社説[橋下氏発言]人権感覚に重大な疑問 Tweet 2013年5月16日 09時27分(11時間24分前に更新) およそ公人が公の場で発言する内容ではない。論外だ。女性に対する人権感覚を著しく欠いており、公党の共同代表としても公職の市長としても、失格である。 旧日本軍の慰安婦問題をめぐり、日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は13日「当時は軍の規律を維持するために必要だった」と発言した。 橋下氏は「あれだけ銃弾が飛び交う中、精神的に高ぶっている猛者集団に休息を与えようとすると、慰安婦制度が必要なのは誰だって分かる」と制度そのものを肯定した。 政府は1993年の河野洋平官房長官談話で慰安婦問題で旧日本軍の関与と強制性を認めている。 橋下氏は「暴行、脅迫をして拉致した事実は裏付けられていない」と語った。強制を裏付ける日本政府・軍の公文書は現時点では見つかっていないかもしれないが、だからといって