自民党は、岸田文雄首相のもとで憲法改正推進本部を「実現本部」(本部長・古屋圭司政調会長代行)に改組し、2月に“実動部隊”の「タスクフォース(TF)」を発足させました。各地で改憲研修会や集会などを開催し、改憲発議に向けて国民世論を喚起し、国会での改憲論議の加速を狙っています。 集会は、経済団体の会合での講演や改憲右翼団体の日本会議や自衛隊・関係団体との共催などさまざまな形で行われています。こうした集会は6日時点で少なくとも27都道府県で行われ、4500人以上が参加しています。 6月から7月にかけての参院選の運動と一体にとりくまれたことも特徴です。自民党青年部・青年局は6月5日、全国約160カ所で安全保障や憲法などをテーマに一斉街頭行動を実施。茂木敏充幹事長や高市早苗政調会長(当時)などの党役員が訴え、参院選候補者も参加しました。 選挙後も、柴山昌彦元文科相(自民党憲法改正副本部長)が県連主催