印刷 飲酒運転の取り締まりの際、アルコール検出値を捏造(ねつぞう)して交通切符を作成したとして、大阪府警泉南署警部補の山下清人(きよと)容疑者(57)が逮捕された事件で、大阪地検は27日、証拠隠滅と虚偽有印公文書作成・同行使の罪で山下容疑者を起訴した。山下容疑者の代理人の曽我乙彦弁護士によると、起訴内容を否認しているという。 起訴状によると、山下容疑者は昨年9月29日、大阪府泉南市内で、ミニバイクを運転していた60代男性に飲酒検問した際、酒気帯び運転違反になる呼気1リットルあたり0.15ミリグラムのアルコール値が検出されたように装い、虚偽の交通切符(赤切符)を切ったとされる。