中国国境に近いインド・アルナチャルプラデシュ州セラパス近郊の実効支配線付近を走行するインド軍車両(2021年10月21日撮影、資料写真)。(c)Money SHARMA / AFP 【12月13日 AFP】中国とインドの国境に位置するヒマラヤ(Himalaya)地域の係争地周辺で先週、両国軍による小競り合いがあったとされる問題で、中国軍は13日、インド側が「違法に」越境して国境警備部隊の活動を「妨害した」との見解を示した。 インド筋は先に、同地域で9日に小競り合いが起き、双方に数人の軽傷者が出たと明らかにしていた。中印国境周辺では最近、米印の合同軍事演習が行われていた。 9日の小競り合いは、2020年に中印の部隊が衝突し、インド兵20人、中国兵4人が死亡して以来、最も深刻な事態とみられる。 これに関連して、中国人民解放軍(PLA)西部戦区の報道官は「(中国部隊は実効支配)線を違法に越えてき