ライターのツジです。 私は学生時代に中国福建省の厦門に留学して以来、中国の文化にどハマりしてしまい、それ以来、長期休みのたびに中国に通い、料理、お茶、酒、音楽などをディグして布教する活動を行っていました。 そんなところ、東京ディープチャイナの書籍に出会い、東京のガチな中華を探すというコンセプトに感動し、活動に参加することになりました。 そんな私が厦門に留学していた頃、食べていた忘れられない味があります。それが「西北拉麺」(東京都中央区日本橋蛎殻町)というお店です。 私の留学していた学校の近くに店舗があり、あまりのうまさに週3ほどのペースで食べに行っていました。 西北拉麺の看板メニューは「牛肉拌麺」で、コシのある汁なし麺の上に、香辛料で牛そぼろとパクチーがガバッとのった料理です。 元は、回族という中国の西北地域に多く住むイスラム教を信仰する民族の料理で、中華でよく使用される豚は一切使用せず、