東京都知事選挙で元航空幕僚長の田母神俊雄氏(65)が得た61万票が、なお話題になっている。「ネットの影響」「若者の右翼化」とかまびすしいが、何だかふに落ちない。本当はどうなのか、これからの政治に影響しうるのか。田母神氏に投票した人の声を追いながら「田母神票が意味するもの」を考えた。 【講演会の動画では田母神節がさく裂】 「未来が見えるかどうかがすごく気になりました。脱成長って言われても『あなたたちは確かにいい時代を見てきたから、それでいいかもしれませんけどね』としらけましたね」 学習塾を経営する慶応大2年の今井美槻(みつき)さん(21)はそう話す。都知事選前、若者8人で誰に投票するか討論したら、4人が「田母神」だった。「僕らは自衛隊にも共産党にもアレルギーはない。何かおもしろいことをしてくれそうな期待感、現状維持ではダメだという思いが一番大きかった。政党や組織、既存の制度を守るために動
「『テレビでしゃべっている人は公人で個人攻撃が許される』と言われたが、納得できない」と話すみのもんたさん=東京都港区で2013年10月30日、内藤絵美撮影 「ズバッ!」と斬る側が、ある日突然「ズバッ!」と斬られる側に回る。その時、心をよぎるのはどんな思いなのか。日本テレビ元社員の次男(31)が窃盗未遂の疑いなどで逮捕された事件を受けて、タレント、みのもんたさん(69)がTBSの冠報道番組「朝ズバッ!」「サタデーずばッと」を降板した。にもかかわらずやまないバッシングの中の心境を聞いた。【瀬尾忠義、吉井理記】 スタジオの女性観客に「お嬢さん」と呼び掛けるスタイル、「原発事故の責任者出てこい」などの直言でお茶の間の心をつかんできた。「1週間で最も多くテレビの生番組に登場する司会者」としてギネスの世界記録に認定されるほどの人気だった。 「手出しこそしないけれど『あいつはくさい』と言い立てられる
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