68回目の終戦記念日を迎えた15日、政府主催の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で開かれた。天皇、皇后両陛下と安倍晋三首相、遺族らが参列。戦争の犠牲となった約310万人(軍人・軍属約230万人、民間人約80万人)の冥福を祈り、改めて平和を誓った。安倍首相は式辞で、近年の歴代首相が表明していたアジア諸国に対する損害や反省などに言及しなかった。 式典は正午前に開始。式辞で安倍首相は、2007年に自身も使った「アジア諸国の人々に多大の損害と苦痛を与え、深い反省と哀悼の意を表する」という表現を用いなかった。近年の首相が使っていた「不戦の誓い」にも触れなかった。 近隣諸国に対しては1993年、細川護煕首相(当時)が初めて式辞で哀悼の意を表明して以来、歴代首相が「損害と苦痛」や「深い反省」に言及してきた。 安倍首相は一方で、「わが国は世界をより良い場に変えるため、戦後間もない頃から、各
靖国神社近くで安倍政権を批判した韓国の国会議員=15日午前9時7分、東京都千代田区三番町、河合博司撮影靖国神社の前は、韓国の国会議員が訪れるとの情報で一時騒然とした=15日午前8時44分、東京都千代田区九段北、河合博司撮影靖国神社の前は、韓国の国会議員が訪れるとの情報で一時騒然とした=15日午前8時14分、東京都千代田区、河合博司撮影混乱を避けるため靖国神社の近くで、韓国などのメディアに向かって安倍政権批判をする韓国の国会議員=15日午前9時15分、東京都千代田区三番町、河合博司撮影 来日した韓国最大野党・民主党の李相●(●は王へんに民、イサンミン)、文炳浩(ムンビョンホ)両国会議員らは15日午前、靖国神社から約500メートル離れた路上で「安倍政権の軍国主義は止めなければならない」などと記者団に訴えた。当初、靖国神社を訪れるとしていたが、日韓両政府が自制を働きかけ、大きな混乱はなかった。
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