横に広い静岡県、その地理的要因も選挙結果に影響を与えた(提供:GYRO_PHOTOGRAPHY/イメージマート) 7日告示された参議院議員補欠選挙(山口県選挙区・静岡県選挙区)は、24日に投開票日を迎え、うち静岡県選挙区では無所属の元静岡県議会議員で立憲民主党と国民民主党が推薦する新人・山﨑真之輔氏が、自民党の元御殿場市長で公明党が推薦する新人・若林洋平氏、共産党の党県委員会部長の新人・鈴木千佳氏に競り勝って初当選を決めました。 現在も衆院総選挙が行われている中ですが、まずはこの参議院補選(静岡県選挙区)で野党山﨑候補がなぜ勝利したのか、その理由と衆院総選挙への影響について分析してみたいと思います。 参議院補欠選挙は与党2勝が「絶対ライン」だった そもそもこの参議院補欠選挙(山口県選挙区・静岡県選挙区)は、いずれも自民党の参院議員の辞職によるものであり、自民党としては落としてはいけない選挙