二階、甘利氏が責任回避 1.5億円支出、泥仕合の様相 2021年05月18日20時33分 役員会後の記者会見で写真撮影に応じる自民党の二階俊博幹事長(左から2人目)、甘利明選対委員長(右端、肩書きは当時)ら=2018年10月、東京・永田町の同党本部 2019年参院選広島選挙区の公職選挙法違反事件をめぐり、自民党の二階俊博幹事長と当時の選対委員長である甘利明氏が18日、それぞれ責任を回避する発言をした。党本部から河井案里元参院議員=自民離党=陣営に渡り、買収の原資になったとの指摘が出ている1億5000万円について双方とも無関係だと主張するもので、泥仕合の様相を呈している。 1.5億円使途、自民内に不信感 首相の説明求める声も―河井夫妻逮捕 案里元議員は当時の安倍晋三首相(党総裁)や菅義偉官房長官の支援を受けて当選したが、有罪が確定し、当選無効となった。問題の支出について17日に関与を否定した