聴覚の一部に障害をもつイギリス人ジャーナリスト、チャーリー・スウィンバーンさんは、耳が聞こえない人の「くしゃみ」がいつも “achoo!(アチュー!)”と言わずに静かに行なわれることに疑問をもっていました。 “achoo!(アチュー!)”とは、英語圏でのくしゃみの「かけ声」のようなものです。ちなみにフランスでは “atchoum!”、フィリピンでは “ha-ching”、日本語ではご存じの通り「はっくしょん」。江戸っ子はその後に「バカヤロー」が付いたり付かなかったりするのは余談ですが、とにかく場所が変わればくしゃみも変わるわけです。 このことから、くしゃみの際に出る声が100%自然なものではなく、言語や文化に依存している部分があることが分かります。そして、耳が聞こえない人にとっての言語は「手話」になりますが、当然ながらくしゃみの「かけ声」を手話で表現する必要はなく、彼らがくしゃみの際に何も