次世代通信規格「5G(第5世代)」を使う大きなメリットは、4Gよりも高精細で遅延の少ない映像を配信できる点だ。この特徴を生かし、建設機械や医療機器を遠隔操作しようとする取り組みが広…続き 5Gがやってくる つながる機器は100万台 [有料会員限定] 5Gでロボット遠隔操作や遠隔医療、ドコモが公開
同氏は京都大学を卒業して日立電子に入社、ミニコンピュータシステムのエンジニアとしてキャリアをスタートさせる。その後は、Digital Equipment Corporation(DEC)日本法人のマーケティング担当取締役、インフォミックス、ノーザンテレコム(現ノーテルネットワーク)両日本法人のCEOなど、外資系ハイテク企業の要職を歴任、2001年にはアメリカのeラーニング会社、ドーセントの日本法人を設立して社長に就任した。2003年4月、グーグルに、副社長兼日本法人の代表取締役社長として入社し、現在に至る。 そもそもグーグルに招かれた経緯から始まり、同社の知られざる社内事情と今後の戦略、個人的に関心を持ち続けている人工知能研究のことからビジネスに必要な知識を瞬時に得る方法、そしてネットと広告との関わり方まで、余すところなく語っていただいた。 司会は日経ビジネスオンライン副編集長の山中浩之と
いちばんいいのは、ITがわからない50歳以上のおじさんたちに会社を辞めてもらうこと――村上憲郎・グーグル日本法人元社長/前名誉会長(第5回/最終回)(1) - 11/04/06 | 10:28 ――ご自身でも団塊世代だとおっしゃいましたが、日本国憲法が施行された1947年のお生まれです。いわば日本の戦後を生きてこられた村上さんの目には、閉塞感が漂う今の日本はどう映っているのでしょうか。 私が生きてきた64年間は、まさに日本が廃墟の中から立ち上がった64年間です。こんなにきれいで安心安全といわれる国はほかになかなかありません。誇っていいでしょう。ただ、戦後から復興した日本社会の仕組みは“オプトイン”なんです。 簡単に言うと、たとえばある新しい機能が出てきたときに基本的にはみんなが使えるようになっていて、使いたくない人は使わなければいいという仕組みが“オプトアウト”。ところが、日本は新しい
特定の業務、もっといえば職務や組織構造にしばられることなく自分のアイデアを実行する人。そのベースとして多才な専門性を持ち、好奇心とリスクを恐れない姿勢も併せ持っている人。すなわち、従来型の知的労働者とは異なる新種だ。 これは、Google会長のエリック・シュミット氏が、前プロダクト担当シニア・バイスプレジデントのジョナサン・ローゼンバーグ氏との共著『How Google Works~私たちの働き方とマネジメント』で“Googler=Googleで働く社員”を表した言葉である。 彼らはこういった人材を「スマート・クリエイティブ」と呼び、Googleの成功はスマート・クリエイティブに自由を提供し、刺激し合う環境をつくることでもたらされたと本の中で述べている。 11月4日、この『How Google Works』の出版記念としてシュミット氏が来日し、元Google Japan代表の村上憲郎氏との
--ご自身でも団塊世代だとおっしゃいましたが、日本国憲法が施行された1947年のお生まれです。いわば日本の戦後を生きてこられた村上さんの目には、閉塞感が漂う今の日本はどう映っているのでしょうか。 私が生きてきた64年間は、まさに日本が廃墟の中から立ち上がった64年間です。こんなにきれいで安心安全といわれる国はほかになかなかありません。誇っていいでしょう。ただ、戦後から復興した日本社会の仕組みは“オプトイン”なんです。 簡単に言うと、たとえばある新しい機能が出てきたときに基本的にはみんなが使えるようになっていて、使いたくない人は使わなければいいという仕組みが“オプトアウト”。ところが、日本は新しいことが起こると先回りして心配をし、原則許可ではなく、原則禁止をしますよね。 新しいことは基本的にはやらない方向で進んでいくのがオプトイン社会です。しかも日本は検討に検討を重ねたとしてもやらないことが
