※ネタバレありです。ご注意ください。 映画 『エゴイスト』 をレイトショーで観た。帰り道、車を運転しながら不意に涙が出てきた。 何故だかわからないけど、「愛だよ、愛。これは愛だよ。」と言いながら、ハンドルを握っていた。どうしても涙が止まらなかった。 愛っていったいなんなんだろう。 たぶんその答えは一つではないし、答えなんて無いのかもしれない。 では 『エゴイスト』 の主人公、浩輔の愛は何なのだろうか。あれはただのエゴなのか? いや、そんなことはないと思う。あれは愛だ。 あれが愛でなくて何が愛なのか。 あれは愛そのものだ。 映画 『エゴイスト』 久々に心が持っていかれた作品だった。 いまだに頭の芯が痺れたままである。この私の中に残っている熱さを書いておきたい。 『エゴイスト』。これはエッセイスト高山真氏の自伝的小説がモデルになっているという。私は原作を未読なので、この映画を斎藤浩輔(鈴木亮平