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知識人の検索結果681 - 720 件 / 9341件

  • 頑張っても出来ないことは多い - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    なんでも自分基準で考えないこと 会社も3社目になりますが、採用・教育業務を3社でやってみて現在の宿泊業でよく聞く言葉が「頑張ってやってるんですが出来ないものは出来ないんです」と語る若い社員が多いことです 最初は大企業で商品開発系も営業系も競争は非常に激しい環境でした 次の会社も営業社員は同期間の競争が激しかったです 宿泊業は競争とは無縁な、私から見ると穏やかな世界です 「同期の〇〇の企画した商品がヒットした」 「同期の〇〇の営業数字がすごい」 などの競争社会独自のプレッシャーがありましたが、宿泊業ではそれがありません 賃金は低い業界なので求人には苦労しますが、競争が激しい環境での独自のストレスがありません 高度なスキルを要求される仕事もなく、1年もいれば大概のことは出来るようになります それでも「頑張っても出来ない」と口にする若い世代は多いです 昭和は「やればできる」令和は「できることを探

      頑張っても出来ないことは多い - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
    • 「日本人は山本五十六の指摘を忘れてはならない」元・豪首相上級顧問が語る中国 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

      かつて衝撃的な著書『アメリカが中国を選ぶ日』を発表したオーストラリアの元国防副次官。もはや中国抜きでは成り立たなくなった世界について、厳しい未来を語る。安全保障分野のトップジャーナリスト、牧野愛博氏によるオーストラリアレポート第4弾。 私は昨年11月、オーストラリアに出張する前、日本の知識人たちに「豪州で一番のリアリストは誰だろうか」と尋ねて回った。私の頭のなかに「リアリストこそ、現実をよく知る人物」というひとつの仮定があったからだ。 専門家なら誰もが知る言葉のひとつに、「外交や安全保障は、やればやるほどリアリストになる」という文句がある。安全保障と外交の世界に平等という言葉はない。国連安全保障理事国や核拡散防止条約(NPT)体制など、全く不平等な取り決めだが、「戦後秩序」「パワーゲーム」などの言葉の下で、受け入れなければならない。 外交や安全保障は、こうした彼我の力の差や国際関係を冷静に

        「日本人は山本五十六の指摘を忘れてはならない」元・豪首相上級顧問が語る中国 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
      • 中国から日本へ大脱出する「新富裕層」驚きの生態

        中国人が次々と祖国から脱出している。中国国内における民間企業への規制強化、厳しいゼロコロナ政策、政治体制への不安、米中対立の激化などが背景だ。とくに富裕層、知識人にそうした傾向が強い。この動きは、日本社会にもさまざまなインパクトを与えつつある。 これまでも中国人の日本移住のブームはあったが、今回は富裕層の多さが特徴的だ。そうした「新移民」の実像を追った。 日本のインターナショナルスクールは「割安」 都内に住む中国人女性は「日本に移住した富裕層の微信チャットグループがあって、中国人ママが400人以上入っています。その大半が東京の港区在住ですね」と話す。彼女たちの大きな関心事は、子どもを通わせるインターナショナルスクールの情報だ。 特に人気なのがアメリカン・スクール・イン・ジャパン(調布市)、ブリティッシュ・スクール・イン・東京(港区・世田谷区)、西町インターナショナルスクール(港区)、清泉イ

          中国から日本へ大脱出する「新富裕層」驚きの生態
        • スティーヴ・アルビニ、自身の過去の差別的な言動や表現について語る | NME Japan

          スティーヴ・アルビニは慣習に逆らう「中二病的な」過去の言動について「当時は何でもありだった」と語っている。 1980年代にレイプマンやラン・ニガー・ランといったバンドに在籍していたスティーヴ・アルビニは『フォースド・エクスポージャー』で友人の児童ポルノを紹介し、2011年のオンライン・フォーラムではタイラー・ザ・クリエイターに人種差別的な言葉を使ったことが報告されていた。 スティーヴ・アルビニはバルセロナでオッド・フューチャーと同じシャトル・バスに乗り合わせた時に「ゲス野郎」と言ったとのことで、「人を絞め殺したいと思ったのは本当に久しぶりだ」と語ったという。 スティーヴ・アルビニは過去の言動を理由に「外そう」としている人たちがいることを知って説明しなきゃならないことがあると思ったと先月ツイートしている。 「無知で特権的な立場から行った過去の多くの言動は明らかにひどいもので、後悔しています」

            スティーヴ・アルビニ、自身の過去の差別的な言動や表現について語る | NME Japan
          • いまの社会に役に立っていない「20世紀型の知識人」~日本の民主主義を支える「職能集団社会」の可能性

            ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(7月7日放送)にジャーナリストの佐々木俊尚が出演。これからの日本の民主主義を担う職能集団の可能性について解説した。 官民を超えた専門知の共有 レジ袋が有料化されてちょうど1年が経つ。巷にあふれる啓蒙活動に異を唱えるさまざまな分野の専門家を佐々木俊尚氏は「職能集団社会」と呼び、日本の民主主義を支える可能性を見出している。ここでは、その職能集団によるSNSを通じての専門知の共有について訊く。 飯田)東日本大震災以来の傾向ということですか? 佐々木)3・11から10年ですけれど、今回のコロナ禍でも露わになったのが、古い知識人……インテリや記者、ディレクターもそうですが、とにかく科学や技術に異様に疎い。3・11の原発事故の話や、今回の新型コロナの医学の話になると、とたんについて行けなくて、わけのわからないことを言い出す人がたくさんいました。 飯田

              いまの社会に役に立っていない「20世紀型の知識人」~日本の民主主義を支える「職能集団社会」の可能性
            • 宮台さんの炎上を見ていて - メロンダウト

