[東京 26日 ロイター] - 第2次安倍内閣で内閣官房参与を務めた藤井聡氏(京都大学大学院教授)は、歴代最長政権となった安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」について、消費増税によって第2の矢である財政政策が十分に機能しなかったとの見方を示した。 8月26日、第2次安倍内閣で内閣官房参与を務めた藤井聡氏(京都大学大学院教授)は、歴代最長政権となった安倍晋三首相(写真)の経済政策「アベノミクス」について、消費増税によって第2の矢である財政政策が十分に機能しなかったとの見方を示した。写真は都内で3月撮影(2020年 ロイター/Issei Kato) その上で、足元のコロナ禍で内需が低迷する状況に対応するため、さらなる財政出動と消費税減税が必要と語った。24日に書面で回答した。 <財政政策がマイナスに> 藤井氏はアベノミクスの成果について、「2014年3月までの期間、消費税5%の状況下で10兆