従来型USBメモリの例として筆者が使っている2015年購入のものを、そしてサイズが最小となるmicroSDカードもカードリーダー(BUFFALO BSCR27U3BK)を使うことでUSB接続ストレージということにして特別招待選手として追加しています。さらにKIOXIAの「メインストリーム向け」とされるNVMe SSDをUSB変換ケース(Realtek RTL9210B-CG搭載)に入れたものも特別招待選手枠で追加し、USB 3.2 Gen 1 (5Gbps)の帯域をしっかり使い切ってくれるペースメーカーとしての役割を期待します。 計測ツールの選択 参加資格の決定と選手の選考が終わったら、次は計測方法を決めなければなりません。ストレージのベンチマークといえば図3のようなスクリーンショットをよく見かけることでしょう。いくつかのシナリオ(シーケンシャルリード・ライト、ランダムリード・ライト)のパ
M.2 SSDに特化することで非常にコンパクト センチュリーでは、ストレージのクローンデバイスいくつか手掛けている。大きく分けると、“完全な”クローニング特化型の「これdo台」の他、外部ストレージデバイスとしても使える「裸族のお立ち台」が有名だ。 今回紹介するM.2 NVMe SSDクローンBOXは、3月26日に発売されたばかりの新製品で、センチュリーのクローンデバイスにしては“素直な”名前が付与されている。名前の通りPCI Express(NVMe)規格のM.2 SSDのクローニングに特化しているため、Serial ATA接続のM.2 SSDや、PCI Express接続でもAHCI規格のM.2 SSDから(へ)のクローニングには利用できない。 もっとも、ここ数年のPCに搭載されるM.2 SSDは、大手メーカーを中心にNVMe規格に準拠したものがほとんどなので、そこまで気にする必要はない
LINEは、LINEアプリにトーク内容や動画などを保存できる「LINE Keep」を8月28日に終了すると発表した。「より良いサービスの提供に注力し、アプリ全体の最適化のため」としている。 LINE Keepは、トーク内容や動画、画像、音声ファイルなどを1GBまで、期間無制限で保存できる機能。2015年8月にスタートした。利用していた人は、サービス終了までに必要なファイルをバックアップするよう呼び掛けている。 関連記事 LINEヤフー、韓国ネイバーとの委託関係を終了へ PayPayとLINEのアカウント連携も延期に LINEヤフーがネイバーへの業務委託を撤廃することを決めた。これは2023年度通期および第4四半期決算会見で明かしたもので、LINEヤフーが進めていたLINEとPayPayのアカウント連携についても、社内のセキュリティガバナンス強化の優先を理由に、2024年度中としていた計画時
はじめに セキュリティエンジニアの齋藤ことazaraです。今回は、オブジェクトストレージに対する書き込みに関連するセキュリティリスクの理解と対策についてお話しします。 本ブログは、2024年3月30日に開催された BSides Tokyo で登壇した際の発表について、まとめたものです。 また、ブログ資料化にあたりオブジェクトストレージを主題とした内容の再編と、登壇時に口頭で補足した内容の追記、必要に応じた補足を行なっています。 なぜ今、この問題を取り上げるのか? 近年のクラウドリフト、クラウドシフトにより、クラウドを活用する場面が多くなってきていると思います。その中で、多くの場面で利用されるオブジェクトストレージにおいて、データの書き込み時に気にすべきセキュリティリスクが存在するのをご存知でしょうか? 近年、オブジェクトストレージの不適切な利用に起因する情報漏洩が多く発生しています。そのよ
AWS、スケーラブルなNFS「Amazon EFS」で、長期保存データ用の「Amazon EFS Archive」提供開始 Amazon Web Servicesは、Amazon EFSの新機能として長期保存データ用の「Amazon EFS Archiveストレージクラス」の提供を開始したと発表しました。 また、既存のAmazon EFS Infrequent Access(IA)ストレージクラスのストレージ価格が36%引き下げられたことも同時に発表されました。これによりAmazon EFSはデータの長期保存において、従来よりもさらに低コストなソリューションとなりました。 Slim down #CloudStorage costs while keeping cold data easily accessible with #AWS. From ML training & predicti