              珍しく宮台さんが炎上していた。 社会学者の宮台真司、処理水放出反対派の出鱈目解説を「すばらしい。本質を抽象的に概念化」と絶賛、さらに誤りの指摘を罵倒。 - Togetter 宮台さん、「知識人」としては、もう死んだね。 https://t.co/X0MKQsjv3T — 田端@「クラクションを鳴らせ!」発売開始 (@tabbata) 2023年9月2日 トリチウムが生体濃縮するか否かに関してはどうやらしないみたいである。 しかしながら宮台さんが出演されているビデオニュースドットコム(僕も会員なので見てみた)では 体内に取り込まれたトリチウムは取り込まれた組織の新陳代謝のスピードによって体内にとどまる時間は異なるものの、長いものでは15年間も体内の組織内にとどまり、その間、人体を内部被ばくにさらし続ける場合がある。トリチウムの人体への影響はセシウムのように単に体内に存在している間だけ放射線を

                宮台さんの炎上を見ていて - メロンダウト
              • Daily Life:知られざるコンピューターの思想史

                September 21, 2022 知られざるコンピューターの思想史 小山虎さんの『知られざるコンピューターの思想史 アメリカン・アイデアリズムから分析哲学へ』は、いろいろな意味で刺激的な本である。もっと話題になってもいいと思うのだが、今のところあまり話題に取り上げられている様子がない。それは理由がないことではないだろうと思う。以下、この本を読んで思ったことをつらつらと書き留めておきたい。 1 学術的な思想史の本として いきなりであるが、この本を学術的な思想史の本として扱うのは現時点ではむずかしいと思う。「学術的な思想史の本」でないとしても、あとで述べるように、ある種の歴史観についての学術書として、あるいは思想史に関する一般むけの著作としてはまた評価が異なってくると思う。しかし、歴史そのものを学術的に扱う場合にはそれなりの作法があり、本書がその作法に従っているとはいいがたい。あとがき(p

                • 『万物の黎明』を読む。 #323|Χ

                  デヴィッド・グレーバーとデヴィッド・ウェングロウによる『万物の黎明 人類史を根本からくつがえす』を読んだ。本書は紙で708ページ、Kindle版で1097ページという大ボリュームであるため、大まかな論旨を追いつつも、個人的に気になった部分を中心に取り上げながら紹介していく。 『万物の黎明』で印象的だった部分不平等は自然状態or文明病?「どうすれば不平等を是正できるのか?」という問いを考えると、「なぜ不平等が発生したのか(平等だった時代や社会はあったのか)?」という問いも浮かぶ。その先駆者と言えばルソーとホッブズだ。 ルソー的な考え方をすれば、「昔は平和だったのに文明のせいで人類は不幸になっている(不平等になってきている)」となる。一方、ホッブズ的に考えれば、「昔は争いの絶えなかった人類は文明のおかげで平和な社会を構築してきた(不平等が解消されてきた)」となる。(ちなみに、二人が言う「自然状

                    『万物の黎明』を読む。 #323|Χ
                  • 「中国が最も恐れる男」が見据える対中関係の急所

                    今は「3度目の日本ブーム」だ ーー中国大使在任中は「中国が最も恐れる男」と言われました。民間人となったいま、日中関係の課題をどうとらえますか。 日中関係の基礎は経済交流と人的往来だ。とくに私は人的往来、なかでも中国から日本への人の流れに注目している。いま中国人が日本に大勢来ているが、私はこれを近代史で3回目の「日本ブーム」ととらえている。 アリババ創業者のジャック・マー(馬雲)氏などの有名人も日本に生活拠点を持っていることが知られている。この現象を、歴史を踏まえて観察することが必要だ。 ーーそれぞれ、どういうブームだったのでしょう。 1回目は、日清戦争が終結した1895年ごろに始まった。1898年に戊戌変法(清朝政府の体制内改革運動)が失敗すると、康有為、梁啓超などの改革派が日本に逃れてきた。孫文、黄興をはじめとする革命派も日本を拠点とした。 1905年に科挙が廃止されたことも、行き場がな

                      「中国が最も恐れる男」が見据える対中関係の急所
                    • エリック・ゼムールが断定「エマニュエル・トッドはジキル博士とハイド氏だ」 | 世界の多様性を描きつつ普遍主義を支持するふたりのトッド

                      トッド:エリック・ゼムールと私の思考に通底するところがあるのは承知しています。経済の仕組みといった話は二義的でしかないこともお互いわかっていますからね。 バカなENA(エナ、フランス国立行政学院の通称。高級官僚の養成機関だったが、マクロン大統領が2018年に廃止を宣言)出身者たちに立ち向かうところも共通しています。彼らの頭の中はヨーロッパ統一の理念だけで、フランスなどもはや存在しないと考えているかのようなところすらあります。 私たちが正面からぶつかる論点もあります。現状の認識が同じでも、そこから導き出す結論に極端な隔たりがあるのです。 私はゼムールと違って、諸民族が闘い合うといった劇的なビジョンは持っていません。世界が多様だと分析することは必ずしも暴力につながるわけではないのです。むしろ世界がひとつになったと言うような人ほど紛争の種を蒔いていると考えています。 トッドは「ジキル博士とハイド

                        エリック・ゼムールが断定「エマニュエル・トッドはジキル博士とハイド氏だ」 | 世界の多様性を描きつつ普遍主義を支持するふたりのトッド
                      • <W寄稿>自殺行為となり得る「旭日旗禁止法」=成立してはいけない理由を韓国知識人が説明(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース

