーレ2019」における河村市長・菅官房長官の「表現の自由」侵害行為に抗議する憲法研究者声明 : 上脇博之 ある憲法研究者の情報発信の場
                        • 「誹謗中傷」と「批判」の違いとは何か? 美術批評の視点から

                          「誹謗中傷」と「批判」の違いとは何か? 美術批評の視点からSNSにおける誹謗中傷をめぐり、政府も悪質な投稿者の電話番号を開示できるようにする方向を示すなど、議論が高まりを見せている。そこでここでは、美術批評を軸に、「誹謗中傷」と「批判」の違いを武蔵野美術大学教授で憲法研究者の志田陽子が論じる。 文=志田陽子(武蔵野美術大学教授) 「あいちトリエンナーレ2019」において、「表現の不自由展・その後」展示中止に抗議して改変されたモニカ・メイヤー《沈黙のClothline》(2019) 放任できない悪質言論 SNS上の誹謗中傷が人の精神を追い詰める、という問題が、リアリティ番組出演者の自殺という出来事をきっかけに社会全体の関心事となっている。これに法がどう対処すべきかについて、様々な視点からの議論が出されているが、これに伴って、「法的に許容されない『誹謗中傷』と、正当な『批判』との線引きをどう考

                            「誹謗中傷」と「批判」の違いとは何か? 美術批評の視点から
                          • 性表現の規制をフェミニストは求めていない 堀あきこさんインタビュー - wezzy|ウェジー

                            ウェブ上での「表現の自由」議論の中で、頻繁に話題に上がるのが「性表現」に関するものだ。大手コンビニエンスストアが成人誌の扱いを取りやめたこと、また日本赤十字社の漫画『宇崎ちゃんは遊びたい』(KADOKAWA)とのコラボポスターのような、メディアでの女性の描かれ方への批判は注目されることが多い。 しかし肝心の議論の中身となると、同じように見える批判と、それに対する反論が繰り返され、平行線を辿っているように見える。特集「表現と自由」の中で、性表現に関する議論は欠かせないだろう。そこでジェンダー・セクシュアリティ等の研究をしている堀あきこさんに、フェミニストはなぜ批判をしているのか、そもそも法規制を求めているかなど前後編に渡ってお話を伺った。 堀あきこ 大学非常勤講師。社会学、ジェンダー、セクシュアリティ、視覚文化が専門。主な著作に『BLの教科書』(共編著, 有斐閣, 近日刊行)、『欲望のコード

                              性表現の規制をフェミニストは求めていない 堀あきこさんインタビュー - wezzy|ウェジー
                            • すでに明らかなことを本に書く気はない - 紙屋研究所

                              拙著が家に届きました。 今日あたりから書店に並ぶと思います。「不要不急の外出自粛」が呼びかけられている地域も多い中であり、まあ「必要であり急ぎである買い物」と位置付けてもらって……とは申しませんが、何かの折にぜひお読みください。あまり初刷りはありませんので、かなり大きな本屋でないと、取り寄せない限りないんじゃないかと思います。こういう時こそ本を読んでぜひご感想をください。 家ではつれあいが読んでくれました。だいたい何事にも辛口なことが多いつれあいなのですが「面白い」と言ってもらい、しかも具体的にここがというのを的確に指摘してくれたので、身内の評ながら1週間ぐらいハッピーでいられました。 この本は「表現の自由」を扱った本ですが、例えば「あいちトリエンナーレ」の事件にさいして「政府からの圧力は表現を萎縮させるものであり、表現の自由を脅かすものだ」ということは、少なくともぼくにとってはかなりクリ

                                すでに明らかなことを本に書く気はない - 紙屋研究所
                              • Mrs.の「コロンブス」 負の歴史をタブー視せず、アートと知を耕す鍬に(志田陽子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                社会的にはやはりアウトである理由ロックバンド「Mrs. GREEN APPLE(ミセス・グリーン・アップル)」の楽曲「コロンブス」のミュージックビデオに「歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現」があったとして、レコード会社のユニバーサルミュージックがこのビデオ動画の公開を停止した。 問題となった映像では、コロンブス、ナポレオン、ベートーベンのコスチュームを着たメンバーが「類人猿」の家を訪れ、ホームパーティーを開く。途中、類人猿に人力車を引かせたり、乗馬や音楽を教えたりするシーンもある。 この動画がなぜ問題なのかについては、この数日の間に多くの識者、ジャーナリストが解説してきた。Yahoo!上で読める記事としては、以下のものがある。 「ミセス、なぜ炎上?」日本人だけがわからないコロンブスのヤバすぎる問題とは?(ダイヤモンドオンライン 2024/6/14(金) 10:51) ミセス「コロンブス