「研究所の先生」と話を合わせるために知識が必要だった 私は大学卒業とともに日立電子へ、ミニコンピュータのシステムエンジニアとして入社しました。日立電子での仕事内容を手短に説明すると、さまざまな研究所にお邪魔し、そこの先生が研究されている内容をお聞きして、「先生たちの研究はここをコンピュータで自動化することができますよ」という提案をするといったものでした。 研究分野は医学や物理など多岐にわたり、私は、先生方の専門分野の知識をそれなりに習得する必要がありました。知識がなければ、研究所の先生と話を合わせることができません。知識不足のまま提案しても、的はずれな提案として、競合他社に負けるだけです。 まずは先生方がどのような研究に打ち込み、どのような成果を出そうとしているのかを、知る必要があったのです。 そのため私は、会社のあったJR中央線武蔵小金井駅近くの書店へ、研究所の先生方を訪問した帰りに立ち
「村上式シンプル英語勉強法」という本を読みました。 ずいぶん前にベストセラーになった本です。英語の勉強法はいつの時代も売れ続けるコンテンツですね。 短めの本で、書いてあることはタイトル通りシンプルです。 要約すると、 「量をこなせ。英語は学問ではなく、身体で覚えるもの」 です。 村上憲郎さんの経歴は輝いています。 京都大学を卒業後、日立に就職。 31歳のタイミングで外資系IT企業であるDECに転職。 Northern Telecom Japanの代表取締役を経て、2003年Google日本法人代表取締役に就任。 という、恐ろしい経歴の持ち主です。 「村上式シンプル英語勉強法」では、31歳まで英語が全然できなかった村上さんが、英語を克服し、使いこなせるようになるまでの経緯が書かれていますが、彼がここまで出世した理由は、おそらく英語力によるものだけではないでしょう。 英語ができて当たり前の環境
リクルートエグゼクティブエージェントが主催し,今回で20回目となる "Road to CEO" という無料イベント.今回のゲストスピーカーは Google 副社長兼,Google Japan 代表取締役社長の村上憲郎氏ということで,足を運んでみました. 第20回 グーグル株式会社 代表取締役社長 村上憲郎氏 このイベントは, 次代を担う経営者予備軍に当る、30代を中心とするビジネスリーダーの皆様を毎回、オーディエンスとしてお迎えし開催しております。 オーディエンス対象 現在30代〜40代前半で、将来プロフェッショナル経営者を志向されている以下の方々 ・事業リーダー、経営企画リーダーで、特にWEBビジネスを手掛けていらっしゃる方 ・コンサルティングファーム出身者、もしくは在籍中で事業会社の中枢ポジションへの転身を目指している方 とのことで,会場もスーツを着た方がほとんどだったように思う. 個
この連載コラムの前回で、「コンピューターは人間に近づいた?『猫』を認識する技術の本質」と題して、コンピューターサイエンスの重要な一部である「人工知能」の、更にその重要な一部である「機械学習」について、次のように紹介した。 一言でいえば、「人工知能」とは、現行のデジタルコンピューターの上に、我々人間と同程度の「知能」を構成しようとする試み、あるいは、その試みの過程で派生した一群のコンピューター技術の総称である。 そして、「機械学習」とは、その「知能」の重要な一部である「学習能力」を、現行のデジタルコンピューターの上に構成しようとする試み、あるいは、その試みの過程で派生した一群のコンピューター技術の総称である。