米Uber、1エクサバイト超のデータ量を持つ世界最大規模のHadoopシステムを、オンプレミスからGoogle Cloudへ移行すると発表 米Uberは、オンプレミス上に構築した数万台ものサーバによる1エクサバイト超のデータ容量を持つ世界最大級のHadoopエコシステムを、Google Cloudへ移行すると発表しました。 UberはGoogle Cloudへの移行のメリットを次のように説明しています。 Modernizing with GCP will enable big gains in user productivity, engineering velocity, improved cost efficiency, access to new innovation, and expanded data governance. GCPによるシステムのモダナイズで、ユーザーの生産性、
G-genの田中です。当記事では、Cloud Storage を利用する中で、意図していない高額の請求が発生してしまった事例について解説していきます。 はじめに 背景 Cloud Storage とは Cloud Storage の料金 Storage Transfer Service とは 事件のあらまし 背景 落とし穴 莫大な課金の発生 後日譚 はじめに 背景 今回、G-gen でサポートさせて頂いているお客様が Storage Transfer Service を利用して Cloud Storage へデータ移行を行ったところ、3日間で数十万円の課金が発生してしまったという事件があり、注意喚起のために記事化させて頂くことになりました。 本記事は、お客様名の許諾を得た上で、実際に起きた内容を少し改変して記事化しました。お客様の社内事情のため数値等を事実とは違うものにして記載していますが
「やじうまの杜」では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。 【画像】「Gmail」の検索ボックスに「is:unread category:promotions older_than:1y」と入力。次回からは履歴から選ぶだけのよう 「Google ドライブ」のストレージ容量が足りなくて困っている――そんな方は少なくないと思います。実はこのストレージ、「Gmail」や「Google フォト」とも共有されています(内訳は「Google ドライブ」で確認可能)。もし何年も「Gmail」を使っているならば、不要なメールを整理するとGB単位で空きストレージを増やせるかもしれません! 実際に「Gmailのストレージを使い切ってしまったので、1年以上前の未読の広告メールを削除してみた」という方がいらっしゃったので、我もしてみむとてするなり。 まず、「Gmail」の検索ボックスに「is
AIに描いてもらったストレージで作ったレース会場 はじめに この記事はデータベース・システム系 Advent Calendar 2023の一日目の投稿である。今年読んだ論文(今年書かれた論文とは限らない)の中で驚きや納得があって良かったなぁと思った論文をいくつか紹介していきたいと思う。 論文の本文そのものは機械翻訳なりチャットAIなりに叩き込めば誰でも内容の抽出はできるので、こちらのブログ内では何故これが良いと思ったかについて僕の主観に基づいて書いていく。僕の解釈が厳密に正しいことは一切保障しないし、気になって読んでみたら全然内容違うやんけ!と驚くところまでがセットくらいの気軽なつもりで読んで欲しい。 最初に紹介する論文は「When Database Meets New Storage Devices: Understanding and Exposing Performance Mism
クラウドストレージサービスを展開するBackBlazeは、自社で管理するHDDやSDDの故障状況をまとめたレポートを定期的に公開しています。2023年9月26日には、SSDの故障状況をモデル別にまとめたレポートの2023年中間報告版が公開されました。 The SSD Edition: 2023 Drive Stats Mid-Year Review https://www.backblaze.com/blog/ssd-edition-2023-mid-year-drive-stats-review/ BackBlazeは2023年6月30日時点で3144台のSSDをクラウドストレージサーバーのブートドライブとして運用しています。各SSDは「システムの起動」「ログファイルや一時ファイルの保存」などに使われており、サーバーの活動状況に応じて読み取り、書き込み、削除が毎日実行されています。 20
コミュニケーションサービスのDiscordが、コンテンツデリバリネットワーク(CDN)経由でのマルウェアの拡散を防ぐために、Discordサーバーにアップロードされたファイルへの全てのリンクが24時間で有効期限切れとなるシステムに変更することを発表しました。新たなシステムは、2023年末までに導入されるとのことです。 Discord will switch to temporary file links to block malware delivery https://www.bleepingcomputer.com/news/security/discord-will-switch-to-temporary-file-links-to-block-malware-delivery/ Discord file links will expire after a day to fight
