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  • WEB特集 知られざるスティーブ・ジョブズ・コレクション 画廊との20年 | NHKニュース

    ジョブズがマッキントッシュ・コンピューターを発表した1984(昭和59)年1月。スクリーンに現れたのは、テクノロジーとはおよそそぐわない、流れるように美しい黒髪をくしでとかす浴衣姿の官能的な女性だった。 この絵は、橋口五葉(はしぐち・ごよう)という“新版画”の作家が1920(大正9)年に制作した木版画「髪梳ける女」(かみすけるおんな)。当時の関係者は、ジョブズが会社に持ち込んだものを利用したと話している。 ジョブズは、コンピューターを発表する前の1983年6月と、その後の1984年2月に、同じ作品を日本で購入したことがわかっている。ジョブズがとても気に入っていたとみられる。 ジョブズが禅や和食などの日本文化に傾倒していたことは知られているが、“新版画”に熱中していたことは、ほとんど知られていない。 私は、ジョブズがなぜ日本の新版画を採用したのか、以前から不思議に思っていた。そうしたジョブズ

      WEB特集 知られざるスティーブ・ジョブズ・コレクション 画廊との20年 | NHKニュース
    • 謝罪もせず「研究させろ」とは何事か アイヌ民族と研究者の初対話から考えた「知りたい欲求」が持つ暴力性:東京新聞 TOKYO Web

      アイヌ民族の文化やDNAの研究に関し、先住民族としての権利や尊厳を定めた研究倫理指針の最終案が公表された。日本人類学会などが作成し、盗掘や遺族の同意を得ていない遺骨の利用を禁じることなどを明記したが、植民地主義に根差した過去の不正義に対する「謝罪」はない。「研究ありき」の姿勢も維持したままで世界の潮流からは程遠い内容だ。日本の研究者たちが掲げてきた「学問の自由」の暴力性について考えた。(木原育子)

        謝罪もせず「研究させろ」とは何事か アイヌ民族と研究者の初対話から考えた「知りたい欲求」が持つ暴力性:東京新聞 TOKYO Web
      • ロシアのエルミタージュ美術館が貸出中の美術品を返却するようイタリアの美術館に要求

        ロシア・サンクトペテルブルクにある世界最大級の美術館・エルミタージュ美術館が、イタリアの美術館に貸し出している作品を返還するよう求めていることがわかりました。 Picasso, la Russia chiede all'Italia la restituzione delle opere d'arte in prestito - La Stampa https://www.lastampa.it/esteri/2022/03/09/news/la_russia_chiede_il_rientro_delle_opere_in_prestito_all_estero_l_ermitage_alla_fondazione_fendi_ridateci_il_nostro_picass-2870914/ The Hermitage museum in St Petersburg has dema

          ロシアのエルミタージュ美術館が貸出中の美術品を返却するようイタリアの美術館に要求
        • 大英博物館、パルテノン神殿の大理石彫刻をギリシャに返還へ。世界に広がる略奪美術品返還の動き|ARTnews JAPAN

          大英博物館、パルテノン神殿の大理石彫刻をギリシャに返還へ。世界に広がる略奪美術品返還の動き 2023年1月5日 INTERNATIONAL 大理石彫刻は、スコットランド人貴族のエルギン卿によってアテネのパルテノン神殿から剥奪された後、1832年から大英博物館で展示されている。これらの返還について、同博物館とギリシャ政府が数ヶ月にわたって話し合いを行っていたと先月、ギリシャの新聞Ta Neaが報じた。 大英博物館のジョージ・オズボーン会長は、何世紀にもわたる論争を解決するための取引を行う意思を示していたが、会長も同館の評議員も、具体的に話し合いが始まったことは認めていない。 1月3日、ブルームバーグは、オズボーンとアテネのアクロポリス博物館が、「数年間の交換条件で、大理石彫刻の一部をアテネに返還する」貸与契約を進めていると報じている。匿名の情報筋によると、契約は物品交換が含まれる可能性があり

            大英博物館、パルテノン神殿の大理石彫刻をギリシャに返還へ。世界に広がる略奪美術品返還の動き|ARTnews JAPAN
          • 消えた仁王像 出雲の「村の宝」がオランダで展示の謎 数奇な運命がむすんだ人々の縁:朝日新聞GLOBE+