                        ※2017年に執権したムン・ジェイン(文在寅)政権は、2020年4月には議席の約60%を確保した。ムン政権としては簡単に出来そうだった「旭日旗禁止法」はまだ制定されていない。 【関連写真】この記事の写真をもっと見る 2018年10月2日、執権与党である「共に民主党」の所属議員が旭日旗などの使用を禁止する法律の改正案を発議した。 旭日旗などの象徴物を掲揚した船舶が韓国領海を航行出来ないようにし、旭日旗などを象徴する服や旗、マスコットなどを制作・流布したり身に着けて外を歩いたりする者は、2年以下の懲役や禁固、または300万ウォン以下の罰金に処すというのが主な内容だ。 韓国でこの法律が発効されれば、韓半島有事の際、もしも在韓米軍や韓国軍が急きょ外部からの支援を必要とする状況に直面するようになっても、助けてやろうとやって来る日本の自衛隊の接近が禁止される。 これだけではない。空軍と海軍中心の在日米

                          <W寄稿>自殺行為となり得る「旭日旗禁止法」=成立してはいけない理由を韓国知識人が説明(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース
                        • ロシアを反面教師に─ロシア・ウクライナ戦争から得られる教訓 | ロシア文学研究者の沼野恭子氏が寄稿

                          「ウクライナとの戦争に反対」と書かれたプラカードを掲げるモスクワの市民。開戦当初は、ロシア国内で戦争反対の声をあげる人々もいたが、プーチン政権によって弾圧された。2022年2月24日、モスクワ Photo: Konstantin Zavrazhin / Getty Images ウクライナにロシアが全面侵攻を開始してから1年になる。日本の読者にとって重要な記事を海外メディアから厳選しお届けしているクーリエ・ジャポンでは、現地の被害状況から世界各国の動き、経済への影響、知識人による大局的な考察に至るまで、この戦争に関するさまざまな情報を掲載してきた。 残念ながら、戦争がすぐに終結する兆しはいまだ見えず、国際政治・国際経済への影響などもさらに長期化するだろう。クーリエ・ジャポンでも、引き続きこの戦争に関連した世界の動きをお伝えしていくことは言うまでもない。 戦争に関する情報を得ることは重要だ。

                            ロシアを反面教師に─ロシア・ウクライナ戦争から得られる教訓 | ロシア文学研究者の沼野恭子氏が寄稿
                          • 出版状況クロニクル142(2020年2月1日~2月29日) - 出版・読書メモランダム

                            20年1月の書籍雑誌推定販売金額は865億円で、前年比0.6%減。 書籍は495億円で、同0.6%増。 雑誌は370億円で、同2.2%減。 その内訳は月刊誌が295億円で、同0.7%減、週刊誌は74億円で、同8.0%減。 返品率は書籍が33.1%、雑誌は45.1%で、月刊誌は46.1%、週刊誌は40.6%。 書籍の微増は前月の大幅減に加え、返品が減少したこと、雑誌のうちの月刊誌の微減は コミックス『鬼滅の刃』全巻の重版の影響による。 2月はコロナウィルスの感染拡大もあり、出版業界にどのような影響を及ぼしたのであろうか。 それは2月の書籍雑誌推定販売金額に反映されるはずだ。 1.出版科学研究所による19年度の電子出版市場販売金額を示す。 ■電子出版市場規模(単位:億円) 年201420152016201720182019前年比 (%) 電子コミック8821,1491,4601,7111,96

                            • 二度とライフをハックするな〜知識をコケにするネオリベ的価値観 - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

                              「メンタリスト」の肩書で知られるDaiGoが、2021年8月7日のYouTubeライブ配信でホームレスや生活保護受給者の人権を軽んじる発言を行い、各種メディアで大きく報じられた。 彼のみならず、彼と通底するネオリベ的な価値観を内面化した著名人は枚挙に暇がない。そして彼らの言葉遣いの端々からは、「知識」というものに対する同様の屈折したスタンスが窺い知れるのではないか。 時には土の話を もうほとんどの人が忘れたころだろうけれど、メンタリスト(※)DaiGoがホームレスや生活保護受給者に対する浅薄な発言をしたライブ配信からこの記事の配信までまだ1カ月と数日しか経っていない。 学び改めると言っていた彼の今がどうなっているのか、気にならないわけではないけれど、この記事では彼単体の話をしたいわけじゃあない。彼は取り立てて非凡なところのないごくありきたりな短慮さの持ち主で、大勢いる彼と似たような人たちの

                                二度とライフをハックするな〜知識をコケにするネオリベ的価値観 - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ
                              • マルコム・グラッドウェル「だめな政府は僕らの生活を破壊するとコロナ禍が気づかせてくれた」 | 賛否両論の米出版界のロックスターが大いに語る

                                卓越したストーリーテラー マルコム・グラッドウェルと会話している最中に、別の何かに気を取られることはめったにないだろう。この作家は興味深い事実や驚くべき逸話の宝庫であり、何かと身振り手振りを交えて話をするからだ。 しかし、それでもなお、私は気を取られてしまう。というのも、ニューヨーク州ハドソンにあるグラッドウェルのオフィスの壁には、毛沢東主席の巨大な写真が飾られているのだ。おなじみのグレーのスーツ姿で穏やかな薄笑いを浮かべた残忍な独裁者の姿が、57歳のグラッドウェルの右肩越しに、威圧感たっぷりにぽっかりと浮かんで見える。 グラッドウェルはこのポスターのことをおかしくてたまらないと思っているそうで、15年前にガレージセールで購入し、最近になって戸棚で再び見つけたのだと説明する。「デスクで仕事をしている間、毛沢東が肩越しに見えていたら面白いんじゃないかと思ったんだ」と語る。 「この実に卑劣な絶

                                  マルコム・グラッドウェル「だめな政府は僕らの生活を破壊するとコロナ禍が気づかせてくれた」 | 賛否両論の米出版界のロックスターが大いに語る
                                • 安倍政権が「イージス・アショア」を急いだ単純な理由 『兵器を買わされる日本』 | BOOKウォッチ

