■「おあん!(ごはん!)」 ■「おあーん!(ごはーん!)」 ■(さあ! 次はあなたが「よし」と言う番ですよ!)*1 ■(まだですか!) ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 今までの犬橋: 子煩悩お盆 - 窪橋パラボラ 犬橋(仮名)、窪橋のちょっかいを嫌う - 窪橋パラボラ 暑い日の犬のうた - 窪橋パラボラ 散歩中の犬橋は正面顔を見せようとしない - 窪橋パラボラ *1:興奮のあまり捲れ上がった片耳にご注目ください
タカハシの両親は、私たちが帰省するたびに大量の野菜を持たせてくれる。食べきるのに苦労するくらいの量だ。あまりの量にびっくりしている私に気がついたのか、最近は、野菜を詰める前にどれくらい要るのか声をかけてくれるようにもなった。 「大根は何本入れようかね」 「2本にしようかな」 「じゃあ、これは短いから4本入れておくよ」 「みかん食べるでしょう」 「うん、この袋に詰めていってもいい?」 「それは小さいからこっちの大きい袋にしなさい」 「にんじんはどれくらいにしようね」 「ありがとう、少しで大丈夫」 「少し? 20本くらいか」 「いやいやいや」 「なんだ30本か」 タカハシの両親は、私たちが遊びに行くと、いつも大量の野菜を持たせてくれる。私たちが食べきれないことも知っていて、量を控えめにもしてくれる。冒頭の写真は、そうして選りすぐられた野菜たちの中でもひときわの威容を誇っていたにんじんである。私
(↑ネギ畑への侵入を試みるも全力で阻止される犬橋) ◇◇◇◇◇ ぐったりするほど暑い日でも、散歩となると犬橋は俄然勢いづく。外出用のリードを人間が手にしたら、出発の合図だ。伸びをして、頭をぶるんぶるん振ってスタンバイ。 動きすぎてリードがつけにくい。 リードをつけるために首を押さえつけられたのが不満気な犬橋。 さあ出発。 犬橋はぐいぐい引っ張って歩くことが(あまり)ない良い子なのだが、リードの許す限り、行ったり来たり好き勝手に動く。 で、紐が体に絡まったりする。 本人は気にしないでざくざく歩く。見ているこっちが気持ち悪いので、強引に引き止めて直す。 引きとめられている間もずっと、犬橋は何かを嗅いでいる。 散歩中の犬橋は地面を嗅ぎながら歩く。 とにかく嗅ぐ。 嗅ぐ。 嗅ぐ。 嗅ぐ。 (↑何を嗅ぎ分けたのか、満足気な犬橋。) ◆ 散歩中の犬橋は、力強く、わしわしと歩く。 足に力が入っているせい
今年のお盆休みに、群馬県は高崎市に行って、高崎観音と達磨寺を見てきました。 地元の方はご存知かと思いますが、夏の北関東というのはえらい暑さになるものでして、 日本一の最高気温を叩き出す埼玉県熊谷市を筆頭に、群馬の各地も灼熱地獄、 ことに今年の猛暑は気が狂ってるんじゃないかっちゅう真夏日が続き、 私が高崎を訪れたその日も、そら恐ろしい暑さでございました。 高崎観音は正式名称を「高崎白衣大観音」と言う、 その名のとおり真っ白な立ち姿の、どえらいでっかい観音様です。 牛久大仏(http://daibutu.net/)と混同されやすいですが、 あっちはブロンズ造の大仏で、こっちはコンクリート造の観音だよ! 全然ちがうよ!! ◇◇◇◇◇ ◆高崎白衣大観音◆ 慈眼院(高崎白衣大観音) http://www.takasakikannon.or.jp/index.html wikipedia 高崎白衣大観
ダスマンというのはドイツ人哲学者ハイデガーが使った言葉です。 das man。 定冠詞の das に人間の man。で、ダスマン。 訳語はおいら「凡人」と覚え違えていましたが、正しくは「世人」でした。 せじん。 世間の人。で、せじん。 意味はこんな感じです↓ キルケゴール、ニーチェ、ハイデガーには、人間の共同的な生活世界が、基本的に人間の本来的な自覚、本来的な生の発露を妨げるような“構造"を持っているという感覚があった。とくにニーチェやハイデガーには、都市の市民社会における大衆文化に対する批判の観点がある。ニーチェは「畜群」という言葉を使い、ハイデガーは「世人」という言葉を使った。彼はこの「世人」=「頽落」の“構造”を、「空談」、「好奇心」、「あいまい性」という3つの言葉で説明している。 「空談」とは、さして切実なことでなくても人々は互いにいつもおしゃべりし合うこと。「好奇心」とはつぎつぎ
