中国最大の電気自動車(EV)メーカーのBYDは7月4日、タイに同社として東南アジア初となるEV工場を開設した。ウォーレン・バフェットの支援も受ける同社は、米国と欧州で追加関税の逆風に直面する中、世界展開を加速させている。 深圳に本社を置くBYDの創業者でCEOの王伝福(ワン・チュアンフー)は、タイ東部ラヨーン県の新工場の開所式で、「タイで販売されているEVの3台に1台がBYDの車両だ」と語った。 BYDは米国のカリフォルニア州で電動バスを製造しており、ハンガリーとブラジルにも新工場を建設中だ。また、同社がウズベキスタンで設立した合弁会社は6月に最初の車を生産したと報じられている。BYDは、5月にブラジルで100番目のディーラーシップを開設したのに続いて、タイ工場での生産を開始した。 同社は先週、2024年上半期におけるEVの販売台数が前年同期比28.5%増の160万台に達したと発表した。
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