この文章は、MacでiPhoneを外付けHDDにバックアップする3つの方法について説明します。Mac OS CatalinaでFinderを使用してiPhoneを外付けHDDにバックアップすることができます。 iPhoneのバックアップはMacの大量のストレージを使用する可能性があります。バックアップファイルがMacのパフォーマンスに影響を与えていると思われる場合、iPhoneのバックアップを停止することは賢明ではありません。重要なiPhoneデータを保存するのをやめることは、あなたにとって記憶と財産を意味するからです。写真やメッセージを見ることで、過去についてたくさんのことを知ることができます。連絡先やその他のデータは、ビジネスパートナーとの連絡を取りたい場合に役立ちます。 Macがさらにバックアップコピーを保存するのが難しいと感じる場合、iPhoneを外付けハードディスクにバックアップ
息子が7D Mark IIで連写した写真がiCloud Driveを圧迫しているので古いものから順に適宜HDDに落としているのですが、HDD1台にしか落としていないという話をCP+でサイカセンセとBさんに話したところ、それ1台にしかデータが入っていない(バックアップがない)というところについて「信じられない」というような反応を頂きました。 まぁそれもそうだよなと、複製用のメディアを買いました。たまたまAmazonで、BuffaloのUSB SSDの1TBの箱潰れ品が、USB HDD 1TBより安く売られていたのでゲット。SSD-PUT1.0U3 という機種です。USBメモリではなくSSDというところに訴求ポイントがあるようです。 製品に付いている保護ビニールがぽろぽろと細かく千切れてしまい剥がすのに5分くらいかかりましたが、Mac/Windows共用とするためにexFATでフォーマットして
クラウドストレージサービスを提供するBackblazeが、データセンターで運用している27万台超のHDDのうち、ブートドライブ4400台とテスト運用のデータドライブなど466台を除いた26万9756台の故障率をまとめたデータを公開しました。 Backblaze Drive Stats for 2023 https://www.backblaze.com/blog/backblaze-drive-stats-for-2023/ Backblaze's geriatric drives kicked the bucket more in 2023 • The Register https://www.theregister.com/2024/02/13/backblaze_failure_rates/ 2023年にBackblazeが運用したHDDは全35モデルあり、運用台数が最多だったのは1
Amazon EFSのクライアント当たりの最大スループットが1.5GB/sに。これまでより3倍高速なファイルアクセスを実現 AWS(Amazon Web Services)は、スケーラブルなNFSサーバをマネージドサービスで提供する「Amazon EFS」(Amazon Elastic File System)のクライアント当たりの最大スループットを、これまでの3倍となる1.5GB/sに拡大したことを発表しました。 Amazon EFSは、Amazon EC2インスタンスやAmazon EKSポッドなどからNFSプロトコルでマウントして利用するストレージサービスです。あらかじめ容量を決めてプロビジョニングする必要がなく、保存するファイルの大きさに対して自動的にキャパシティが増減していくのが特長です。 同時に数千もの同時接続にも対応するスケーラビリティを備えています。 今回発表された、クライ
SanDisk ブランドの大容量ポータブル SSD、SanDisk Extreme/Extreme Pro ではデータ消失が相次いで報告され、5 月に Western Digital がファームウェア更新で対応すると発表していたが、現在も問題は続いているようだ (The Verge の記事)。 The Verge の Vjeran Pavic 氏の使用していた SanDisk SSD はデータ消失が発生し、6 月初めに送られてきた代替品だ。Western Digital は 5 月末にファームウェア更新をリリースしており、安全なバージョンと考えて使用していたが、2 か月ほどで The Verge のために撮影した 3TB の動画が消失したという。 Western Digital では SanDisk Extreme/Extreme Pro の在庫一掃を優先していると見え、データ消失問題を前