(お気に入りの場所その1) <前奏> わんわん わーん わんわん わーん わわん わんわん わーん ◇◇◇◇◇ (お気に入りの場所その2) 犬は涼しいところを知っているのよ、 一番涼しいところを知っているの。 涼みかたを知っているのよ、 どうしたら一番涼しくなるのか知っているの。 冷たい床にくっつきます。 なるたけ広くくっつきます。 お腹もぴったり、 お顔もぴったり、 耳の先までくっつきます。 (※) ぬるまってきたら移動します。 ぬるまってきたら移動します。 (※) (※くりかえし※) (お気に入りの場所その3) じゃまをされたら逃げるのよ。 別の涼しいところに行くの。 しつこい人間はやんなっちゃう。 いなくなるまで逃げるのよ。 (お気に入りの場所その4) 犬は涼しいところを知っているのよ、 涼しいところをぜんぶぜーんぶ知っているの。 ◇◇◇◇◇ <コーラス> わんわん わーん わんわん
知人の便りを風に聞いた。 ● あるひとは、東欧のひととおつきあいをしている。彼女をよく知る友人が聞いた話によると、お相手の故郷の小さな村を訪れた時、村の人たちが総出で彼女を見に来たのだそうだ。皆さんニホンジンを見るのは初めてだったらしい。彼と結婚するなら、彼女はムスリムに改宗しなければならない。彼女は、どうしようかなあ、と笑って話していたという。 ● あるひとは、東南アジアで暮らしていて、現地のひととおつきあいをしている。結婚を前向きに考え、まずお試しとしてあちらの実家で短期間暮らした。彼のご家庭もムスリムだけれど、彼女の立場を理解して、宗教的なことは強制しないと言ってくれるという。「でもね、」と彼女は笑う。「ラマダンは宗教行事だと思っていないのよう。私もしなきゃいけないって言うのよう」 だから彼女はラマダンの時期、職場でこっそりご飯を食べる。日系企業で働いているから、同僚もみんな似たり寄
→映画「アバター」 オフィシャルサイト アバターを見た気持ちを反芻しながら、 箇条書きで感想を書いていこうと思います。 実況ごっこです。 ◇◇◇◇◇ ●IMAXシアターを求めて川崎へ。 ●ラゾーナ川崎は吹き抜けばっかりだ ●高所恐怖症は川崎には来るなってことか ●怖かったよ! ●仮説: 川崎に高所恐怖症の人はいない ●3Dメガネの感想: キャプテンEO…… ●映画が始まって初めて近未来SFだと知る ●武骨なロボットがみんなザクに見える症状を何とかしたい ●怖そうな軍隊長がみんなハートマン軍曹に見える症状を何とかしたい ●クララが、クララがたった! ●クララ喜びのあまりに暴走 ●こんなクララはいやだ ●オジギソウ見たら触るよね ●いきもののデザインがかわいい ●しょくぶつのデザインがかわいい ●多様性……いやなんでもないです ●わかった! ラストサムライがアラビアのロレンスでダンス・ウィズ・
前回の サンタさんの本、大人向け。/「サンタクロースの秘密」クロード・レヴィ=ストロース,中沢新一 に引き続き、またサンタ話です。 サンタクロース関連本を並べていこうと思います。 どんだけ好きなんだサンタ。 好きだから調べてるのに調べれば調べるほどわけわかんないよサンタ。 わけわかんないけど面白いよサンタ。 ◇◇◇◇◇ サンタクロースの大旅行 (岩波新書) 作者: 葛野浩昭出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1998/11/20メディア: 新書購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (15件) を見るサンタクロースの歴史を追っかけていったら世界を股にかける大旅行になっちゃった! というこの本。帯の文は妙にキャッチーですが、中身はこしあんのようにどっしりしています。サンタクロース文化を、幅広く、かつ丁寧にまとめてある本です。サンタクロース信仰の元になった伝統行事や、サンタクロ