                                  新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備計画が突然停止になった。どうしてこの計画が急浮上し、強引に推進したものの、結局、見直しを迫られることになったのか。本書『兵器を買わされる日本』 (文春新書)を読んで理解できた。要するに「イージス・アショア」は米国から「兵器」を買うための便法だったのだ。一見複雑に見える話も別な角度から光を当てると極めてわかりやすくなることがあるが、本書はその一例といえる。 キャンペーン記事「税を追う」 日米関係、日米安保体制、防衛問題・・・何やら高尚な話のように思えるが、一皮めくると、「カネ」の話であり、とんでもない額の国民の税金が、大盤振る舞いで使われているのだという。本書は2018年10月から東京新聞が随時連載してきたキャンペーン記事「税を追う」で報じた内容にさらに取材を加え、社会部の取材班が書き下ろしたものだ。キャンペーンは19年の日本ジャーナリスト

                                    安倍政権が「イージス・アショア」を急いだ単純な理由 『兵器を買わされる日本』 | BOOKウォッチ
                                  • 「下駄で歩いた巴里」林芙美子著 - ururundoの雑記帳

                                    1931年 パリ(Google画像から借用) 1903年(明治36年)に生まれ 1951年(昭和26年) 心臓麻痺で亡くなるまでの 47年間を 小柄な芙美子は下駄を履き カタカタを音を立てながら 胸を張り 一生懸命濃い人生を生きた。 貧しかった芙美子は 「放浪記」がベストセラーになると 片道切符で 1931年11月東京駅からパリへと旅立つ。 下関 釜山 ハルピン モスクワ シベリア鉄道に乗り パリへ20日間の旅。 芙美子が28歳の時だ。 パリでは狭い部屋で ご飯を炊いて食べ パリに在住中の日本の知識人 留学生と交わり 売春婦を部屋に泊めたり 美術館 田舎 街を 下駄を履き ある時は靴を履き歩き回る。 そして 部屋に帰り「いい作品を書きたい」と思う。 冬のパリで 日本を懐かしく思い ロンドンに1ヶ月滞在したのを除いて 4ヶ月間パリで過ごし 翌年の6月に マルセイユから船で帰国する。 中国 シ

                                      「下駄で歩いた巴里」林芙美子著 - ururundoの雑記帳
                                    • 3千円で購入のデューラー素描画、評価額は11億円超

                                      2017年に個人宅の庭先の販売会でわずか30ドル(現在のレートで約3400円)で購入された16世紀の素描画。ドイツルネサンスの巨匠アルブレヒト・デューラーの手になるこの1枚が1000万ドル(約11億5000万円)を超える評価を受けている。 作品を保有する英ロンドンの競売会社アグニューズ・ギャラリーによると、1528年に死去したデューラーは当時のドイツで最も偉大な芸術家で、欧州ルネサンス全体を見渡しても有数の芸術家かつ知識人とみられている。 再発見された素描には「聖母子」の題名が付けられた。デューラーのキャリアや彼が残した作品は死後に徹底研究されてきたため、未知の作品が見つかるのは極めてまれ。アグニューズ・ギャラリーは声明で、この素描は「再発見されてからというもの、大きな関心を集めてきた」と述べている。 同ギャラリーのコンサルタントを務めるボストン在住の美術品収集家、クリフォード・ショーラー

                                        3千円で購入のデューラー素描画、評価額は11億円超
                                      • 「原爆投下によって日本は降伏した」説は本当か?(古谷経衡) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                        広島・長崎への原爆投下は日本の降伏を早め、原爆を使用しなかった場合の死者を考えるとかえって犠牲者が少なくて済んだ―。 これが、原爆投下から75年を経た現在でも、原爆投下国のアメリカ政府の公式見解として広く採用されているものであり、米世論の過半数もこの考え方に同調的である。しかしながら原爆投下から75年を経て、こうしたアメリカ側の歴史見解に沿った原爆観も変化しつつある。「原爆投下は本当に正しい選択だったのか」という論争がアメリカでも盛んになっており、結果「原爆投下は必要なかった」とする見解も割合的にはまだまだとはいえ支持を得るようになってきた。 二発の原爆投下は日本の降伏の為に必要だったのか、それとも必要が無かったのか―。これは歴史的解釈以上に政治思想的論争である。アメリカの保守派は「対日戦の勝利」という文脈の延長で原爆投下を正当化する傾向があるが、進歩派はその逆で、「アメリカの間違った国策

                                          「原爆投下によって日本は降伏した」説は本当か?(古谷経衡) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                        • Marian Turski(マリアン・トゥルスキ)氏のスピーチ訳 – アウシュヴィッツ解放75周年式典より | ポーランドってなんなの?

                                          アウシュヴィッツ解放75周年式典にてスピーチをしたMarian Turski(マリアン・トゥルスキ)氏 その言葉に世界中の人々が共感を示しました。 彼の普遍的なメッセージをぜひお聞きください。 ポーランド語 英語 https://www.polityka.pl/tygodnikpolityka/kraj/1940080,1,marian-turski-auschwitz-nie-spadlo-z-nieba.readより翻訳 日本語訳お集りの皆さん、親愛なる友人の皆さん。 私は解放の直前までこの場所にいた人の中でも数少ないまだ生きている人間の一人です。 1月18日、アウシュヴィッツ収容所からいわゆる避難をしました。6日半後にはその非難は私のグループの半数以上にとっての死の行進となっていました。私は600人のグループの中の一人でした。 おそらく私は次の(80周年の)記念祭を見ることができない

                                            Marian Turski(マリアン・トゥルスキ)氏のスピーチ訳 – アウシュヴィッツ解放75周年式典より | ポーランドってなんなの?
                                          • ChatGPTと「知の巨人」、質問するならどっち? | いまこそ「知の巨人」に聞いてみよう