世の中のグローバル化が進み、英語の需要は上がった。社内公用語を英語にする企業は増え、英語力によって年収が変わるほどだ。 とはいえ、英語の勉強方法が分からない人は多いはず。 本記事では、Google元社長、村上憲郎さん本「村上式シンプル英語勉強法」から、いくつか勉強法を紹介しよう。 村上憲郎氏の英語勉強術とは 村上氏は英語学習法について「英語は学問ではない、2台目の自転車のようなものだ」と語っている。 村上式では英語を勉強する際、「読む」「単語を覚える」「聴く」「書く」「話す」という5つの側面からアプローチしている。 村上憲郎 (@noriomurakami) | TwitterThe latest Tweets from 村上憲郎 (@noriomurakami). 村上憲郎事務所代表 (株)エナリス前代表取締役 元グーグル日本法人名誉会長 元グーグル米国本社副社長兼グーグル日本法人代表取
■ユーチューブ問題 違法投稿削除の技術開発中 米検索エンジン最大手のグーグルは、急成長するネット広告事業や独創的なウェブサービスで世界的に注目を集めている。日本法人の村上憲郎社長に日本での事業展開を聞いた。(黒川信雄) −−グーグルの世界展開における日本法人の役割は 「各国のオペレーションはあるが、サービスは国別より言語別という位置づけで提供している。そのため、日本法人は日本語サービスを提供し、その状況を米本社にフィードバックするのが役目だ。現在、日本での主要事業は検索技術を提供しているネット関連企業へのサポートとネット広告事業。いずれも関連企業との関係が重要だととらえている」 −−ネット広告事業はパソコン経由と携帯電話経由のどちらが中心なのか 「割合などの数字はコメントできない。ただ携帯経由の収益の伸びは著しい。日本ではKDDIとの事業提携でau携帯端末に検索エンジンを提供しているが、携
20%ルールなどグーグルの人事管理は、すべての会社には当てはまらない――村上憲郎・グーグル日本法人元社長/前名誉会長(第2回)(1) - 11/03/08 | 16:18 ――シンプルなビジネスモデルという“見えない垣根”の中でエンジニアを“放し飼い”にしているとのことですが、1つのプロジェクトを進める上では何か“見えない垣根”を設定していますか。 プロジェクトのサイズは限定しています。プログラミングは著述業です。長編小説を書くようなものなので、本当は1人ですべてを書き上げたほうがいい。 1つの長編小説を章ごとに何人かで分担して自由に書かせたら、物語が破綻しますよね。プログラミングでも同じことが起こるので、チームの人員はなるべく1ケタに抑え、コーディングスタイルも限定します。最後は決められたコーディングスタイルで読みやすいものになっているかというコードレビューも行い、コードが複雑になら
人類は英語のしゃべれる人としゃべれない人に二分される――村上憲郎・グーグル日本法人元社長/前名誉会長(第4回)(1) - 11/03/29 | 08:13 ――『村上式シンプル英語勉強法』(ダイヤモンド社)が発売2カ月で18万部突破と、ベストセラーになりました。ここに書かれている勉強法はシンプルなんですが、全部をやるのは大変ですよね。 私は日立電子という伝統的な日本企業から日本DECという外資系企業に転職をしたのを機に、英語の勉強を始めました。31歳のときです。 この本は、「こうしたほうがいい」ということよりも、「手遅れギリギリの年齢から英語を学び始めた僕は、こう勉強した」という体験談が書かれているんです。英語の先生が書いた本ではないので「熟語なんかいらない」ということも平然と書いてありますよ。 とにかく僕は、31〜34歳までの3年間、1日3時間英語を勉強しました。1日1時間リスニン