                                  Mrs.の「コロンブス」 負の歴史をタブー視せず、アートと知を耕す鍬に(志田陽子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                • <寄稿>憲法53条訴訟を考える 裁判所は無用の遠慮をやめよう 志田陽子(武蔵野美術大学教授):東京新聞 TOKYO Web

                                  憲法53条は、「内閣は、国会の臨時会の召集を決定することができる。いずれかの議院の総議員の4分の1以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない。」と定めている。 2017年6月22日、当時の衆・参両議院の議員が、53条の後段に基づいて内閣に臨時会の召集を要求した。内閣は約3カ月の間これに応じず、同年9月28日になって臨時会を召集し、その冒頭で衆議院解散を宣言した。要求を行った議員たちが求めていたのは、森友・加計学園問題の経緯を明らかにすることだったが、この議事は行われなかった。このことの違憲・違法性を問う裁判が、沖縄、東京、岡山で提起された。このうち那覇地裁判決(20年6月10日判決)に続く判決が、東京地裁で出された(21年3月24日判決)。

                                    <寄稿>憲法53条訴訟を考える 裁判所は無用の遠慮をやめよう 志田陽子(武蔵野美術大学教授):東京新聞 TOKYO Web
                                  • 「自殺したい人が一発やり返してから死のうと…」ひろゆき氏、安倍元総理襲撃事件の容疑者に言及(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース

                                    安倍元総理に対する殺人未遂事件で逮捕された山上徹也容疑者(41歳)が、特定の宗教団体について「家を破産させられた」「もともとトップを殺そうとした」という趣旨の供述をしていることがわかった。また、安倍元総理の態度に不満を持っていたという供述をしているという。 【映像】山上容疑者が自作した銃(画像あり)※3:20ごろ~ 山上容疑者が凶行に及んだ理由をどのように考えるか。ニュース番組「ABEMA Prime」に出演した、武蔵野美術大学教授で憲法学者の志田陽子氏は「どのような事情があったにしても、どこからどう考えても許容できない」とコメント。 「法的にももちろん許容できないので、もちろん法律が適用されることになる。どのような事情があったにしても、社会もその行動自体は許容できないものだと思う。ただ社会の側が、なぜこれが起きたんだろうという考えはもっともっと広げて深めるべき。どっちもどっち論に行くので

                                      「自殺したい人が一発やり返してから死のうと…」ひろゆき氏、安倍元総理襲撃事件の容疑者に言及(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース
                                    • AV人権倫理機構が提唱する「適正AV」の概念について憲法学者の志田陽子先生からの説明

                                      YokoShida @YyYySinger これは一部を切り取った解釈ですね。AV人権倫の説明は「機構の調査が及ぶ範囲すなわち「適正AV」加盟事業者の中では、もはや出演強要問題を洗い出そうとしても一件も出てこない。そうした人権侵害が今現に進行中とすると、機構の統制の及ばない非加盟事業者や一般社会で起きていると思われる。」です。 twitter.com/StopAVlaw/stat… 2022-05-11 16:30:31 AV業界に有利なAV新法に反対する緊急アクション @StopAVlaw ③ 5月9日に与党と各党の実務者会議に民間団体が呼ばれました。これが、最初で最後のヒア リングでした。ヒアリングには AV 業界団体も呼ばれており、「AV 出演強要は一件もなか った」など、被害当事者や支援団体の見ている現実とは全く違う主張をしていました。 #AV新法に反対します 2022-05-10

                                        AV人権倫理機構が提唱する「適正AV」の概念について憲法学者の志田陽子先生からの説明
                                      • 読書メモ:『ヘイト・スピーチという危害』ほか - 道徳的動物日記

