1月7日(米国太平洋時間、以下同)に開幕する「CES 2020」の関連イベントが1月5日から始まった。その1つが、前夜祭イベントである「CES Unveiled」だ。 CES Unveliedには、CESで出展される新製品の一部が展示される。今年(2020年)も多数の新製品が披露された。 PC関連では、発表されたばかりの「XPS 13」や「Latitude 9510」を展示したDellのブースが注目を集めていた。この記事では、両モデルの展示機の写真を中心にレポートする。 クラムシェルの「XPS 13」も4辺狭額縁を採用 CES 2020の開幕に先立って、Dellは1月2日にXPS 13やLatitude 9510を発表済みだ。1月7日にはその全貌を披露するプレスカンファレンスを予定しているものの、まずはCES Unveiledで実機を投入してきた形となる。 XPS 13の2020年モデルは
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は1月5日、PlayStation 5向け次世代VRシステム「PlayStation VR2」(以下、PS VR2)を発表した。有機ELディスプレイを搭載し、片目当たりの解像度は2000×2040ピクセル、フレームレートは90/120Hz。視野角は110度。プレイヤーの中心視野を高解像度に、視野の外側を低解像度で描画する手法「フォービエイテッド・レンダリング」を採用する。価格や発売日は未定。 トラッキング方式は「インサイド・アウト・トラッキング」になり、VRヘッドセットに搭載したカメラでプレイヤーとコントローラーの動きや向きをトラッキングし、ゲーム内に反映する。目の動きを検知する「視線トラッキング機能」により、視線でキャラクターを操作することも可能という。モーションセンサーは6軸検知に対応。 ヘッドセットにはモーターを内蔵し、触覚フィード
米国・ラスベガスで開催された「CES 2020」。LGエレクトロニクスのブース(写真:YONHAP NEWS/アフロ) (朝岡 崇史:ディライトデザイン代表取締役) 「いったい、何てこった!」 2020年1月7日。軍事以外は何でもありの「世界最大の民生技術の展示会CES」(シー・イー・エス)の初日。トータルの歩数は軽く3万歩をオーバー、メイン会場であるLVCC(ラスベカス・コンベンションセンター)やテックウエストと呼ばれるサンズ・ベネチアンホテル会場を隅々まで歩き回った末の率直な感想である。 どうやら同じような思いを抱いたのは筆者だけではなかったようだ。会場で日本から来た記者や有識者の方々と何度かすれ違った際は、「今年のCES、どうですか?」「いったい何なんでしょうかね」というやり取りが挨拶がわりになってしまっていた。 そう、CES 2020はいざ蓋を開けてみれば、意外なことに、主役である
2022年のCESでは、ソニーがEV市場への参入を表明したことが大きな話題となった。正確には「参入意向の検討を表明」だが、非常に大きなニュースなので、筆者にも多数の記事執筆依頼やヒアリング依頼があった。 実際、CES中にはソニーの責任者にインタビューすることもできたし、多数のヒアリングも行った。 ソニーのEVはどんなクルマに仕上がるか 開発責任者への取材などから予想する その結果を記事に反映したのだが、全てを反映したわけではない。電気自動車(EV)・自動運転車の未来を正確に予見するのは難しい。一方で、可能性は非常に広い。 今回は、妄想に近い予測も含め、「EV前提社会」の可能性を考えてみよう。ソニーがEVで収益を生むと考えた理由も、その「可能性」に賭けた部分があるからだ。 この記事について この記事は、毎週月曜日に配信されているメールマガジン『小寺・西田の「マンデーランチビュッフェ」』から、
Neon’s ‘artificial human’ avatars could not live up to the CES hype Neon and its "artificial human" avatars were the first viral hit of CES. They had everything to get the internet excited: a corporate giant (the company is from Samsung's STAR Labs), buzzwords (Avatars! Realistic AI assistants!) and confusion. Redditors combed the internet for details, and YouTube channel Good Content pulled toget
「CES 2023」で、カナダのスタートアップGlüxkind Technologiesのスマート・ストローラー「Ella」が「CES Innovation Awards」で1位を獲得し、大きな反響を呼んだ。「CES Innovation Awards」には2,100件以上応募があったという(ストローラーはベビーカー(乳母車)のこと)。 同社は、NVIDIAのスタートアップ支援プログラム「Inception」のメンバーで、このスマート ストローラーには「NVIDIA Jetson」が搭載されている。周辺環境をマッピングして経路探索するなど、先進の安全機能を実現し、育児中の人々に提供しているという。 「Ella」は上り坂や不整地など、押すのにチカラが必要なときにはアシストしてくれる。下り坂では自動ブレーキ機能でアシストする。 ■GluxKind Intelligent Baby Stroll
