昨年10〜11月に行われた全国高校サッカー選手権滋賀県大会で誤審が疑われる判定が相次いだとして、県内の高校サッカー関係者2人が県体育連盟を相手に、スポーツ仲裁機構に調停を申し立てたことが23日、分かった。高校の部活動に関する紛争が機構に持ち込まれるのは異例。 関係者によると、申し立ては7月11日付。申立人側は、準決勝1試合でファウルがたびたび見逃されるなど誤審が疑われる不可解判定が22例あったと主張している。この試合はのスコアは1―0で、審判は県内の高校サッカー部監督らが務めた。また、他の2試合でも不可解な判定があったとしている。 申立人の弁護士は「審判に対する信頼が揺らいでいる。このままでは高校スポーツ全体の発展にとって不幸なことだ」と述べた。 申し立ては、調停で誤審だったかどうかの調査や、県外から審判を呼ぶなどの対策を求めている。ただ、高体連側が応じないと調停は開始されない。高体