                                        davitrice.hatenadiary.jp 前回に引き続き、来たる6月13日の「左からのキャンセル・カルチャー論」トークイベントに向けて、表現の自由というトピックに関して復習中*1。 最近に読んだり再読したりした本は以下の通り。 ヘイト・スピーチという危害 作者:ジェレミー・ウォルドロン みすず書房 Amazon 「表現の自由」の明日へ:一人ひとりのために、共存社会のために 作者:志田 陽子 大月書店 Amazon 「表現の自由」入門 作者:ナイジェル・ウォーバートン 岩波書店 Amazon ウォルドロンと志田の本はどちらも初読。前者はアメリカの法哲学者が書いたものでヘイト・スピーチ規制がはっきりと打ち出されているもので、後者は日本の憲法学者が判例や事例を紹介しながら法律上の「表現の自由」の意義と実際の運用について解説したもの。ウォーバートンの本については以前にもこのブログでメモを取

                                          読書メモ:『ヘイト・スピーチという危害』ほか - 道徳的動物日記
                                        • ネット中傷への法規制、議論が本格化――「木村花さん問題」を受けた対応に求められる熟慮(志田陽子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                          「その発言、投稿しますか? その発言で他者の権利が侵害された場合は…」(写真:ペイレスイメージズ/アフロイメージマート) 法規制を求める議論の高まり女子プロレスラーの木村花さん(享年22)が23日、亡くなった。テレビ出演上での発言に関して、木村さんを非難する中傷が激化したことが理由と言われている。こうした表現は今、「ネットいじめ」、「ネットリンチ」と呼ばれるが、これを防止する策が、法制度化という形で、国会の場で取り上げられる見通しとなった。海外の事例を参考に、SNSのサービスを提供するプラットフォーマーに一定の責任を課す方法や、誹謗中傷した人への罰則を設けるなどの法整備を検討する、とのことである。 ネット上の誹謗中傷、規制検討へ 与野党「ルール化必要」 木村花さん急死で(毎日新聞2020年5月25日) 事件と法規制の議論がセットで高まっている…(TBS系ニュース 5/25より)ネット暴力

                                            ネット中傷への法規制、議論が本格化――「木村花さん問題」を受けた対応に求められる熟慮(志田陽子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                          • 日本学術会議任命拒否問題がもたらしている言論空間の歪み(志田陽子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                            言論の自由には、フラットな言論空間が必要だが…。(提供:Panther Media/アフロイメージマート) 「学問の自由」と同時に「表現の自由」の問題 日本学術会議の任命拒否を巡り、多くの識者・表現者が声を上げた。 当初は「学問の自由の侵害だ」という学者からの声明や談話が続いたが、時間を経るにつれ、この問題の影響は社会の広範囲に及ぶことが見えてきた。ジャーナリストや作家など、「大学」に所属する学者ではない表現者が声を上げていることには当然の理由がある。 憲法23条「学問の自由」は、「大学の自治」を中心的な要素としているが、専門的な学問の世界は学会などを通じてその外にも広がっている。中でも日本学術会議は、「学術」の名にあるとおり、学問にたずさわる人々の見識を政府のために提供するべく設置され、法的にも認められた公的機関である。 大学や影響力のある学者は狙い撃ちされやすく、その心理的影響は広く社

                                              日本学術会議任命拒否問題がもたらしている言論空間の歪み(志田陽子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                            • 「捏造」という言葉の重さについて――批判の自由か《排除》か/志田陽子 - SYNODOS

                                              近年、「捏造」(ないし「ねつ造」)という言葉によって研究者や文筆家を論難する発言が見られる。こうした発言を名誉毀損に問う裁判も起きている。ジャーナリスト・植村隆氏が提起した二つの裁判(2019年6月26日東京地裁判決・東京高裁で控訴審係争中、2020年2月6日札幌高裁判決、最高裁に上告手続き中)や、研究者グループが提起した「フェミ科研費裁判」(2019年2月12日提訴・係争中)などである。この問題で、「表現の自由」を確保するための解釈はどうあるべきだろうか。 以下は2月24日に行われたシンポジウム「フェミ科研費裁判から考える「表現の自由」と「学問の自由」」(於 同志社大学)での登壇報告をもとにまとめた論考です。質問は、司会者の問いかけや質疑応答でいただいた質問を参考に、筆者(志田)のほうで再構成しています。 ――近年、大学所属の研究者が「捏造」「剽窃」などの研究不正に問われる事例が増えてい

                                                「捏造」という言葉の重さについて――批判の自由か《排除》か/志田陽子 - SYNODOS
                                              • 怒号は放置ですか? 「表現の不自由展」めぐる警察の矛盾 - 志田陽子|論座アーカイブ

