パラリンピック聖火到着式で、聖火を持って走る都内最終ランナーで国際パラリンピック委員会(IPC)特別親善大使の(左から)稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さん=2021年8月24日午後、東京都渋谷区 - 写真=時事通信フォト なぜジャニー喜多川氏の性加害問題は長年放置されてきたのか。元テレビ東京社員の田淵俊彦さんは「ジャニーズ事務所にたてつけば痛い目にあうという長年にわたる『刷り込み』がマスコミ各社に浸透し、自然と『はれ物』に触るような対応が習慣化した。テレビ局は忖度をすることで大きなメリットを得ていた」という――。 【写真】2008年当時のSMAP。中居、香取、草彅、稲垣、木村の5人が並んでいる。 ※本稿は、田淵俊彦『混沌時代の新・テレビ論 ここまで明かすか! テレビ業界の真実』(ポプラ新書)の第3章『病症Ⅱ:異常なまでの「忖度」をするという「だらしなさ」』の一部を再編集したものです。