司会、山中(以下Y) それでは村上さんにご質問のある方、挙手をお願いいたします。 Q 何年か前にインターネット上で「グーグルゾン」、つまりグーグルとアマゾンが合併して、インターネットの世界を席巻するという話が結構、流れて、実はうちの役員会で、「2015年にこうなっちゃう」というディスカッションをする題材にさせていただいたんですけれども、これからも、どんどんインターネットの世界は変化していくと思うんです。そういう村上さんのネットに対する世界観をぜひ、お伺いしたいと思います。 グーグルゾンは何の根拠もない「与太話」だと思う 村上 グーグルゾンが話題になったように、過分なご評価もちょうだいするわけです。「あちら側」とか、「こちら側」があって、「グーグルはあっち側だろう」って。でも、逆にその裏返しとして、グーグルゾンのような何の根拠もない与太話、それに基づく針小棒大な本がいろいろ出ています。「あ、
村上憲郎(むらかみ・のりお) 昭和45年、京都大学工学部卒。日立電子、日本DECを経て平成4年に日本DEC取締役。6年に米インフォミックスソフトウエア副社長。9年にノーザンテレコムジャパン副社長、10年に社長。11年にノーテルネットワークス社長、13年にドーセントジャパン社長。15年より米グーグル副社長兼日本法人社長。大分県生まれ、60歳。 ――2007年、ネット業界で一番関心があった出来事は 「やっぱり動画共有サイト。社会的な認知を得たんじゃないか。違法投稿などの問題は完全には解決してないが、それで良しとはしていない。著作権を保護しながら、ユーザーの利便性を高めるよう、どう折り合いを付けていくか。違法投稿を人の目で全部削除する企業もあるが、グーグルは機械的に削除できるソフトを開発し、コンテンツのオーナーに配布した。削除するか、残して収益につなげる方策を考えるかの判断を委ねた。こうした形が
グーグルは、優秀な社員を放し飼いにしているんです――村上憲郎・グーグル日本法人元社長/前名誉会長(第1回)(1) - 11/03/01 | 08:13 ――外資系企業の社長職を3社務められ、2003年に米国グーグル副社長兼日本法人社長として就任、名誉会長を経て今年退任されました。8年もの間在籍されたグーグルとの出会いについてお聞かせください。 きっかけはヘッドハンティングです。ヘッドハンターの方たちは外資系日本法人トップの候補リストをつねに持っています。 IT業界であればコンピュータとマネジメントができ、英語が話せるという人が候補に挙がります。コンピュータとマネジメントができる人は10万人規模でいましたが、なおかつ英語もできる人となると当時は200人くらいに絞られました。 さらにその中から私が選ばれたのは、前に勤めていた日本ディジタル・イクイップメント・コーポレーション(DEC)で「
当サイトでは、サイトの利便性向上のため、クッキー(Cookie)を使用しています。 サイトのクッキー(Cookie)の使用に関しては、「プライバシーポリシー」をお読みください。 『THE21』2013年3月号 総力特集[「できる大人」のモノの言い方]より》 「相手を操る」のではなく「相手の立場」で話す 無口なトップ営業が教えてくれたこと メーカーのエンジニアから外資系企業のセールスに転身。プロ経営者として外国企業の日本法人社長を歴任し、グーグル日本法人の社長、さらには会長職を務めた村上憲郎氏。講演や座談での巧みな話術でも知られ、自ら「口から生まれてきたような男」という村上氏。インタビューは、今回の特集自体に疑問を呈するかのような(?)鋭い指摘から始まった。 <取材構成:川端隆人/写真:永井浩> 「こういう特集のニーズがあるということは、たとえば40歳くらいになっても、まだ『話すのが苦手だ』
- 英語と日本語で IT ベンチャー企業に関するポッドキャストをやっているテクノロジーオタクなメッサリバティ社長(コカ・コーラ好き)のブログ日本語版 友人の経営者から、Google 名誉会長の村上憲郎氏の講演があるから申し込んどくよ?と連絡が来たので、そのまま申し込みをお願いし、参加してきました。少し前のことです。結論から言うと、今回村上さんにお会いできて、非常に良かった。それはなぜかは後ほど。まずは講演とパネルディスカッションのメモ。 Google のビジネスモデル Google のビジネスモデルは100%広告モデルであるべき 広告はネアンデルタール人時代から存在する不滅のビジネスモデルである 現売上2兆円のうち97%が広告売上 広告だけにしたい Google はコンテンツを持たない ブリッジの役割のみを果たす インターネットのすべてを無料化させようとしてるわけではない 1ページで明確に
