アジアで普及が進むEVバスの日本導入にちょっと待て! 特殊な環境にある日本の路線バス事情 (1/2ページ) この記事をまとめると■東南アジアでは数多くのBEVバスが運行されている ■都内でも最近は「お試し」として中国製BEVバスを数台導入して様子を見ている ■BEVバスは車両寿命も短く導入コストも高額なのが課題とされている 今後EVバスは普及するのか 海外、とくに筆者としては東南アジアの国々へ行くと、市内を走る路線バスやタクシーにおいて、BEV(バッテリー電気自動車)を中心とした車両電動化が着実に進んでいることを実感する。とくに路線バス車両のBEV化はひんぱんに訪れるタイの首都バンコクや、インドネシアの首都ジャカルタでは急速に進んでいる印象だ。 東南アジアなどの新興国で公共輸送機関の電動化を進める背景としては、深刻な大気汚染の改善という側面がもっとも大きいようである。ちなみに日本では、路線