2023年のテクノロジートレンドを占う最初のイベント、世界最大規模のテクノロジーカンファレンスであるCESが、米国はラスベガスで今年も始まった。CESには「Fourtune 500」の企業のうち、323社が登録し、3,100以上の企業が世界中から出展。会期中には270を超えるセッションが行われる。 毎年、約173カ国から参加する巨大なイベントだが、もともとCESは家電ショーとしてスタートした。しかし今日ではテクノロジーとイノベーションのイベントに変化を遂げている。CESでは、スマート家電に始まり、モバイル、自動車、ロボティクス、IoT、AI、XR、そしてWeb3や環境に至るまで、先端的な取り組みに触れることができる。ここで触れることができるテクノロジーは、産業からビジネスモデル、ライフスタイルを大きく変化させることは間違いなく、マーケターにとっても注目すべきイベントだと言える。 コロナ禍を
今回のオールデジタルのCESの運営を支えるマイクロソフトのCEO サティラ・ナデラ氏は、「今私たちが必要とするのは、フレキシビリティ(柔軟性)だ」と言います。コロナパンデミックの状況下でどう人々とコラボレーションするか、どう学校教育を進めるのか、どう健康を確かなものにするか。そういったことに柔軟に取り組んでいく必要があるということです。オールデジタル開催のCES2021も、そのフレキシビリティのひとつの表れだと言えます。 フレキシビリティが必要なのはパンデミックに対してだけではありません。 私たちはパンデミック以外にも経済の低迷、人種問題、気候問題など他の問題を抱えています。こうした様々な課題に直面する中、どう柔軟に対応していくのか。そのひとつの答えとして、P&Gのチーフブランドオフィサーであるマーク・プリチャード氏は、Teamsによるプレゼンテーション(イベント終了後までオンデマンド再放
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 「世界最大のスタートアップイベント」――。米国・ラスベガスで2020年1月7~10日までの4日間にわたって開催された「CES 2020」の特徴について、主催者の全米民生技術協会(CTA)はこう説明する。確かに、韓国やフランス、イタリア、オランダ、イスラエル、日本などが専用のパビリオンを設けるなど、出展したスタートアップは46カ国から約1200社に上る。 各国がスタートアップに期待する背景には、大手企業が革新的な製品や技術を作り出せないことにある。CES 2020でも、これまでの技術を組み合わせたサービスやソリューションを提案する大手が少なくなかった。例えば、自動車メーカーの展示は車内空間や日常生活を快適にするコネクテッドカーやモビリティ
人工人間「Neon」は本当にすごいのか? うーん今のところ… #CES20202020.01.10 14:3011,135 Sam Rutherford - Gizmodo US [原文] ( 福田ミホ ) 新ジャンルなのか、ハリボテ一発ネタなのか。 Neonとは会社の名前であり、その会社の唯一の製品の名前でもあります。これを「製品」と呼べるなら、ですが。 CES会場でNeonは生命体だと説明を受けたんですが、物理的な体はありません。Neonとはコンピュータ上に作られた存在だそうですが、AIアシスタントではありません。って結局、Neonとは何で、人工人間とは何なんでしょうか? ここまでで、何だそりゃと思われたなら、それは仕方ないです。CES 2020に先がけてNeonにまつわる噂が加速しはじめ、それとSamsungの関係とか、CESでの発表内容とかが取り沙汰されました。Neonが出せるもの
インターネットにつながるテレビやセルラー通信機能を搭載するコネクテッドカーで動画配信サービスが快適に楽しめる、新しいスマートOSの選択肢がまたひとつ増えました。 米Xperi傘下のグループ企業である米TiVo Platform Technologies(以下:TiVo ティーボ)がテレビメーカーにとって組み込みの自由度が高く、何よりユーザーが使いやすい動画視聴プラットフォームTiVo OSを発表しました。「CES 2024」でXperiが開催したプライベートショウを訪ねて、同じXperi傘下にあるDTSのブランドに関連するアップデートと一緒に取材しました。 Xperi傘下のブランド、TiVoがスマートOSを搭載するテレビ向けに開発したTiVo OSを発表しました 快適な動画視聴をとことん追求した「TiVo OS」 テレビのスマートOSといえば、日本ではグーグルのGoogle TV(旧And