                                            クーリエ・ジャポンでは、世界的経済学者ガブリエル・ズックマンへのインタビューに際して、読者のみなさまからの質問を募集します。日々の生活でふと抱いた経済や税制、経済的不平等に対する疑問や問題意識などを伝えてみませんか。 対話型AI「ChatGPT」が2022年11月30日に公開されてから1年が経つ。開発元のオープンAIは最近、経営陣や理事会をめぐる“お家騒動”で注目されているようだが、このAIチャットボット自体は、いまも週間アクティブユーザー数が世界全体で1億人超という高さで推移している。 風聞によれば、ChatGPTのおかげで仕事の生産性がどんどん上がる人も各業界に出現しているらしい。英誌「エコノミスト」に載っていた記事では、2024年は企業内での生成AIの利用が実験段階から投資段階に移る1年になると書かれていた。データ管理がしっかりしていない業界で生成AIを利用するとリスクが大きいので、

                                              ChatGPTと「知の巨人」、質問するならどっち? | いまこそ「知の巨人」に聞いてみよう
                                            • コロナ禍を経て、「飲みニケーション」はいよいよ絶滅する?

                                              新型コロナウイルス感染拡大がもたらした危機は、有効なワクチンが開発されて普及し、抗体を有する人が60%以上という集団免疫の状態にならなければ、本当の意味で終わったとは言えないだろう。ウイルス感染への根強い警戒感から、人々の行動様式は「コロナ前」とは違ったものにならざるを得ない。「新しい生活様式」を政府は提唱しており、緊急事態宣言が解除された後も一定の警戒姿勢を維持するよう促している。 「コロナ後」、あるいはコロナウイルスとの共存を意味する「ウィズコロナ」の世界で、日本の社会はどう変容していくのだろうか。 先日、立命館アジア太平洋大学の出口治明学長のインタビュー記事がFNNプライムオンラインに掲載され、そうした点も取り上げられていた。筆者も以前にお世話になったことがある、日本を代表する知識人の一人である。 出口学長は、コロナ後の日常は短期的にはびっくりするほど元に戻るものの、中長期的には大き

                                                コロナ禍を経て、「飲みニケーション」はいよいよ絶滅する?
                                              • 読書メモ - やしお

                                                徳成旨亮『CFO思考』 人を元気にさせるような内容だった。単に「CFOの役目」の話に留まらず、グローバルな視点で日本や日本企業がどう見えるのかを含めて語る点が本書を面白くしている。それは著者が三菱UFJやニコンのCFOとして、海外の投資家・機関と相対する中で意識せざるを得なかったという。例えば日本の「事業の多角化や転換で会社を永続させる」スタイルは、米国の「会社はタイムリーに清算して社員を労働市場にリリースすべき」方針とは異なるが、社会の安定には資する。そうした特質を「グローバルな常識と違う」と否定せず、両立を考える。 CFOの役目は、「どこまでリスクをとり得るか」の範囲を正確に理解して、リスクの取り過ぎを戒める金庫番としての役目と、リスクの取らな過ぎを監視する役目の双方が必要だという。前者の「金庫番」の役目は従来からよく認識されていたが、後者の経営層へ投資を後押しする役目は軽視(ないしそ

                                                  読書メモ - やしお
                                                • 『三島由紀夫vs東大全共闘』を観る - 関内関外日記

                                                  三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実 三島由紀夫 Amazon 「自民党の議員から反暴力の署名を頼まれたが、生まれてから暴力を悪いと思ったことがないから断った」 「自民党はもっと反動であってほしいし、共産党はもっと暴力的であってほしい」 「人間やるときにはやらんといかんと思っています」 「私は死刑反対派とまでは言いませんが、合法的に人間を殺すということは好きではありません」 「非合法の決闘の思想」 「おまわりさんに捕まる前に自殺でもなんでもしようと思う」 「近代ゴリラ、立派なゴリラになりたい」 「日本の知識人が思想というものに力があって、知識というものに力があって、人の上に立てるというのが嫌いで嫌いでしかたない」 「反知性主義者として、君らがそれを壊したところは評価する」 「天皇がたらふく食っているブルではないから革命がむずかしいのだ」 「かみながらの天皇」 「私は諸君の熱情だけは信じ

                                                    『三島由紀夫vs東大全共闘』を観る - 関内関外日記
                                                  • ジョギングする知識人「わかるWeb (id:wakaru-web)」さん 🤝🤗探そうブロ友さん!おすすめブロ友さん新規紹介とちょっと無理くり映画など紹介 #はてなブログ無料 #グーグルアドセンス合格2021 #映画好き #読者数アップ #アクセスアップ - #楽活!収入増やして人生を楽しく!

                                                    いつもありがとうございます。はてなブログの輪を広げていきましょう! 【本日のご紹介ブロ友さん】 このカテゴリーに追加させていただきました。 【本日の無理くり映画など紹介】 おすすめポイント この作品を思いついたブロ友さんの記事はこちらです。 関連記事・動画 ブロ友さん 全16カテゴリー・スターフレンド様一覧(随時更新) 読者登録はこちら(記事一番下) スポンサーリンク 【本日のご紹介ブロ友さん】 「わかるWeb (id:wakaru-web)」さん わかるLog https://www.wakaru-log.com/ www.wakaru-log.com 知識人である方なのに、ジョギングの継続もするという、こういうのを文武両道な方というのでしょうね。 このカテゴリーに追加させていただきました。 「スポーツ・健康・美容・野球・サッカー・ランニング」ブロ友さん -15名様- - 🎬ふつ映-s

                                                      ジョギングする知識人「わかるWeb (id:wakaru-web)」さん 🤝🤗探そうブロ友さん!おすすめブロ友さん新規紹介とちょっと無理くり映画など紹介 #はてなブログ無料 #グーグルアドセンス合格2021 #映画好き #読者数アップ #アクセスアップ - #楽活!収入増やして人生を楽しく!
                                                    • ウクライナ戦争・再論 2022年4月17日 塩川伸明

