厚生労働省が1日発表した7月の雇用情勢で、愛知県の有効求人倍率(季節調整値)は1・14倍だった前月を0・07ポイント下回り、1・07倍となった。愛知労働局によると、統計が始まった1963(昭和38)年からの約57年間で初めて全国平均を下回った。 愛知県では自動車関連を中心とする製造業の求人が前年同月から半減しており、求人倍率は15カ月連続で低下。愛知労働局の木原亜紀生局長は「ものづくりの中心として全国をけん引する地域だが、米中貿易摩擦などの国際情勢に新型コロナウイルスが加わり、影響が製造業により強く表れてきた」との見方を...