Apple、2020年1月のCESで約30年ぶりに復活!プライバシーについて討論 2019 12/10 Appleが、世界最大の家電見本市であるCESに、約30年ぶりに戻ってきます。2020年1月にラスベガスで開かれるCESで、プライバシーについて語る討論会にApple役員が登壇することが分かりました。 Appleのプライバシー責任者が登壇予定 CES 2020の、企業のプライバシー担当役員らによるセッションに、Appleのグローバルプライバシー担当シニアディレクター、ジェーン・ホバース氏が登壇すると公式Webサイトに掲載されています。 このセッションには、Facebook、P&Gのプライバシー担当役員のほか、連邦取引委員会(FTC)の責任者も登壇する予定です。 ホバース氏は、Google、米法務省などでプライバシー部門の責任者をつとめ、2011年にAppleに入社しています。 Apple
1月上旬にアメリカ・ラスベガスで開催された世界最大級の家電と技術の見本市「CES」。 2年ぶりに対面で開かれた今年のCESで注目が集まったのが、インターネット上の仮想空間「メタバース」に関する展示です。 現地を取材したニューヨーク支局の記者が、世界各国の企業が披露した最新技術を体験しました。 ▼「テレ東BIZ」で配信中(入会月無料)▼ 【CES2023】世界を変える?記者が選んだ最新技術ベスト3!!⇒ https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/original2/vod/post_267559?utm_source=youtube&utm_medium=meta&utm_campaign=20230201_ces_sp #メタバース#CES#パナソニック#シフトール#AR#VR#ヘッドセット#ホログラム#ユカイ工学#OWO#テクレホログラフィックス
これは確かに「スマートなホーム」だ NXPがCESで示したMatterの可能性:専門家は急速な市場成長を予測(1/2 ページ) 2022年10月にバージョン1.0がリリースされた、スマートホーム規格「Matter」。これまでは、Matterの真の利便性を示すことができるデバイスがほとんど存在しない状態が続いていたが、NXP Semiconductorsが「CES 2024」で展示したデモでは、Matterで実現するスマートホームの可能性が示されていた。 Connectivity Standards Alliance(CSA)によるスマートホーム規格「Matter」は、2022年10月に最初のバージョンがリリースされた。2023年を通じて、Matter対応の新たなデバイスが発表されたが、この技術の価値や汎用性を完全に示すことができたデバイスはほとんどなかった。その後、年が明けて間もなく米国ネ
関連記事 ソニー、オリジナルEV「VISION-S」の公道テスト走行開始 「Airpeak」で空撮 ソニーが昨年のCESで発表したオリジナルEV「VISION-S」の公道でのテスト走行をオーストリアで開始したと発表した。紹介動画にはその様子を同社のドローンプロジェクト「Airpeak」のドローンで空撮しているシーンもある。 ソニー、ドローンの新プロジェクト 2021年春に事業開始へ ソニーがAIを活用したドローンのプロジェクトを始め、新ブランド「Airpeak」(エアピーク)を設立した。2021年春の事業開始を予定する。 “宇宙エンタメ衛星”でどんな映像や写真が撮れるのか――ソニー、JAXA、東大のキーパーソンが語る 一般ユーザーが人工衛星のカメラを自由に操作し、宇宙から見た地球や遠い宇宙の画像、映像を撮影できるようになる——こんなプロジェクトをソニー、JAXA、東大が進めている。2022
1/8~1/11にかけてラスベガスで行われたCES(Consumer Electronics Show)で、院長が注文した「Y-Brush」というマウスピース型電動歯ブラシがやっと届きました。 関連記事: CES 2019で注文したY-BrushのUpdate情報が届きました CES 2019のヘルスケアデバイス視察出張を終えて 「Y Brush」 10秒のディープクリーニング歯ブラシって書いてありますね! 歯磨きが10秒で出来てしまうのか?だとしたら素晴らしい商品ですが、歯磨きの難しさを知ってる衛生士からしたらちょっと信じられないお話・・・ しかも電動ブラシといってもハンドフリーでくわえるだけとのこと。だとしたら歯磨きの方法やコツがないのでどんな人でも上手い下手なく磨けるという事です。そんな衛生士歓喜な歯ブラシ最高ですね!! 早速開けてみると… まずは充電をします。 フランスの会社の商品
TCLは、ラスベガスで開催されている家電見本市「CES 2023」にて、ハイスペックなARメガネの「RayNeo X2」を発表しました。ARグラスにしては処理性能が強力で、今後の展望にも期待が持てます。 RayNeo X2は業界初の双眼フルカラーのディスプレイを採用したARメガネ。一般的なメガネと同じように装着できることをウリにしています。Nreal AirやTCLのNXTWEARは、レンズがサングラスのようなものであり一般的なメガネからは程遠いですが、RayNeo X2はレンズ中央にディスプレイがわずかに視認できる程度。 SoCはMeta Quest2が採用しているSnapdragon XR2を搭載。メモリは6GB、ストレージは128GBとスマートフォンなみのスペックで、現行のARグラスとしては高い性能。 また、ジャイロスコープや加速度計、コンパスなども内蔵し、デュアルスピーカーを備え、
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