                                                怒号は放置ですか? 「表現の不自由展」めぐる警察の矛盾 自由への妨害を許さないのが《公》の役割のはず 志田陽子 武蔵野美術大学 造形学部教授(憲法、芸術関連法) 東京・大阪・名古屋、「表現の不自由展」妨害続く 東京・大阪・名古屋で開催予定となっていた「表現の不自由展」が3か所ともそれぞれ悪質な妨害を受け、開催困難な状態に陥っている。 2021年6月25日から東京・新宿区のギャラリーで開催される予定となっていた企画展「表現の不自由展・その後 TOKYO EDITION+特別展」は、会場に対する嫌がらせ妨害のために会場を変更せざるを得なくなり、新たな会場探しに難航していると報じられている。 筆者は東京での妨害者の音声を録音した音源を一部、聴くことができたが、「死ね」「殺す」「ガソリン持ってお邪魔する」などの明らかな脅迫の言葉は聞き取れなかったものの、路上から「(展示を)やめろ」という怒声が繰り

                                                  怒号は放置ですか? 「表現の不自由展」めぐる警察の矛盾 - 志田陽子|論座アーカイブ
                                                • 自民党有志が新設目指す「国旗損壊罪」は表現の自由を脅かすか? 憲法学者が解説

                                                  自民党有志が新設目指す「国旗損壊罪」は表現の自由を脅かすか? 憲法学者が解説日本を侮辱する目的で日本国旗を傷つける行為を罰する「国旗損壊罪」を盛り込んだ刑法改正が、自民党の議員有志によって再提出される可能性が出てきた。この法改正が「表現の自由」に与える影響とは何か? 武蔵野美術大学で憲法を教える志田陽子が解説する。 文=志田陽子(武蔵野美術大学教授) (C)Photo AC 再提出された「国旗損壊罪」──憲法における名誉と愛「国旗損壊罪」法案 日本を侮辱する目的で日本国旗を傷つける行為を罰する「国旗損壊罪」を盛り込んだ刑法改正が、今国会で審議される可能性が出てきた。 1月26日、自民党の議員有志でつくる「保守団結の会」所属の議員らが下村博文政調会長と面会し、「国旗損壊罪」を盛り込んだ刑法改正案を今国会に議員立法で提出するよう要請し、27日、下村氏は記者会見でこの提出を容認する考えを示したと

                                                    自民党有志が新設目指す「国旗損壊罪」は表現の自由を脅かすか? 憲法学者が解説
                                                  • ろくでなし子裁判・最高裁判決は何を裁いたのか ――刑事罰は真に必要なことに絞るべき(志田陽子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                    一部有罪が確定した最高裁判決(女性器3Dデータ送信「ろくでなし子」被告有罪確定(2020年7月16日) テレ東ニュース公式チャンネル) 日本国憲法21条は「一切の表現の自由」を保障している。規制があるとしたら、誰かの権利(人格権や著作権など)を害しているか、社会の安全を害するような行為だ。しかし刑法175条はその例外として、被害者がいない場合でも「わいせつ」な表現内容を処罰の対象としている。 しかし、ここにまた例外がある。いったんは「わいせつ」に当たるとされた作品が裁判で「芸術的・思想的価値」が認められ、「わいせつ」に該当しないと判断される場合がある。「ろくでなし子」事件はこれをメインの争点とする裁判となった。 7月16日に出た最高裁判決は、ろくでなし子さんの上告を棄却し、一部無罪(先に確定済み)・一部有罪(今回の上告で不服とされた部分)という一審の東京地裁判決と二審の東京高裁判決を支持し

                                                      ろくでなし子裁判・最高裁判決は何を裁いたのか ――刑事罰は真に必要なことに絞るべき(志田陽子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                    • 「政教分離」は文化政策・行政を萎縮させるか──孔子廟最高裁判決が文化芸術支援にもたらす影響

                                                      「政教分離」は文化政策・行政を萎縮させるか──孔子廟最高裁判決が文化芸術支援にもたらす影響 儒教の祖・孔子を祭る「孔子廟(びょう)」の用地を那覇市が無償で提供しているのは、政教分離の原則を定めた憲法に違反するとの判断を、最高裁が示した。政治と宗教の関わりについて、これまでに比べ厳格な判断を示したと言える。この判決は、今後の文化支援・文化行政にどのような影響を与えるのだろうか。 文=志田陽子(武蔵野美術大学教授) 久米至聖廟 出典=一般社団法人 久米崇聖会ウェブサイト(https://kumesouseikai.or.jp/facilites/) 孔子廟とは 「孔子廟」は中国の儒教(儒学)の創始者とされる孔子を中心に、歴代の儒者の霊を祀る施設である。儒教は中国から伝わった思想だが、江戸時代には、幕府が封建制度を維持するために奨励した。この流れから、日本国内の各地に孔子廟が設けられており、史跡

