日本中央競馬会(JRA)が大型画面による競馬中継を核とする新施設の開設を仙台市中心部の商店街で検討していることが19日、分かった。電話・インターネットによる勝馬投票券(馬券)販売が全体の9割を占める中、従来の場外馬券場とは異なり、売り場を持たない全国でも珍しい施設となる。 【地図】新施設の予定地 ■大画面で中継、馬券販売なし 河北新報社が入手した資料などによると、予定地は青葉区中央2丁目のテナントビル1階で、広さ約400平方メートル。大型画面や競馬場の臨場感を再現する音響施設を備え、来場者が競馬中継の映像を見られる。 収容人数は数十人から100人程度を想定。JRAに登録したインターネット投票会員や、競馬未経験の若者層の集客を目指す。 JRAは10月の開業を計画。週末を含む日中に営業する。施設利用は基本無料で、有料個室を設ける案もある。飲食物は提供せず、持ち込み可とする方向。 馬券販売は近年