            アムステルダム国立美術館のアジア館に展示されている仁王像。その故郷は島根県仁多郡奥出雲町にある岩屋寺だ=2023年6月、筆者撮影 ヨーロッパ唯一の仁王像は、アジア館の目玉 アジア館地下ギャラリーの一番奥で、静かににらみをきかせて来館者を待ち受ける阿形像と吽形像は、身の丈2メートル37センチの木像だ。 美術館によれば、作者は不明で14世紀に造られたものらしい。阿形像の後頭部内側にある墨書から、すでに廃寺となった島根県仁多郡奥出雲町にある岩屋寺(いわやじ)にあったものと判明している。 そして、この墨書と岩屋寺の古文書から、運慶や快慶を生んだ「慶派」の仏師康秀(こうしゅう)が像の修復を行っていたこともわかった。日本の古美術は、出所を明かさずに売買されることが多いらしく、このように詳細が明らかになることは珍しい。 2004年、アジア館のチーフキュレーター、メノー・フィツキさんは、京都の古美術商でこ

              消えた仁王像 出雲の「村の宝」がオランダで展示の謎 数奇な運命がむすんだ人々の縁:朝日新聞GLOBE+
            • 略奪された美術品をマサチューセッツ州の屋根裏で発見、米FBIが日本に返還

              (CNN) 米マサチューセッツ州で第2次世界大戦に従軍した男性の遺品の中から日本の美術品が発見され、米連邦捜査局(FBI)が沖縄に返還した。 FBIによると、美術品は退役軍人だった父親の遺品を整理していた遺族が屋根裏で発見し、「極めて貴重なアジアの美術品」と判断してFBIに連絡した。FBIによると、この男性が太平洋戦争に従軍したことはなかった。 「巻物や陶器、古代の地図があった。古くて貴重なものに見えた」。FBIボストン支部の美術品犯罪調整官で、FBI美術品犯罪捜査班のジェフリー・J・ケリー特別捜査官はそうコメントしている。 「そこでちょっとした調査を行い、巻物は20年ほど前、FBIの国家盗難美術品ファイルに登録されていたものと断定した」 発見された美術品は、18~19世紀に描かれた6巻の巻物や、19世紀に手書きで制作された美しい沖縄の地図、皿や鉢、急須などの陶器や陶磁器など。 首都ワシン

                略奪された美術品をマサチューセッツ州の屋根裏で発見、米FBIが日本に返還
              • オランダ政府が略奪文化財を返還へ。植民地時代の不正を是正

                オランダ政府が略奪文化財を返還へ。植民地時代の不正を是正植民地支配下や戦争で占領された国家から、略奪や盗掘などによって不当に持ち出された文化財について、オランダ政府が本来あるべき国へと返還する方針を発表した。 オランダ・アムステルダム Photo by Adrien Olichon (C) Unsplash 植民地支配下や戦争で占領された国家から、略奪や盗掘などによって不当に持ち出された文化財をめぐり、被略奪国が返還を要求するという事態が多発している。そんな略奪文化財について、オランダ政府が返還する方針を発表した。 今回の決定に伴い、オランダ政府は被略奪国による返還要求や文化財の取得過程における合法性を評価する独立評価委員会を設立。返還対象となるのは、オランダが保有する文化財で、国が要求を提出することが条件となっている。 旧オランダの植民地から盗まれたものであることが証明できる文化財は、無

                  オランダ政府が略奪文化財を返還へ。植民地時代の不正を是正
                • 日本からロシアへ返却中の美術品、フィンランド税関が押収。プーシキンの所蔵品も

                  日本からロシアへ返却中の美術品、フィンランド税関が押収。プーシキンの所蔵品もフィンランド税関は4月6日、日本やイタリアからロシアに輸送途中だった美術品を押収したことを発表した。いっぽう、タス通信はこれらの作品がすでに返還準備に入っていることを伝えている。 プーシキン美術館 出典=https://pushkinmuseum.art/museum/buildings/main/index.php?lang=en ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続くなか、欧州連合(EU)はロシアとベラルーシに対して大規模な制裁を課している。この制裁によって、美術館の所蔵作品が押収される結果となった。 フィンランド税関は4月1日から2日にかけ、フィンランドとロシアの国境検問所であるヴァーリマーで3件の船舶による美術品輸送を阻止。うち1隻を押収したと明らかにしている。artnet newsによると、その額は保険

                    日本からロシアへ返却中の美術品、フィンランド税関が押収。プーシキンの所蔵品も
                  • 「人間と認められず」研究材料に 樺太アイヌの遺骨、豪から初返還へ | 毎日新聞