                                                        「政教分離」は文化政策・行政を萎縮させるか──孔子廟最高裁判決が文化芸術支援にもたらす影響
                                                      • 【憲法記念日】政府による偽情報対策は表現の自由を掘り崩すか 憲法学者に聞く(楊井人文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                        政府(岸田文雄内閣)が「偽・誤情報対策」に本腰を入れようとしている。感染症対策の一環として平時から行う方針を示しているほか、「デジタル空間の情報流通の健全性確保」の観点からの包括的な対策の検討も急ピッチで進められている。 これまで偽・誤情報問題への対応は、表現の自由の観点から民間の自主的な取組を尊重し、政府の介入は慎重であるべきとされてきた。だが、情報空間への国家の介入を求める声が高まりつつあり、水面下で事実上の対策が始まっている。 こうした動きは、表現の自由を最大限保障してきた憲法の観点から問題はないのか。日本国憲法施行から77年を迎えるにあたって、『表現者のための憲法入門』などの著作がある志田陽子・武蔵野美術大学教授と、言論市場における政府の役割の憲法上の限界などを研究してきた横大道聡・慶應義塾大学法科大学院教授にインタビューを行った。 武蔵野美術大学の志田陽子教授(憲法)の話ーー 政

                                                          【憲法記念日】政府による偽情報対策は表現の自由を掘り崩すか 憲法学者に聞く(楊井人文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                        • 「思想の自由市場」の価値とはなんだろうか? - 道徳的動物日記

                                                          ヘイト・スピーチという危害 作者:ジェレミー・ウォルドロン みすず書房 Amazon 前回の記事でも紹介したジェレミー・ウォルドロンの『ヘイト・スピーチという危害』では、表現の自由を擁護する議論の古典であり現代でも頻繁に参照されているジョン・スチュアート・ミルの『自由論』について、批判的に述べられている。 …(前略)…『自由論』におけるミルの立場とは、真理の探究は論争の唯一の重要な点ではない、というものだった。彼の言うところでは、論争は公衆の間に確立された真理についての「生き生きとした理解」を維持し、それらの真理が「感情の中に浸透し、行動に対する真の支配を獲得する」ようにするためにも、言い換えれば、それらがたんに教説の空っぽの殻にならないようにするためにも、重要である。この観点からは、コンセンサスの出現は不利益のように見えるかもしれない。「真理をその反対者に対して擁護する…必要によって、真

                                                            「思想の自由市場」の価値とはなんだろうか? - 道徳的動物日記
                                                          • 「あいちトリエンナーレ2019」補助金交付で得るものと失うものーーハッピーエンドと言えない理由(志田陽子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                            突然の方向転換3月23日、不交付とされていた「あいちトリエンナーレ2019」への文化庁補助金が、一転、交付されると発表された。大村秀章愛知県知事も記者会見を行い、このことを報告した。 文化庁の決定は、現在、文化庁ホームページで見ることができる。 令和元年9月26日報道発表・不交付決定 https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/1421672.html 令和2年3月23日報道発表・交付決定(交付決定額 6661万9000円) https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/20032301.html 採択後の不交付決定も異例中の異例だったが、いったん行われた決定を変更する決定が行われたということは、さらに前代未聞の出来事である。これを受けて翌24日には、参議院議員会館

                                                              「あいちトリエンナーレ2019」補助金交付で得るものと失うものーーハッピーエンドと言えない理由(志田陽子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                            • 「表現の自由」のための自律――緊急事態宣言と「集会の自由」/志田陽子 - SYNODOS

