←2013年1月前半へ 最新の日記兼更新記録へ 2013年2月前半へ→ ■2013.1.16 ★『スター・ウォーズ』の超空間移動では「星は見えない」に「異議あり!」 こんな記事があって、その中に、光のドップラー効果のはなしをしていて、 星に向かって速度を上げるため、観測される星の光の波長は短くなる。これにより、光はエネルギースペクトルの中の肉眼で見える範囲から外れ、X線の範囲に入るという。 とあるのだが、これは異議あり、だ。 というのは、星の光ってのはだいたい「黒体輻射」のスペクトル(どんな感じか知りたければこちらをどうぞ)なのであり、黒体輻射のスペクトルは振動数が低いところにもだら〜〜〜っと広がっている。よって、可視光域がX線の範囲に移動しても、赤外線だった領域がどんどん可視光に入ってくる。 実際、可視光の部分だけを見ていると、どんなにドップラー効果が起こっても、黒体輻射の色は青い状態で