サンタクロースの秘密 (serica books) 作者: クロードレヴィ=ストロース,中沢新一,Claude L´evi‐Strauss出版社/メーカー: せりか書房発売日: 1995/12メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 14回この商品を含むブログ (18件) を見る 「サンタクロース神話」を分析した本。 2本立てで、前半にレヴィ=ストロースの論文「火あぶりにされたサンタクロース」、後半に中沢新一の「幸福の贈与」が収められている。 ◇◇◇◇◇ 早いもので、もうすぐクリスマスですね。街中もお店も電飾やらはっぱやらの飾り付けでえらいことになっていますが、皆様いかがお過ごしですか。表題に「大人向け」と書いたし遠慮なくぶっちゃけますけども、プレゼント対策に奔走されているサンタクロースなみなさま、どうもおつかれさまです。 「サンタ」と「クリスマス」を快く思っていない方々にとっては苦々し
週末、上野公園に行ってきました。 桜の森は、春とは違う色にうっすら染まっています。 夏の間は出ていた屋台も、秋になると数が減ります。 ここは、いつもアイスキャンディー屋さんがいた場所。 駅前のかき氷屋さんは、あつあつのたこ焼き屋さんになっていました。 寒い日だったので、歩く人たちは、厚着で少し早歩き。 ◇◇◇◇◇ 『……まあ皆さん、少し足を止めていきませんか』 『今から私がヴァイオリンを演奏いたしますよ』 『さあ、お集まりあれ』 ◇◇◇◇◇ 『お気に召したらあそこに……(チラッ) あの、お気に召したらですね……(チラチラ)』*1 【追記】 この大道芸人の方、ディディアさんと仰るそうです。関連記事を見つけました。 フランスから来た芸術派?大道芸人=東京・銀座 *1:100円玉を入れたら、ステキなウィンクをくれました。お人形は水色の目をしていました。
先週土曜日は法事があり、浅草に出た。浅草は寺の町だ。雷門や浅草寺の賑わいを抜け、国際通りを越えると、大小の寺がひしめき合う静かな地区に出る。その中の一つが実家の菩提寺で、父方の祖父母の墓がある。祖父母は私が学生の頃、在宅介護を経て逝った。 法事はいつも私の家族だけで行っているが、今回は母方の祖母も来た。東京に住む大伯母*1が危篤なので、最期のお別れにと上京したのだ。こちらにいる間は母が面倒を見ている。一人で放ってはおけないので、法事にも一緒に出てもらった。 祖母は物事がだいぶわからなくなってきていて、同じ話を何度も何度も、何度も何度も繰り返す。前回会ったときよりも、話がループする間隔が短くなっていた。これが進むと、起きた出来事を忘れ、私達を忘れ、何もかもがわからなくなるのだ、亡くなった祖父母がそうだったように。 私達家族は、数分前に聞いたばかりの話にも、初めて聞くような顔で相づちを打った。
■ ついったショートショート「甘党の男」 ■ その男の仕事場の抽斗には砂糖壷が入っている。 ■ その男は、砂糖水にコーヒーを少し混ぜた飲料を愛飲している。レシピはコップ一杯の湯と、ティースプーン山盛り13匙の砂糖、インスタントコーヒーの粉末が1匙。男はしばしば、それを牛乳で割って飲む。 ■ その男は酒も好きだが、飲み会にはあまり呼ばれない。 ■ その男は飲みの席でも最初からデザートを頼む。アイスシャーベットでビールをあおり、ケーキで焼酎をちびりちびりとやる。周りが気味悪がるので、その男は専ら家で飲む。 ■ その男の妻は、男の昼食のために毎朝サンドウィッチを作る。男はそれを持って仕事に出かける。 ■ その男の妻がサンドウィッチを作れないとき、男は代わりに昼食代1,000円を渡される。家計は小遣い制で、妻が管理している。 ■ その男にとって、昼食代は嬉しい臨時収入だ。コンビニに行き、生洋菓子コ