                                                              この原稿を執筆している最中の4月6日夕方に、「明日(4月7日)、緊急事態宣言を発令する」との発表があった。今、世界中が新型コロナウィルスによる感染症と戦わねばならない状態に陥っている。残念ながら、この戦いには、この地上に生きる人すべてが、好むと好まざるとにかかわらず巻き込まれている。 緊急事態宣言が発令されると、都道府県知事は、以下の措置をとることができるようになる(主なものを挙げる)。 ・住民に、外出自粛を要請 ・学校や福祉施設などに、使用停止を要請・指示 ・人が集まるイベント(音楽やスポーツなど)の開催制限の要請・指示 ・臨時医療施設のための土地や建物の強制使用 ・医療用品やマスク、食品の買い上げ(売り渡し要請)や、収用、保管命令 ・鉄道や運送事業者に、緊急物資(医藥品など)の輸送を要請・指示 ・予防接種の実施の指示(これは有効な予防接種が確立された後の話になる) 筆者は、感染症そのも

                                                                「表現の自由」のための自律――緊急事態宣言と「集会の自由」/志田陽子 - SYNODOS
                                                              • 「公」の広報、芸術支援、そして表現の自由を考える~憲法学者の志田陽子さんに聞く(江川紹子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                この夏から秋にかけて、公的機関の芸術支援と広報活動が渾然一体となって「表現の自由」が議論される場面がいくつもあった。そのいくつかを挙げると―― 河村たかし・名古屋市長は、あいちトリエンナーレ(以下「あいトリ」)の企画展「表現の不自由展・その後」で、慰安婦を象徴する少女像が展示されたことについて、「愛知県や名古屋市が『数十万人も強制的に収容した』という韓国側の主張を認めたことになる」などとして、企画展の中止を求めた。そのうえで、国が「あいトリ」に内定していた補助金の不交付を決めたことについても同調。「(名古屋市も)国と共同歩調を取りたい」とも述べた。 文化庁所管の独立行政法人・日本芸術文化振興会は、映画「宮本から君へ」に麻薬取締法違反で有罪判決を受けたピエール瀧さんが出演していることを問題視。「公益性の観点」から内定していた助成金交付を取り消した。 最近は、人生の最終ステージで意思が表明でき

                                                                  「公」の広報、芸術支援、そして表現の自由を考える~憲法学者の志田陽子さんに聞く(江川紹子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                • AV問題:AV業界は変わったのか 第三者機関設置から3年、1万の作品を停止して見えてきたこと | 毎日新聞

                                                                  AV人権倫理機構の会見であいさつする志田陽子代表理事(左端)=東京都新宿区で2020年3月12日、中嶋真希撮影 だまされてアダルトビデオ(AV)に出演させられる被害を防ごうと、AV業界の要請を受けて設立された第三者機関「AV人権倫理機構」が12日、東京都内で記者会見を開き、2年間で約1万作品の販売を停止したことなどを発表した。出演強要を防ぐためのルール実施後も強要はゼロではなく、「負のインセンティブを与えることで被害をなくしていく」という。また、接触の多いAVの撮影で懸念されている新型コロナウイルス対応の指針について、担当者は「今後指針をまとめてメーカーに通知する」とした。【中嶋真希】 同機構は、「AV業界改革推進有識者委員会」として2017年4月に設立。出演強要を防ぐためにメーカーやプロダクションが守るべき新ルールを同年10月に発表し、ルールを守って製作した作品を「適正AV」と定めた。そ

                                                                    AV問題:AV業界は変わったのか 第三者機関設置から3年、1万の作品を停止して見えてきたこと | 毎日新聞
                                                                  • 不当な訴追から岡口基一裁判官を守る会

                                                                    不当な訴追から岡口基一裁判官を守る会 世話人 大貫憲介(弁護士),亀石倫子(弁護士),千田有紀(社会学者),中村 真(弁護士),南 和行(弁護士) 当会の主張はこちらをご覧ください↓私たちの主張 岡口基一裁判官の罷免に反対する共同声明 下記の共同声明に追加賛同していただける方はここをクリックしてください (匿名による賛同もできます) 本年6月16日、仙台高等裁判所判事である岡口基一氏が、裁判官訴追委員会により裁判官弾劾裁判所に罷免訴追された。訴追状によれば、都合13件にわたる訴追事由が挙げられているところ、いずれも職務と関係しない私生活上の行状であり、その全てがインターネット上での書き込み及び取材や記者会見での発言という表現行為を問題とする訴追となっている。 訴追事由13件のうち10件は、殺人事件被害者遺族に関するものであり、その中には遺族に対してなされたものもあり、内容的あるいは