Eclipse Storeというのをみつけて、これはJavaオブジェクトを永続化するものなのだけど、トランザクションもあったりPostgreSQLなどのDBをバックエンドにできたり結構よさそう。 https://eclipsestore.io/ MicroStreamがEclipseに寄贈されてオープンソース化したものみたいですね。Eclipse Selializerとセットです。 https://github.com/microstream-one ということでGetting Startedをみてみます。 https://docs.eclipsestore.io/manual/storage/getting-started.html 組み込み版を使うのでこんな感じのdependencyを追加 <dependencies> <dependency> <groupId>org.eclipse
セラバイトは最近公開したビデオで、待望のセラミック・ベースのストレージ・システムを紹介し、データ・ストレージ技術の革新を発表した。今後数年間でデータ・ストレージを一変させるべく、同社は従来のハードディスクやSSDを、10,000TBという驚異的なデータを保存できる独自のセラミック・ガラス複合材で作られた手のひらサイズのカートリッジに置き換えることを目指している。 この革新的なストレージ・システムは、特殊なセラミックの層を積み重ねることで、ガラスベースの上に300マイクロメートルの厚さの表面を形成する。この構成により、驚異的なGbps速度でのデータ書き込みが可能となり、面密度は1平方センチメートルあたりTBに達する。これに対し、従来のHDDは現在、0.02TB/平方センチメートルの密度しか達成していない。 セラバイトは、最近のデモンストレーションで完全に動作するプロトタイプ・システムを発表し
関連キーワード SSD | 半導体ストレージ | ハードディスク | 人工知能 SSDやHDDを扱うストレージベンダーは、需要の変化に翻弄(ほんろう)されている。2022年から2023年にかけて、ストレージベンダー各社の売上高が急落した。2023年以降は、AI(人工知能)技術の台頭によってストレージの売上高は大きく回復するとの見方があったが、状況はむしろ悪化した。何が理由なのか。 SSDもHDDも売れなくなったのはなぜか 併せて読みたいお薦め記事 SSD、HDDで注目の話題 「HDDがデータセンターから消える」という途方もない話の末路 SSDのパフォーマンスを引き出したいならやってはいけない“あれ” 「SSDとHDDのどちらが壊れやすい?」論争の“意外な結末” ストレージ需要の減少は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(感染症の世界的な流行)期間中に、企業がHDDと
関連キーワード SSD | 半導体ストレージ | ハードディスク | データ SSDなどフラッシュストレージのために開発されたストレージインタフェース「NVMe」(Non-Volatile Memory Express)がストレージ市場で存在感を示す中、「SAS」(Serial Attached SCSI)で接続するSSDやHDDは今後どうなるのか。 SAS接続のストレージは、NVMe接続のSSDに比べてデータ転送速度やレイテンシ(遅延時間)の短縮といった性能の面で見劣りするので、今後の市場では生き残れないという意見がある。そうした見方が出てくることは当然だ。だがSASには、「不要になる」とは言い切れない良い一面が幾つもある。 全盛のNVMeに対する「SAS」接続ストレージの良さ 併せて読みたいお薦め記事 HDD、SSDの気になる今後 “HDDの呪縛”から「SSD」が解放される日 「HDD
[名称] Quick Disk、QD、クイックディスク (参考製品名 「QD2」他) [種類] 磁気ディスク [記録方法] 磁気記録 [メディアサイズ] 78×78×3mm [記録部サイズ] 直径約72mm(実測) [容量] 128KB(片面64KB) [登場年] 1984年頃~ ひとつ、またひとつと消えていき、記憶からも薄れつつあるリムーバブルメディア。この連載では、ゆるっと集めているメディアやドライブをふわっと紹介します。 ロストメモリーズの記事一覧「Quick Disk」(クイックディスク、QD)は、ミツミ電機と日立マクセルによって開発された磁気ディスクのひとつ。ドライブをミツミ電機、メディアを日立マクセルが製造し、どちらも低コストを重視して開発されているのが特徴です。 1984年というと、ちょうど3.5インチFD(マイクロフロッピーディスク)がISOで標準規格化された頃で、普及する
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