                                                      *1 その後の関連発言として、 『世界』2022 年 5 月号のインタヴュー、 『現代思想』2022 年 6 月臨時増 刊号:総特集「ウクライナから問う」 (5 月中旬刊行予定)における池田嘉郎氏との対談がある。そ の他、4 月 4 日には、東京大学グローバルキャンパス推進本部主催の役員・教員・職員を対象とし た勉強会で講演した。本稿はこの講演の際に準備したノートをもとに、大幅な増補改訂を加えたも のである。 - 1 - ウクライナ戦争・再論 2022 年 4 月 17 日 塩川伸明 《目次》 はじめに Ⅰ 背景 1 ウクライナとロシア a ロシア革命まで b ソ連時代 c 独立後 2 アメリカ・NATOとロシア 3 ウクライナとNATO Ⅱ 最近の動向 1 開戦 2 戦争 3 停戦交渉 おわりに ********* はじめに 「ウクライナ戦争をめぐって」 という小文をこのホームページにア

                                                      • 「独島が韓国の領土であるとの証拠は何もない」韓国ベストセラー書の衝撃的な内容

                                                        <「独島問題」が韓国内で論争になること自体が初めてだが、だからと言って韓国世論が日本の見方に歩み寄ることはない> 韓国外務省のイ・サンリョル・アジア太平洋局長代理は9月27日、日本政府が同日の閣議で了承した2019年版の防衛白書は日本の周辺国の軍事動向を説明する部分で、前年版と同じく「わが国固有の領土である北方領土や竹島の領土問題が依然として未解決のまま存在する」と記したことを受け、在韓日本大使館の実生泰介公使(総括公使代理)を呼び抗議した。 「不快でも仕方ない」 また、韓国国防省も同様に、在韓日本大使館の武官を呼んで抗議している。 韓国において「独島(竹島)問題」は、他の歴史問題と同じく非常に敏感なイシューだ。他の歴史問題については「もう過去のことだから」という見方も出来るが、領土問題は現在進行形であるだけに、いっそう難しいとも言える。 もっとも、韓国は島を実効支配しているのだから、日本

                                                          「独島が韓国の領土であるとの証拠は何もない」韓国ベストセラー書の衝撃的な内容
                                                        • 「情報の遮断」や「現実逃避」で、不安や苛立ちから距離を置くのは処世のスキル。

                                                          最近は、どこもかしこもパンデミックの話題ばかりで、オンラインでもオフラインでも人々の慌てふためくさま、不安や苛立ちに衝き動かされるさまが目に飛び込んでくる。 不安で仕方がない時や苛立っている時、そういった気持ちを抱えたままマトモな判断ができるものだろうか? いや。たいていの人はマトモな判断などおぼつかない。 不安や苛立ちは私たちの判断を曇らせて、言動を歪ませてしまう。 そういった難しいエモーションをモチベーション源として行動すると、激しく失敗したり、人間関係をこじらせたり、なにかと後悔の源になりやすい。 「馬鹿の考え休むに似たり」という言い回しがある。 「下手の考え休むに似たり」という言葉を元にして生まれた、愚かな者がいくら考え込んでも妙案など浮かばないということを意味する語。 (Weblio辞書より) 東日本大震災の時もそうだったが、今回のパンデミックでも、SNSを通して「馬鹿の考え」を

                                                            「情報の遮断」や「現実逃避」で、不安や苛立ちから距離を置くのは処世のスキル。
                                                          • 「バラモン左翼」が新たな階級闘争を生む?|桜井政成研究室(出張所)

                                                            いつも面白い「hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)」さんが、「バラモン左翼」という話をしていました。 トマス・ピケティが論文の中で、「『左翼』はインテリのエリート(バラモン左翼)の党になってしまったが、『右翼』はビジネスエリート(商人右翼)の党とみなされている。」と書いているのだそうです。 そして同じくピケティは「インドの伝統的なカースト制度では、上級カーストはバラモン(僧侶、知識人)とクシャトリア、ヴァイシャ(軍人、商人)に分けられる。現代の政治的紛争もなにがしかこの分断に沿っているようである」とも書いているとのこと。 興味深かったので、ブログ中で紹介されていた「ソーシャル・ヨーロッパ」の記事と、さらにトマス・ピケティの論文も実際に読んでみました。ピケティ論文の方はお得意の歴史的なデータ推移の緻密な分析から書いているので、途中かなり端折って読みましたが… Thomas Pike

                                                              「バラモン左翼」が新たな階級闘争を生む?|桜井政成研究室(出張所)
                                                            • 貴族階級とは異なる貴族精神を持つ社会階層の必要性と喪失の問題 - 日々是〆〆吟味

                                                              貴族精神を持つ層の必要性と喪失 モスカとオルテガの似てそうなところ 【モスカ『支配する階級』】 オルテガのエリート/貴族に似たような貴族精神を持った階層の必要性 【オルテガ『大衆の反逆』】 失われつつある貴族精神を持つ層 【内田樹編『日本の反知性主義』】 貴族精神を持つ層が失われるとどうなるか 前回のお話 https://www.waka-rukana.com/entry/310/2021.02.24 貴族精神を持つ層の必要性と喪失 モスカとオルテガの似てそうなところ モスカがル・ボンと共通するようなことも書いているような気がしたのですが、それと同じようにオルテガと似たようなことも書いているような気もしました。ちょっと引用してみましょう。 【モスカ『支配する階級』】 支配する階級 (1973年) (現代思想〈9 清水幾太郎責任編集〉) 作者:ガエターノ・モスカ メディア: - (モスカの本

