米ウォールストリート・ジャーナル(電子版)などによると、米政府は、発電所から出る二酸化炭素(CO2)を2030年に05年比で30%減らす新たな削減目標を示す方針を固めた。州ごとに目標値を定め、達成のため省エネや再生エネルギー導入で削減した排出量取引の活用も認める。 オバマ政権は、CO2を含む国内の温室効果ガス全体の排出量を、20年に05年比で17%削減する国際目標を掲げている。発電所から出るCO2は国内の温室効果ガスの約3分の1を占める最大の排出源。その具体的な削減目標を打ち出すことは温暖化対策を前進させるだけでなく、オバマ政権の強い姿勢を内外に示す狙いもあるとみられる。 環境保護局(EPA)が2日に公表する。火力発電への依存度などを考慮した上で州ごとに削減目標を定め、全国平均で20年に05年比で25%減、30年で30%減を目指す。今後1年かけて国民に意見を求めるなどしたうえで最終決定し、
全国の河川で漁期を迎えているアユ。近年は釣り人や漁師から「小さくなった」との声が相次いでいる。秋に産卵する一年魚だが、温暖化による川の水温上昇で産卵期が遅れ、海で成長しきれないまま遡上(そじょう)するアユが増えているようだ。 6月にアユ釣り解禁を迎える富山県の庄川で県水産研究所が調べたところ、アユの体長は1990年代に15~18センチあったのが、2000年代はそれより2~3センチ小さかった。那珂川(栃木県)、神通川(富山県)、四万十川(高知県)など全国を訪れる岐阜県郡上市のアユ釣り名人・白滝治郎さん(56)も「海から遡上するアユが、昔より小さくなった感じがする」と話す。 同じような声は全国の釣り人からも聞かれ、25都県の水産研究機関が集まる全国湖沼河川養殖研究会の部会は、遡上と海へ下る「降下」の時期を調べ、今年3月に中間報告を出した。遡上の時期は河川や年によって早まったり遅くなったりしてい
6月1日、和菓子の駿河屋(和歌山市)が破産手続きするというニュースが流れた。 駿河屋は室町時代中期の1461年に創業し、「練り羊羹(ようかん)」を初めて世に出した老舗として知られている。全国各地には「駿河屋」からの分家、暖簾分けによるものは11社あるそうだ。 創業550年余りの老舗が幕を下ろしたのは寂しい限りだが、同社の場合は、当時の社長らが2004年、架空の第三者割当増資を行ったとして逮捕・起訴されたのをきっかけに信用が悪化したという背景があった。 駿河屋の破産は残念なニュースだが、一方で、和菓子業界にはCSRに積極的な企業や店が実に多い。 駿河屋から少し遅れて室町時代の後期に京都で創業した「虎屋」(とらや)は、WWFJapan(世界自然保護基金日本委員会)を通じて、野生のトラの保護活動を支援している。餡(あん)の原材料である北海道の小豆の生産環境を守るために、地球温暖化防止のための活動
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