スーパーIT高校生"Tehu"と考える 創造力のつくり方 【本の概要】◆今日ご紹介するのは、あの灘校2年にして数々のiOSアプリ公開で知られる"Tehu"さんと、元Google日本法人社長の村上憲郎さんとの対談集。 世代も経歴も違う2人のお話から、色々と考えさせられることがありました。 アマゾンの内容紹介から。中学時代につくったiOSアプリがダウンロード数世界第3位。グーグル元名誉会長と話題のIT灘高生。祖父と孫ほど年の離れた2人が、IT、ビジネス、教育、英語に議論を交わす。 話題は多岐に渡るのですが、特にアプリを作ってらっしゃる方、英語を勉強されている方なら要チェックです! いつも応援ありがとうございます! 【ポイント】■1.タブレットは未就学児の教育には向かない 同じ遊びでも、iPadでパズルをやるのと積み木で遊ぶのとでは全然違います。iPadは液晶に映る2次元の世界しかないので3次元
北野:前半では、イーロン・マスク率いる『テスラ』の魅力などについて語っていただきましたが、後半では、優秀な人材の定義や、グローバルでの戦い方について聞きます。村上さんがGoogle Japanを預かられていた時、当時のGoogleに入ってくる人はおそらく、先見の明があり、どこかユニークネスを持った魅力的な人が多かったはずです。そんな優秀な方々に共通する要素をあげるとするとなんだったと思いますか。 村上:結局ね、ある種のリーダーシップがあるやつらが多かったよね。別の言い方をすると言いだしっぺで、やりだしっぺなやつが多かったかな。 北野:まさに村上さんご自身も、学生運動で逮捕されたり、「言いだしっぺ」のタイプだったと思うんですけど、そういう人材に対して、長く共に働いてもらうという観点から、どういう環境や働き方があればいいとお考えですか。 村上:放し飼い、これしかないね。私なんて会社の人とかパー
グーグルの村上憲郎社長は2006年9月12日に東京都内で開催された「Network Summit 2006」で,Googleが目指す今後の進化を語った。講演では,インターネットに乗り切らない情報をターゲットにしたさまざまな検索サービスを紹介し,「あらゆるカテゴリのインデックスを統合する」,「ユーザーに合わせて検索結果を表示する」という次なる目標を掲げた。 講演を通して村上氏は,Googleのミッションである「世界中の情報を整理して,世界中の人がアクセスできて,使えるようにすること」を繰り返し強調した。Googleのビジネスはこのミッションに加え,「サービスを無料で提供する」「収入は広告収入のみ」という三つのポリシーで成り立っている。 これらの三つのポリシーの中核となるのは「技術」。村上氏は,Googleが前向きなスパイラルを形成しているしくみを次のように語った。まず,世界中から優れたエンジ
グーグルはどんな基準で人の採用を決めるのか 田村: こんにちは。今回は村上さんに、主に三つのことをお聞きしたいと考えています。 一つ目は、世界中からオリンピック選手のような人材が集まるグーグルという会社は、どのような採用をしているのかということ。二つ目は、グローバル企業での英語の重要性について村上さんがどうお感じになったかということ。そして三つ目は、親御さんの立場で、日本の教育をどう考えているかということです。 最後の点については、プライベートな話になりますが、村上さんのお嬢さんは、日本の高校や大学ではなく、アメリカのボーディング・スクールを経てハーバード大学へ進まれています。お子さんに受けさせる教育として、日本ではなくアメリカでの教育を選択した理由もぜひ伺ってみたいと思います。 とりあえず、まずは一番目のポイントから伺います。グローバル市場で勝っている企業は、どんな人材を求めているのでし
