はじめに 突然ですが、皆さんは歌川国芳という浮世絵師をご存じでしょうか? 「国芳? 広重ではなくて?」と思われる方もいらっしゃるかも知れません。 歌川広重のほうは「東海道五十三次」などの作品で名が知られた、歌川派を代表する江戸時代の浮世絵師です。ゴッホやモネにも影響を与えたという逸話もありますので、日本を代表する浮世絵師とも言えるでしょう。皆さんもご存じかと思います。 『東海道五十三次』より「日本橋」 (本画像を含め、浮世絵は全てwikiより拝借しました。) 一方の歌川国芳は、あまり世間に知られた名前ではないかも知れません。というか私自身あんまり知りません。 国芳は、寛政9年(1797)に江戸日本橋で生まれ、文久元年(1861)に没した浮世絵師で、広重とはほぼ同時代に活躍しました。歌川派の初代、歌川豊国のもとに入門し、初期のころは一勇斎を名乗って「武者絵」の国芳として地位を固めたそうです。