衆議院選挙が始まり各地で激戦が繰り広げられている。時事通信が石破茂内閣発足後初めて行った世論調査では内閣支持率28%と内閣発足時の支持率としては2000年以降で過去最低だった。逆風が吹く中、自民党は裏金問題を巡り12人の議員の非公認を決めた。そのいずれの議員も厳しい闘いを強いられているとされる。そんな中でも注目が集まっているのは東京24区(八王子の一部)だ。前職の萩生田光一氏は今回の選挙で自民党から非公認となった議員の一人。そこにSNSで裏金問題を厳しく追及してきた立憲民主党の有田芳生氏ら5人の新人が立ち向かう。ルポ作家の日野百草氏が取材した――。 「再出発」「八王子の声を届ける」「八王子の土になる覚悟」 10月15日、八王子駅北口は物々しい雰囲気。一部では道行く人に職務質問や荷物検査が行われていた。 都内屈指のターミナル駅だけに昼夜問わず人通りが多い。しかし今日は普段以上の人だかり、警察