実証に先立って、WHILLの杉江理代表がBusiness Insider Japanの単独取材にこたえた。 羽田空港での実証は、車椅子型の電動モビリティWHILLのMaaS事業(Mobility As A Sevice、2018年に計画発表)の実用化に向けた一環。車両には、既存車両の「Model C」をベースに、2019年に発表したWHILL自動運転モデル数台を使う。 杉江氏によると、今回の実証では、搭乗口までの「往路」の移動操作を利用者(乗客)が行い、搭乗口からセキュリティーゲートの貸し出し地点までの「復路」を、自動運転で帰還するフローで設計している。 羽田空港内を無人の電動車椅子が走り回る、というのは、なかなかインパクトのある実証だ。しかも、ビーコンの設置などの「建物側への加工」は基本的に何もしていないという。 具体的にどういう技術で空間認識を実現しているのか? 杉江氏によると、現段階