                                                                貴族階級とは異なる貴族精神を持つ社会階層の必要性と喪失の問題 - 日々是〆〆吟味
                                                              • 民主主義がうまくいかない理由――タイ政治では何が起きているのか?/シノドス・オープンキャンパス02 / 外山文子 - SYNODOS

                                                                民主主義がうまくいかない理由――タイ政治では何が起きているのか? シノドス・オープンキャンパス02 / 外山文子 国際 #シノドス・オープンキャンパス はじめに 21世紀に入ってすでに20年以上もの年月が経過しました。しかし、未だに世界における民主主義や人権といった価値の実現までの道のりは険しい状況にあります。米ソ冷戦終結後の1990年代には、「民主主義」や「人権保護」といった欧米の価値が、世界中で実現されると大いに期待されていました。ところが2006年頃から世界的に「民主主義の後退」(recession of democracy)という現象が注目を集めるようになりました。近年では、米国のトランプ大統領、トルコのエルドアン大統領の強権政治、ロシアや中国といった権威主義国家の国際的な政治的影響力の拡大が注目を集めています。 日本と関係の深い東南アジア地域の国々も政治に問題を抱えています。タイ

                                                                  民主主義がうまくいかない理由――タイ政治では何が起きているのか?/シノドス・オープンキャンパス02 / 外山文子 - SYNODOS
                                                                • スイス政府『民間防衛』と冠された「乗っ取り戦争六段階」には書籍にない捏造情報が含まれている - 電脳塵芥

                                                                  という画像があります。これ以外にはこんなのも。 そしてこれらの画像の元ネタとなったコピペがあるのですが、これは大まかに分けて三通りあり、そのうち二つは次のようなものです。 ◆コピペver.1 「スイス政府民間防衛」より新しい戦争。その名も「乗っ取り戦争」 第一段階「工作員を送り込み、政府上層部の掌握。洗脳」 第二段階「宣伝。メディアの掌握。大衆の扇動。無意識の誘導」 第三段階「教育の掌握。国家意識の破壊。」 第四段階「抵抗意志の破壊。平和や人類愛をプロパガンダとして利用」 第五段階「教育や宣伝メディアなどを利用し自分で考える力を奪う。」 最終段階「国民が無抵抗で腑抜けになった時、大量植民。」 ◆コピペver.2 武力をつかわない戦争の形 その名も「乗っ取り戦争」 第一段階:工作員を政府の中枢に送り込む 第二段階:宣伝工作。メディアを掌握し大衆の意識を操作 第三段階:教育現場に浸透し「国家意

                                                                    スイス政府『民間防衛』と冠された「乗っ取り戦争六段階」には書籍にない捏造情報が含まれている - 電脳塵芥
                                                                  • 人は嗜癖からはじまる:精神科医・松本卓也 | DIG THE TEA

                                                                    酒、タバコ、茶、コーヒー……栄養の摂取ではなく、覚醒や鎮静を得るために口にするものを、われわれは「嗜好品」と呼ぶ。人類はなぜ、一見すると生存に不可欠ではなさそうな嗜好品を求めるのだろうか。 そもそも「嗜好品」は日本語に特有で、他国語に訳出するのが難しい不思議な言葉だ。初めてこの言葉を使ったのは、森鴎外と言われる。1912年に発表した短編小説『藤棚』で、嗜好品を「人生に必要」で、「毒」にもなるものと表現した。薬にも毒にもなる、曖昧さと両義性をはらんだ「嗜好品」。『DIG THE TEA』では連載シリーズ「現代嗜好」を通じて、嗜好品が果たす役割やこれからのあり方を、第一線の知識人との対話を通じて探っていく。 第6回は、精神科医の松本卓也をたずねた。医師でありながら、ジャック・ラカンの精神分析をベースに現代思想の研究・言論活動も手がける松本は、臨床と理論を往還しながら、現代社会における「狂気」や

                                                                      人は嗜癖からはじまる:精神科医・松本卓也 | DIG THE TEA
                                                                    • Daily Life:井上太一『動物倫理の最前線』へのコメント

                                                                      May 03, 2024 井上太一『動物倫理の最前線』へのコメント 井上さんは近年つぎつぎに動物倫理関連の著作を翻訳し注⽬されている翻訳家である。とりわけ、ナイバートやワディウェルなど、これまでの⽇本の動物倫理学の議論ではほぼ取り上げられてこなかった傾向の著作を翻訳されたことは学術的に⼤きな貢献となっている。 今回コメントする『動物倫理の最前線』では、そうした「批判的動物研究」(CAS)やフェミニズム系動物倫理の紹介を中⼼にしつつも、⼈間の解放と動物の解放を対⽴的にとらえるのではなく両⽴させる「総合的解放」の⽅向性が⽰されている。その議論の途上において、英⽶流の動物解放論も批判的な検討の俎上にあがっている。 動物をめぐる思想について論じると言っても、実践家である井上氏とわれわれ倫理学者ではいろいろ視点の違い、スタンスの違いがあるだろう。また、井上氏とわたしではそもそもの動物と人間の関係のあ

                                                                      • 娼婦数百人が最前列を陣取った…体を売って暮らすパンパンたちが笠置シヅ子の公演に殺到したワケ 「夜の女」から東大総長までをも魅了した笠置の陰がある本質

                                                                        なにしろ南原といえば昭和22年(1947)5月に、アメリカとの単独講和を主張した吉田茂首相に対して、中国やソ連など全交戦国との全面講和を主張して、吉田から「曲学阿世きょくがくあせいの徒と」と批判された、当時、日本を代表する進歩的知識人である。 笠置のファンはじつに幅広く、作家でいえば三島由紀夫、田村泰次郎たいじろう、吉川英治。画家なら梅原龍三郎りゅうさぶろう。女優では田中絹代きぬよ、初代・水谷八重子、山田五十鈴いすずと、枚挙にいとまがない。 なかでも異色なのは、いわゆる“夜の女”といわれる人たちだった。日劇で公演があれば彼女たちは大挙して押しかけ、花束を渡すなどして熱心に笠置を応援するのである。 戦後すぐのことであるから、夜の女たちの大半は戦争未亡人など、経済的に困窮をきわめた女性たちだった。 生後間もない乳呑児ちのみごをかかえながら、明るく奔放なステージを繰りひろげる笠置に、彼女たちはど