                    日本最北端の宗谷岬から43キロ先に見える樺太(サハリン)=北海道稚内市で2022年10月24日午前8時58分、千葉紀和撮影 「ようやく初めの一歩。でも、私たちは少数者の中の少数者。その存在は、まだまだ認められていない」 樺太(サハリン、現ロシア領)に住んでいたアイヌ(エンチウ)の子孫らで作る「エンチウ遺族会」会長の田澤守さん(67)=札幌市=は、民族の苦難の歴史に思いをはせた。 オーストラリアの博物館が保管しているアイヌ民族の遺骨4体を巡り、日本側に返還することで両政府が合意したことが、政府関係者らへの取材で判明した。うち1体は樺太で収集された記録があり、同遺族会が返還を求めてきた。政府とアイヌ団体の代表者らが5月にも現地を訪れ、返還を受ける見通し。樺太アイヌの遺骨は日本の大学も研究材料として多数保管しており、国内でも返還が進む可能性がある。 樺太アイヌの遺骨が地域に返還されるのは初めて。

                      「人間と認められず」研究材料に 樺太アイヌの遺骨、豪から初返還へ | 毎日新聞
                    • 旅する書物を追って中国から日本にやって来た研究者。| UTOKYO VOICES 082 | 東京大学

                      大学院人文社会系研究科 アジア文化研究専攻 教授 陳 捷 旅する書物を追って中国から日本にやって来た研究者。 「子どもながらに、世の中に大きな変動が起きていることは日々感じていました」 陳の小学生時代は、中国を吹き荒れた文化大革命の後半に当たっていた。 学校の授業では孔子の言葉を批判することもあった。その時々の政治情勢次第で、子どもの本に出てくるような歴史上の人物の評価すらころころ変わった。 陳が古文献学に惹かれたのはそのためだ。史料研究ならば、誰かの価値観による評価を教わるのではなく、史料を直接見て自分の頭で判断できる。 北京大学に進み、中国古典の研究者となった陳は1994年に日本を訪れた。目的は、中国では失われた中国の古典籍を日本で探すこと。調査を進めるうちに、明治時代に来日した中国人が日本で漢籍を探し集めた時の記録に出会った。 「彼らは日本語が話せないので、日本人と情報交換する際には

                        旅する書物を追って中国から日本にやって来た研究者。| UTOKYO VOICES 082 | 東京大学
                      • 夜の闇に紛れて墓地から持ち去った?大学に残る先住民遺骨の謎 | 毎日新聞

                        入手経路が分からない海外の先住民の遺骨が、国内の大学に眠っているらしい――。そんな話を聞き関連資料をたどっていくと、三つの国立大に行き着いた。その過程で、遺骨は東南アジアにいた日本人が戦前、夜の闇に紛れ先住民の墓地から掘り出して持ち帰ったもの、というストーリーが見えてきた。 そもそも、なぜ先住民の遺骨が研究の対象になるのか。 ヒトの生物学的な違いなどを研究する「人類学」は19世紀末、植民地主義が広がる欧州で生まれた。欧州各国の植民地だったアジアやアフリカなどの先住民は「より原始的」とみなされ、遺骨の中で特に頭骨が収集されていた。現在は、自然人類学や形質人類学などの分野に細分化されている。 東京大教授がアイヌなどの遺骨収集 国内で人類学の基礎が築かれたのは、明治期だ。当時の東京帝国大医科大(現・東京大医学部)の教授を務めた小金井良精(よしきよ)氏(1859~1944年)は、アイヌ民族など国内

                          夜の闇に紛れて墓地から持ち去った?大学に残る先住民遺骨の謎 | 毎日新聞
                        • ウクライナ侵攻「デジタル鉄のカーテン」を突破する、ロシアに事実を知らせるこれだけの方法

                          ウクライナ侵攻をめぐって、ロシア政府は国外からの情報を遮断する「デジタル鉄のカーテン」を下ろした。だが、それを突破する方法が、国内外から次々と提供されている。

                            ウクライナ侵攻「デジタル鉄のカーテン」を突破する、ロシアに事実を知らせるこれだけの方法
                          • 英ケンブリッジ大学、略奪工芸品をナイジェリアに返還へ - BBCニュース

                            英ケンブリッジ大学はこのほど、19世紀にイギリス軍が略奪した工芸品116点を、ナイジェリアに返還することで合意した。英イングランドとウェールズの慈善団体を統括するイギリス政府の慈善委員会が発表した。 ケンブリッジ大によると、「ベニン・ブロンズ」と呼ばれる工芸品は、1897年にベニンシティから略奪されたもの。合意により、工芸品の所有権はナイジェリアの国立美術館・遺跡評議会(NCMM)に移管される。

                              英ケンブリッジ大学、略奪工芸品をナイジェリアに返還へ - BBCニュース
                            • 「略奪文化財」欧州で返還の動き 仏、独、オランダ・・・日本にも波及?

