東京大学および、神奈川県立産業技術総合研究所の研究グループは2021年1月、呼気に混合した0.5ppbレベルの微量の匂い物質を検出できる匂いセンサーを開発したと発表した。 東京大学および、神奈川県立産業技術総合研究所(以下、KISTEC)の研究グループ*)は2021年1月、呼気に混合した0.5ppbレベルの微量の匂い物質を検出できる匂いセンサーを開発したと発表した。開発したセンサーは、マイクロデバイスに蚊の嗅覚受容体を組み込んだバイオハイブリッド型匂いセンサーで12×17×5cmサイズと小さく「これまで1000万円程度の価格で売られている大型装置でも検出が難しかったような低濃度の匂いを高精度で検知できる」(研究グループ)とする。 *)東京大学大学院情報理工学系研究科、生産技術研究所の竹内昌治教授、神奈川県立産業技術総合研究所の山田哲也研究員(研究当時/現東京工業大学 未来産業技術研究所助教