                                                                    • 性表現は「理性的な基準で吟味を」 憲法学者がみた有害図書規制 | 毎日新聞

                                                                      有害図書を巡る規制の現状は、「表現の自由」を保障する憲法に照らして問題はないのだろうか。表現の自由に詳しい憲法学者の志田陽子・武蔵野美術大教授に聞いた。 「有害図書」規制のあり方を有識者に聞く連載は、以下のラインアップです。 ▽漫画のエロ・グロ表現で犯罪が起こる? 「はじめの一歩」作者の憂い ▽“寸止め”パンチでボクシング描けない 有害図書規制と表現の萎縮 ▽「表現の自由のため」じゃない 漫画家が有害図書規制と闘うワケ ▽科学的根拠ない「萌え広告」規制はダメ 議員になった漫画家の警鐘 ▽性表現は「理性的な基準で吟味を」 憲法学者がみた有害図書規制 ▽形骸化する「不健全図書」の審議会 “中の人”がみた不公平な仕組み ▽性表現はなぜ、子どもに見せてはいけないとされるのか 専門家に聞く ▽“朝チュン”では伝わらない 少女漫画に性愛表現が描かれる理由 ▽「事件の背景に漫画やアニメ」は本当か 専門家

                                                                        性表現は「理性的な基準で吟味を」 憲法学者がみた有害図書規制 | 毎日新聞
                                                                      • 賛同の呼びかけ : 「緊急事態宣言」を許すな! 4月19日 共闘する市民集会

                                                                        投稿者 : 花崎哲 「緊急事態宣言」を許すな! 4月19日 共闘する市民集会〜憲法、こんなときだからこ そ〜 と き:2020年4月19日(日)13:30〜16:40 ところ:文京区民センター(地下鉄春日駅・後楽園駅) 「緊急事態宣言」を許すな! 4月19日 共闘する市民集会〜憲法、こんなときだからこそ〜 プログラム: 13:30 開会(共闘する市民集会・趣旨説明) 13:40 緊急リレートーク 報告・発言(安倍政権が壊したもの)それぞれの現場から、 闘い続ける市民運動を中心に 安保法制/基地/教育(根津公子)/医療(本田宏)/原 発(神田香織)/兵器・自衛隊/政治/メディア(醍醐聰)/文化(野田邦宏)/芸術( 中垣克久)/司法/労働運動・組合活動(関ナマ労組)/民主主義/三権分立/人権/言 論(鈴木邦男)………、 ほかアピール・スピーカー募集中 3/28現在 各10分〜15分のアピールを

                                                                        • ミス・ユニバース日本代表「キモノ炎上」から考える、伝統文化の保護と《ハイブリッド表現の自由》(志田陽子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                          ミス・ユニバース世界大会で日本代表が着用した衣装に、SNS上で「残念」、「せめて左前(死に装束を意味する)はやめて欲しかった」といった批判的な声が上がり、ネットニュースでも取り上げられている。 ミス・ユニバース日本代表の“伝統衣装”に批判続出。「せめて左前はやめて欲しかった」(ハフポスト2021年12月13日掲載) 「日本人を侮辱」…“死に装束”ミス・ユニバース日本代表衣装へ怒り=韓国報道(Wow!Korea 2021年12月14日Yahoo!ニュース掲載) 筆者は先日、「文化の盗用」問題と差別表現との関係について考察した論説を「法学館憲法研究所」に寄稿したばかりだった。 リスペクトか盗用か 民族文化と模倣 (法学館憲法研究所 2021年10月18日掲載) 以下、こちらの記事をもとにしながら、このミス・ユニバース日本代表の衣装への炎上について考察してみる。 世界で起きてきた、「キモノ」炎上

                                                                            ミス・ユニバース日本代表「キモノ炎上」から考える、伝統文化の保護と《ハイブリッド表現の自由》(志田陽子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                          • ロシアのウクライナ侵攻、国際社会の「言論」は決して無力ではない - 志田陽子|論座アーカイブ