                                                                          娼婦数百人が最前列を陣取った…体を売って暮らすパンパンたちが笠置シヅ子の公演に殺到したワケ 「夜の女」から東大総長までをも魅了した笠置の陰がある本質
                                                                        • 不幸な死に方をした独裁者の妻・愛人 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

                                                                          権力の渦中で死んだ独裁者の女たち 権力に憧れるのは男だけではありません。 豪華な宮殿や調度品に囲まれ、最高級の料理や衣服を楽しむ生活。下々の者をコマのように使える快感。常に讃えられ崇められる自己肯定感。独裁者のファーストレディであることは、何ものにも代えがたい魅力があったに違いありません。 しかし多くの国民の自由を犠牲にして得た幸せは人々の恨みも買います。幸せから一転、不幸な最期を迎えた独裁者の女は多くいます。 1. エレナ・チャウシェスク(ルーマニア) 夫ともに銃殺されたルーマニアの「国民の母」 エレナ・チャウシェスクはルーマニアの独裁者ニコラエ・チャウシェスクの妻で、夫とともに自身も権力を握り個人崇拝の対象となった人物として知られます。 エレナは小学校しか卒業していませんが、ルーマニア共産党ブカレスト支部に入党し、そこで21歳のニコラエ・チャウシェスクと出会い、1947年12月23日に

                                                                            不幸な死に方をした独裁者の妻・愛人 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
                                                                          • 「夢を叶えたければ情熱には従うな」 キャリアに迷ったときに役立つ“3つの質問” | 「エネルギー日記」のススメ

                                                                            すべての記事が広告なしで読み放題! ウォール・ストリート・ジャーナルも読み放題 短時間で教養が身につく講義動画も観放題! 知識人が薦める書籍が毎月3冊読める! トークイベントや交流会にご優待!

                                                                              「夢を叶えたければ情熱には従うな」 キャリアに迷ったときに役立つ“3つの質問” | 「エネルギー日記」のススメ
                                                                            • 【新型コロナ】重度のビタミンD欠乏で死亡率2倍か 米研究報告(飯塚真紀子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                              新型コロナウイルスのワクチンや治療薬の開発が世界中で進んでいる。しかし、現状、ワクチンや確立された治療薬がない今、新型コロナと闘うには免疫力をつけることが重要だ。 免疫力を高める栄養素の1つにビタミンDがあるが、ビタミンDの濃度と新型コロナによる死亡率の関係性について、欧米で、新たな研究結果が次々と報告されている。 Aging Clinical and Experimental Research(生物老年学や神経科学、疫学の研究機関)が発行するジャーナルに発表された研究報告によると、ビタミンDの平均濃度と新型コロナの感染率や死亡率の間に相関関係があることがわかったのだ。 ビタミンD濃度が低い国では死亡率が高い イギリスのアングリア・ラスキン大学とクィーン・エリザベス病院キングス・リン国民保健サービストラストが行なったこの研究では、ヨーロッパ20カ国を対象に、ビタミンDの平均濃度と新型コロナ

                                                                                【新型コロナ】重度のビタミンD欠乏で死亡率2倍か 米研究報告(飯塚真紀子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                              • 逆転勝利できないトランプ氏が悪あがきを続けるワケ 共和党議員にも見限られる! 米大統領選 (飯塚真紀子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                                トランプ陣営は州議会が選挙人を指名するよう激戦州の共和党議員に圧力をかけている。(写真:ロイター/アフロ) 不正選挙が行われたと訴え、多くの州で訴訟を起こしたものの、負け続けているトランプ陣営。ジョージア州で行われた、票の再集計の結果も出たが、バイデン氏の勝利が再確認された結果となった。 選挙結果の認定遅延作戦 そんな中、トランプ陣営は新たな動きに乗り出している。選挙結果を覆そうと力を入れていた“郵便投票を無効化する作戦”をあきらめ、ミシガン州やペンシルベニア州など共和党議員が州議会を支配しているもののバイデン氏に負けた州の選挙結果の認定をできるだけ遅延させる作戦に出始めたのだ。 有権者による一般投票により過半数の選挙人を獲得したバイデン氏だが、同氏は、各州が選挙結果を認定し、12月14日に行われる選挙人投票を経て次期大統領として認定されるまで、正式に大統領に選ばれたことにはならない。 米

                                                                                  逆転勝利できないトランプ氏が悪あがきを続けるワケ 共和党議員にも見限られる! 米大統領選 (飯塚真紀子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                                • 武漢コロナ遺族、習氏に公開書簡 法的責任追及も即削除 | 共同通信

                                                                                  【北京共同】中国湖北省武漢市で新型コロナウイルスにより父(76)を亡くした遺族男性が12日までに、習近平国家主席に宛てて、市政府が中央政府や市民に情報を隠し「多くの罪のない人の命を失わせた」と訴え、法的責任を負わせるよう求める書簡をインターネット上で公開した。しかし当局が情報規制したとみられ、書簡は即座に削除された。 中国政府はこれまで習氏の「指揮」したコロナ対応を自賛し、情報公開で「いかなる遅れも隠蔽もなかった」としている。一部遺族は責任追及や真相解明を求めてきたが、当局は抑圧を強化した。コロナ対応を批判した知識人や共産党員も相次ぎ拘束、処分された。

                                                                                    武漢コロナ遺族、習氏に公開書簡 法的責任追及も即削除 | 共同通信