県立図書館が24日から書庫公開 県立図書館は24日正午から、これまで一般の立ち入りを制限していた書庫の公開を始める。閲覧できる蔵書は約54万冊と従来の約4倍に増える。同館は「これだけの蔵書を一般公開する図書館は全国でも数えるほどしかない。多くの本の中からお気に入りの1冊を探してほしい」としている。 1915年に開館した同館の蔵書は約70万冊。このうち閲覧室で一般公開しているのは約13万冊にとどまる。 これまで書庫は資料保存のために立ち入りを制限し、職員が来館者の求めに応じて蔵書を探し出していた。公開により、利用者が直接探せるようになる。古文書など貴重な資料を除き、約41万冊を収めたスペースが自由に閲覧できるようになる。 安藤哲也館長は「100年近い伝統の蓄積を直接見てもらい、背表紙を眺めて本を選ぶ楽しさを味わっていただきたい」としている。 同館は書庫の一般公開に合わせ、書架の整理