                              西欧諸国が植民地などから入手した文化財を、元の国に返還する動きが強まっている。2021年、オランダは返還を公表し、独では返還を容易にする法案を可決した。仏は実際に返還を始めている。 収蔵品の半数が植民地から 大英博物館のロゼッタ・ストーン、ベルリン新博物館にある古代エジプト王妃・ネフェルティティの胸像・・・これらは「略奪文化財」と呼ばれることがある。西欧諸国の博物館には、旧植民地などから持ち帰った文化財が大量に保管されている。 オランダ国立世界文化圏博物館には43万6000点の収蔵品を持つ。そのうち、約半数が旧植民地由来だという。特に多いのは旧植民地のインドネシアに関連する収蔵品で17万4000点もあるそうだ。 『美術手帖』(2021年2月6日)によると、オランダ政府は今年に入り、植民地支配下や戦争で占領された国家から、略奪や盗掘などによって不当に持ち出された文化財について、本来あるべき国

                                「略奪文化財」欧州で返還の動き 仏、独、オランダ・・・日本にも波及?
                              • 足利学校の国宝の漢籍 日中の研究者が連携してカラーで刊行:朝日新聞デジタル

                                「日本最古の学校」といわれる国史跡足利学校(栃木県足利市昌平町)が所蔵する、国宝4点を含む漢籍本14種の写真を撮影し複製した「日本足利学校蔵国宝及珍稀(およびちんき)漢籍十四種」(42巻)がこのほど、中国・北京大学出版社から刊行された。国内ではこれまでモノクロ版はあったが、カラー版は初めて。日中両国の研究者の連携で実現した。 こうした写真版の複製本は「影印本(えいいんぼん)」と呼ばれる。 足利学校では儒学などが教えられていて、日本にキリスト教を伝えた宣教師フランシスコ・ザビエルは書簡集「大書簡」で「坂東にある大学校」と記した。儒学を中心に古い漢籍が数多く残っており、うち中国・南宋期の「文選(もんぜん)」「礼記(らいき)正義」「周易註疏(ちゅうそ)」「尚書(しょうしょ)正義」の4点は国宝に指定されている。普段は非公開でなかなか見られないため、当時の注を記した朱墨の書き込みや、本の来歴を示す蔵

                                  足利学校の国宝の漢籍 日中の研究者が連携してカラーで刊行:朝日新聞デジタル
                                • インドにおける資料収集活動――南アジア版書籍と発送の苦労(坂井 華奈子) - アジア経済研究所

                                  学生時代、司書になろうと思った時には、将来自分が海外に出張して本を仕入れたり、それらを苦労して日本に発送したりすることになるとは思ってもみなかった。アジア経済研究所のライブラリアンは、現地調査という名目で担当地域に出張し、資料収集や資料事情の調査を行う。筆者は、『2015年ニューデリー・ワールド・ブックフェア訪問とインド郵便局からの資料の発送』で海外赴任中の資料収集活動について報告を行った。本稿では、その続編として2019年11月と2023年1月の出張時に体験した変化を交えつつ、インドの政府関係機関や研究所、書店での資料収集と発送について綴ってみたい。 前回インドに出張したのは2019年の11月、コロナ禍で海外渡航が大きく制限される直前だった。約3年ぶりのインドの街並みを眺めていると、日本に比べてマスクをしている人の少なさが目についた。ホテルに着いて車を手配できるか尋ねると、大気汚染のレベ

                                    インドにおける資料収集活動――南アジア版書籍と発送の苦労(坂井 華奈子) - アジア経済研究所
                                  • 盗まれた長崎県の文化財 仏像の所有権裁判 韓国で2審が結審 | NHK

                                    10年前、長崎県の寺から盗まれたあと韓国で見つかった仏像について、韓国の寺が所有権を主張して引き渡しを求めている裁判の2審が14日に結審しました。判決は来年2月1日に言い渡されます。 長崎県対馬市の観音寺から10年前に盗まれた県の文化財の仏像をめぐり、韓国中部にあるプソク(浮石)寺が「中世の時代に倭寇に略奪されたものだ」として所有権を主張し、仏像を保管する韓国政府に引き渡しを求めて韓国で裁判を起こしています。 韓国中部にあるテジョン(大田)の裁判所は、1審でプソク寺への仏像の引き渡しを命じる判決を言い渡しましたが、韓国政府が控訴し、2審の審理が行われてきました。 14日に開かれた2審の裁判でも、プソク寺側が所有権を重ねて主張したのに対し、仏像を保管する韓国政府側は「日本にあった文化財が盗まれた事案であり、正当な所有権は法的な観点から判断されるべきだ」として、観音寺に所有権があると述べました

