ACSLは7月13日、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援を受けて開発、販売している小型空撮ドローン「SOTEN(蒼天)」の運用制限を同日付で解除したと発表した。 蒼天は官公庁や民間企業に約500台を納入済みだが、今年4月に北九州市で墜落事故を起こした。ACSLは6月、機体に不具合が見つかったことを理由に、利用者に対して運用を制限するよう連絡。警察庁や総務省消防庁は全国で運用停止に踏み切った。 ACSLは、蒼天に用いている機体制御用のソフトウェア(ファームウェア)をアップデート。問題がないと判断した。利用者には、最新のファームウェアにアップデートするよう呼び掛けている。 蒼天はACSLがNEDOの公募事業に採択され、NTTドコモなどとも連携して開発、今年3月に出荷を始めた。撮影画像や飛行経路といったデータの漏洩・抜き取りを防ぎ、機体の乗っ取りへの耐性を高めて