東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、東京地検特捜部が日本オリンピック委員会(JOC)前会長で大会組織委員会副会長を務めた竹田恒和氏(74)を任意で事情聴取していたことが16日、関係者への取材で分かった。参考人として、高橋治之容疑者(78)が組織委理事に就任した経緯などを確認したとみられる。 竹田氏は大会スポンサーだった駐車場サービス「パーク24」(東京)の社外取締役を務めている。特捜部は事件の関係先として7日に同社を家宅捜索。竹田氏は同日の取材で「スポーツ界、選手たちが頑張っている中、こういうイメージがつけられたことは非常に残念だ」と話していた。