北野:前半では、イーロン・マスク率いる『テスラ』の魅力などについて語っていただきましたが、後半では、優秀な人材の定義や、グローバルでの戦い方について聞きます。村上さんがGoogle Japanを預かられていた時、当時のGoogleに入ってくる人はおそらく、先見の明があり、どこかユニークネスを持った魅力的な人が多かったはずです。そんな優秀な方々に共通する要素をあげるとするとなんだったと思いますか。 村上:結局ね、ある種のリーダーシップがあるやつらが多かったよね。別の言い方をすると言いだしっぺで、やりだしっぺなやつが多かったかな。 北野:まさに村上さんご自身も、学生運動で逮捕されたり、「言いだしっぺ」のタイプだったと思うんですけど、そういう人材に対して、長く共に働いてもらうという観点から、どういう環境や働き方があればいいとお考えですか。 村上:放し飼い、これしかないね。私なんて会社の人とかパー
「クラウド時代」、変わるメディア 角川歴彦氏×村上憲郎氏 (1/3) 2010年5月11日 かどかわ・つぐひこ。1943年、東京都生まれ。経営の傍ら、東京大大学院などでメディア論を教える。早稲田大第一政経学部卒。 むらかみ・のりお。1947年、大分県生まれ。コンピューターのエンジニアを経て、IT関連企業の代表を歴任した。京都大工学部卒。 クラウド・コンピューティングの仕組み [Book] クラウドを理解するためのブックガイド デジタル化された映像や書籍、あらゆるサービス、情報が、地球規模で広がるネット上の「雲(クラウド)」から利用者の手元に絶え間なく降り注ぐ――。そんな情報環境とメディアの地殻変動は、私たちの社会をどう変えようとしているのか。「クラウド時代と〈クール革命〉」の著者、角川グループホールディングスの角川歴彦(つぐひこ)会長と、この変化を先導するネット検索大手グーグル日本法人の村
森川富昭・村上憲郎・Tehuが語るデータサイエンスの未来~なぜ、日本企業は"今ある情報"をお金に変えられないのか? ビッグデータ、データサイエンス、ディープラーニング……最近のビジネスシーンで引き合いにされるキーワードの多くはIT、データに関連したものが目立つ。しかし実際の職場を見ていると、膨大な紙のアンケート用紙を集計しているスタッフの姿は変わらない。どうして日本企業におけるビックデータの活用は進まないのだろうか。 この点に危機意識を持った慶應義塾大学 政策・メディア研究科准教授 森川富昭氏は、データサイエンティストとして成長していくあるビジネスマンの姿を通じ、ビッグデータとの向き合い方の基本を描いた『ビジネスを動かす情報の錬金術』(クロスメディア・パブリッシング)を上梓した。 今回、森川氏のもとに、元グーグル米国本社副社長兼グーグル日本法人代表取締役社長の村上 憲郎氏、そして高校時代か
関連トピックス関西電力株主総会グーグル原子力発電所橋下徹 大阪市は23日、関西電力の6月の株主総会で、市特別参与でネット検索大手・グーグル日本法人元社長の村上憲郎(のりお)氏を社外取締役に選任するよう株主提案することを決めた。同社の筆頭株主の市は、脱原発への取り組みや経営の透明性確保などを求める8議案に追加する方針。 橋下徹市長は23日夜、東京都内で村上氏と面会して依頼し、村上氏も承諾した。橋下氏は「原子力技術者で、IT企業の経営者でもあった人で適任だ」とした。村上氏は、8議案を作成した大阪府市の専門家組織「エネルギー戦略会議」の委員も務めている。 10日の同戦略会議で、市の元助役ら歴代の市幹部OBが関電の社外監査役に就いていたことが問題視され、委員から「市民のために信頼できる人を送り込むべきだ」といった意見が出ていた。橋下氏は「筆頭株主として役員を送り込む」とし、人選を進めていた。
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く