はじめに: 本日の記事は、id:toroleo様の大人気ニュースブログ「アラビア大学シロクマ予備校で怒りにも似た嘘しか言わない」*1より、「Twitterで生活が一変した 」を始めとする大型潜入企画・twitter3部作にインスパイアされてミーがクリエイトをドゥーしました、なう。 id:toroleo様、勝手にこんなことして申し訳ございません。誠心誠意、本当のことしか書きませんので、どうかお許しください。 はじめに、おわり。 ◇◇◇◇◇ 常連のお客様、毎度ご来店ありがとうございます。すっかり秋めいてまいりましたね。当店のメニューも秋仕様に衣替え。 twitter、はじめました。 冷やし中華は先月いっぱい。今月からは伝統の味、twitterの登場です。当店のtwitterは、かつおだしと白味噌でふっくらと煮含め、優しい味わいに仕上げてございます。水の水割りと一緒に召し上がっていただきますと、
旧友が数人、我が家に遊びに来ることになった。放課後の教室で取り留めのない話で盛り上がり、将来はどんな仕事をしたいか、とか、この中で誰が一番最初にケッコンして子供を産むのかな、なんてことを、滑稽なくらい真剣に話しあった頃から、もう10年がたつ。今でも話すことは当時とそれほど変わらないけれど、いつの間にか眉の形が変わり、服の選び方が変わり、連絡を取ったり取らなかったりしながらそれぞれに日々を歩んで、「一番最初に赤ちゃんを産むのは誰か」という問いにも、数ヶ月前とうとう、答えが出た。その赤ちゃんもうちに来てくれることになった。 滅多にない来客、初めて迎える赤ちゃんに、ちょっと緊張。掃除機を念入りにかけ、カーペットを洗ってお迎えの準備。お昼をうちで食べてもらうことにして、タカハシにカレーとナンを発注。サラダくらいは自分で作ろうと思ったけれど、結局料理は全部タカハシに押し付けてしまった。窪橋らくちん。
Toy Knits: More Than 30 Irresistible and Easy-To-Knit Patterns 作者: Debbie Bliss出版社/メーカー: Griffin発売日: 1995/09/15メディア: ペーパーバック購入: 2人 クリック: 2回この商品を含むブログ (15件) を見る イギリスのニットデザイナーDebbie Blissさんによる、編みぐるみと、おもちゃ。 全作品、ニットパターン付き。 収録作品(目次より): Large Teddy in Sailor Outfit Small Teddy with Sweater and Wellingtons Sailor Doll Pirate Rat Small Rabbit with Sweater Farm Play Mat Sheep Pig and Piglets (私が編んだものは→こちら)
どうも窪橋です。 マニアックすぎるかと心配していた前回の記事がこのブログ始まって以来の集客率を記録したので*1、「大手が跋扈するブロゴスフィア…これからアツいのはニッチ!」と思い込みました。間違ってない。多分間違ってない。 本日は編み物の話題を一つ。 ◇◇◇◇◇ 「たた&たた夫の編み物入門」という、編み物初心者を立派な編み物野郎に育て上げてくれる素晴らしいサイトがある。ウィットに富んだ文章で、わかりにくい細かい技法まで丁寧に解説してくれる、ありがたーいサイトだ。 そう、まるで、おしゃべり好きの先生が、隣に座って教えてくださっているような。難しいところで励ましてくれたり、愛好家ならではのネタの応酬にニヤッとさせられたりするような。 おかげで、裏編みがド下手だった私が、いつの間にか編み込みの手袋も編めるようになっていた。 たた&たた夫先生はすごいのだ。 ある日、たた&たた夫先生が笑顔で「そうそ
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