                                                                            ロシアのウクライナ侵攻、国際社会の「言論」は決して無力ではない 「煽り」「冷笑」を選り分け、再確認したい「表現の自由」の本義 志田陽子 武蔵野美術大学 造形学部教授(憲法、芸術関連法) 元首相「核共有」発言の無責任 2月24日以来、ロシアによるウクライナ軍事侵攻が世界中を震撼させている。経済制裁や非難決議でことが収まらず、欧米諸国が軍事行動に出た場合には、大規模な世界戦争になる可能性があるとも言われる。この危機の中で、様々な情報や意見が、様々な人々から発信され、SNSなどを介して世界へ広がっている。 この状況を前に、「表現の自由」の意味と価値と責任について、あらためて考えてみたい。 ウクライナ市民の発信した、市街が攻撃を受けている様子を撮影した動画が、SNSからリアルタイムで流れてくる。またロシア国内での批判デモも激しさを増し、これをロシアの警察が拘束し、被拘束者は数千人に上っているとの情

                                                                              ロシアのウクライナ侵攻、国際社会の「言論」は決して無力ではない - 志田陽子|論座アーカイブ
                                                                            • 津田大介や会田誠らが出席。立憲民主党の憲法調査会でヒアリング実施

                                                                              津田大介や会田誠らが出席。立憲民主党の憲法調査会でヒアリング実施立憲民主党は12月6日、第41回憲法調査会を開催し、「表現の自由」に関するヒアリングを行った。あいちトリエンナーレ2019芸術監督・津田大介や会田誠らが出席したこのヒアリングで語られたこととは? 左から、会田誠、小田原のどか、小泉明郎、志田陽子、津田大介 文化庁補助金不交付問題はブラックボックス 立憲民主党は12月6日、第41回憲法調査会において、「表現の自由の萎縮を懸念する芸術関係者からのヒアリング」を衆議院第二議員会館で実施した。 この日のヒアリングでは、「あいちトリエンナーレ2019(以下、あいトリ)」芸術監督・津田大介をはじめ、あいトリ参加作家から小泉明郎と小田原のどか、在オーストリア日本大使館によって公認撤回されたウィーンの展覧会「JAPAN UNLIMITED」参加作家の会田誠、そして武蔵野美術大学教授で憲法が専門

                                                                                津田大介や会田誠らが出席。立憲民主党の憲法調査会でヒアリング実施
                                                                              • なぜ「表現の自由」は重要なのか?/志田陽子/芹沢一也(ホスト) - SYNODOS

                                                                                なぜ「表現の自由」は重要なのでしょうか?多くの国家が憲法で、集会や言論、出版の自由を保障し、公権力の介入を禁じているのはなぜなのでしょうか? 個々の表現を見れば、その内実は玉石混交でしょう。公共性の高い価値のありそうなものもあれば、あえて擁護する価値のなさそうなものもあるでしょう。しかし、「価値があるかもしれないもの・ないかもしれないものを取り混ぜて、それらが流通する《自由な表現のあり方》が確保されていることに意味と価値がある」のです。 昨今は、「公共の福祉」との関連で、「表現の自由」の規制を求める声も、しばしば耳にします。ときには、「自由な言論市場」から、ある種の表現を排除しようとする動きも目立ちます。こうした状況の中で、いまいちど、「表現の自由」の意味を原理的に考えることは有益でしょう。 「シノドス・トークラウンジ」第3回は、『「表現の自由」の明日へ』の著者、志田陽子さんをお招きしてお

                                                                                  なぜ「表現の自由」は重要なのか?/志田陽子/芹沢一也(ホスト) - SYNODOS
                                                                                • 志田陽子さんに聞いた:日本はもはや民主主義国家ではない? 進行する「実質改憲」

                                                                                  昨年、「総裁としての今任期中に改憲を目指す」と宣言した岸田首相。2022年末には敵基地攻撃能力(反撃能力)保有を認める「安保関連三文書」が閣議決定、憲法審査会では緊急事態条項についての議論が続けられるなど、なし崩しに改憲への道が開かれようとしているようにも感じます。近年の日本の政治と憲法の現状について、憲法研究者の志田陽子さんにお話を伺いました。 高等教育無償化も同性婚も、憲法改正なしで実現できる ──昨年11月、岸田首相は自民党総裁としての今任期が終了する2024年9月までに「改憲を目指す」と発言しました。かつて、安倍元首相も同様に「任期中に改憲を」と述べていたことが思い起こされますが、首相や与党が前のめりに「改憲」を叫ぶ近年の状況をどう見ておられますか。 志田 今から10年ほど前、野党だった自民党が「日本国憲法改正草案」を出したあたりから、「憲法改正を実現することが保守の政治家としての

                                                                                    志田陽子さんに聞いた:日本はもはや民主主義国家ではない? 進行する「実質改憲」