                                      盗まれた長崎県の文化財 仏像の所有権裁判 韓国で2審が結審 | NHK
                                    • アイヌ民族に「謝罪」表明 文化人類学会、遺骨持ち出し研究 | 共同通信

                                      Published 2024/04/02 16:47 (JST) Updated 2024/04/02 17:03 (JST) 日本文化人類学会は2日までに、アイヌ民族の遺骨の不適切な取り扱いが指摘されてきた過去の学術研究について「真摯に反省し、心から謝罪の意を表明する」とする声明を発表した。北海道アイヌ協会によると、国内外の学会が研究に関してアイヌ民族に謝罪するのは初めて。 アイヌ研究を巡っては、19世紀以降に遺骨が同意なく墓地から持ち出されるなど、民族独自の宗教観への配慮を欠いたとして、2012年以降、遺骨の返還を求める訴訟が相次いだ。協会関係者は声明について「一歩も二歩も前進したと思う。他の学会も足並みをそろえるか注視したい」と話した。

                                        アイヌ民族に「謝罪」表明 文化人類学会、遺骨持ち出し研究 | 共同通信
                                      • 「最後の日本オオカミ」に会いにロンドンへ | ArtLogueArtLogue

                                        ロンドンの桜を見ていたら、2013年のこの時期の出来事を思い出した。 桜の名所、奈良、吉野の知らない方から、一通のメールをいただいた。 そこには「ロンドンの自然史博物館に日本オオカミを見に行きたい」とあった。 ロンドンで日本オオカミ? 日本オオカミって、あの絶滅した・・・??? 日英ミュージアムのコーディネートを仕事にしている私は、メールを受け取るなり、これはちゃんと電話でお話を伺わなければと思った。 依頼主は奈良県東吉野村の議員さんたちだった。 明治も末のこと、なんでも村の猟師がオオカミを捕獲し、「山犬」はいらんかと売り歩いていたのだが (その時はそれが最後とは思いもしなかった)、折りしもアメリカの若い研究者がイギリス人貴族の援助を受けて調査旅行に来ていて、その山犬=オオカミを買ったのだそうな。 そのイギリス人が買い取ったオオカミ(毛皮と頭蓋骨)を大英博物館に寄贈し、 やがてその分館、現

                                        • 英国の“Brexit”が欧州連合(EU)およびドイツの図書館に与える影響とは(記事紹介)

                                          2021年1月5日付で、ドイツのベルリン国立図書館(Staatsbibliothek zu Berlin)は、英国の欧州連合(EU)からの離脱(Brexit)が完了し、2020年末に2021年1月から暫定適用される英国・EU間の通商協定が締結されたことを受けて、EUおよびドイツの図書館に与える影響について解説した記事を公開しました。 同記事は、EU加盟国内の多くの図書館で国境を越えた活動が行われていることから、これまでEU加盟国内で調和が図られていた税制・著作権・データ保護の分野に影響が及ぶことを指摘しながら、個々の影響関係を解説しています。 図書館のあらゆる契約実務に課せられる付加価値税(VAT)については、EU加盟国と非加盟国では根拠法が異なり、EUに非加盟の「第三国」となった英国の事業者との契約では、担当が税務署ではなく税関当局となり、税関当局に「輸入売上税」を納付する必要があること

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                                          • 大英博物館の古代ギリシャ彫刻、返還巡り両国首脳が対立 会談も中止 | 毎日新聞

                                            大英博物館が所蔵する古代ギリシャの彫刻群「エルギン・マーブルズ」=ロンドンで2023年11月29日、ロイター 英ロンドンの大英博物館が所蔵する古代ギリシャ彫刻群の「返還」問題を巡り、英国とギリシャの対立が深まっている。11月28日の首脳会談は急きょ中止となり、訪英したギリシャのミツォタキス首相は結局、スナク英首相に会えないまま帰国する事態となった。 この彫刻群は、アテネのパルテノン神殿にあった大理石の「エルギン・マーブルズ」。紀元前5世紀に作られ、19世紀に英国の外交官エルギンがその一部を持ち出した。現在は大英博物館で展示されている。 ミツォタキス氏はスナク氏との会談前の26日、英BBC放送の番組で「ギリシャに返還されるべきだ」と発言。彫刻群がアテネとロンドンで離れ離れになっている現状は「名画モナリザが真っ二つになっているようなものだ」と述べた。

                                              大英博物館の古代ギリシャ彫刻、返還巡り両国首脳が対立 会談も中止 | 毎日新聞
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