マイナンバーカードは、日本で最も普及した身分証明書です。さらにデジタル対応に向けて基本4情報をカードから取得する機能も備えており、今後様々なシーンで役立つことが期待されています。 こうしたカードの普及は「鶏と卵」の関係で、様々な利用シーンが拡大して自然に利用者が増えるか、カードが普及したから利用シーンが増えるか、どちらが先かという議論が長く続いていました。 政府は、当初は前者を狙っていたようですが、利用シーンが増えることはなかったので、カード普及に力を入れる方針に切り替えました(というように見えます)。結果としてカードはかなりの普及率となったので、今後は利用シーンの拡大が重要になってきます。 その一環として検討が進められていたのが災害時のマイナンバーカードの活用です。 デジタル庁による、災害時のマイナンバーカード利用を想定した実証実験の一例。報告書PDFより 避難所運営は大きな負担 災害の